東京オペラシティ B→C 中島裕康(箏) 2021/01/07 時代やジャンルを超えて、魂の宿る音楽を 21世紀の音楽界に新風を吹き込む奏者の登場である。2010年の片岡リサ以来2人目の箏曲でのB→C出演となる中島裕康は、学校の鑑賞授業で箏曲の魅力にめざめ、東京藝術大学附属高校に進学。もともとドビュッシー、ラヴェルらにも魅せられていた中島は、作曲科の新作初演にも足を運ぶようになり… 続きはこちら→
岸上 穣(ホルン) 2020/10/06 “二刀流”の名手が挑む難曲揃いのプログラム 30代半ばながら、東京都交響楽団で10年以上のキャリアをもつホルン奏者の岸上穣が東京オペラシティのB→Cに出演。前半では、なんとナチュラルホルンも披露する。 「オケの生活に慣れてきて将来を考える余裕がでてきた頃に、山形交響楽団のブラスセクションが古楽器で演奏しているのを知っ… 続きはこちら→
東京オペラシティ B→C 勝山大舗(クラリネット) 2020/04/24 クラリネットで拓く時空を超えたプログラム 東京オペラシティの名物企画「B→C バッハからコンテンポラリーへ」、その第222回に登場するのは都響のクラリネット奏者、勝山大舗。 プログラムは多彩だ。前半のコンセプトは「対話」。バッハの時代にクラリネットはまだない。そこで選ばれたのが無伴奏フルートのためのパルティータ イ… 続きはこちら→
東京オペラシティ B→C 塙 美里(サクソフォン) 2020/01/06 「鳥」をメインテーマに時空を超えた音楽の旅 天空を自在に舞う、時を告げる、さらにミステリアスな鳴き声で魅了する…。鳥の姿や鳴き声、営みを鮮やかに描きだそうとする異色のコンサートである。 フランスで学んだ気鋭の奏者、塙美里がB→Cに登場。バッハから現代まで、鳥がテーマの作品を中心に意欲的なプログラムを組んだ。2曲をの… 続きはこちら→
東京オペラシティ B→C 伊藤美香(ヴィオラ) 2019/10/29 邦人作品の紹介に情熱を傾ける開拓者 現代の音楽や日本人作品の演奏に情熱を注ぐといっても、ヴィオリストの伊藤美香ほど徹底している奏者は稀少だろう。ヴィオラの楽曲はもちろんのこと、日本の知られざる作品を幅広く取り上げる「オーケストラ・トリプティーク」の団長を務めるなど、ソロ作品から大曲まで、あらゆる日本の作品の紹介に尽力… 続きはこちら→
成田達輝(ヴァイオリン) 2019/09/24 不可能と思える選曲を超えることで次の風景や目標が見えてくる ヴァイオリニストの成田達輝が、東京オペラシティの人気リサイタル・シリーズ「B→C(バッハからコンテンポラリーへ)」に登場していなかったとは驚きだ。登場するアーティストの演奏はもちろん、プロデューサー的な才能も楽しめるこのシリーズだが、音楽家として新しい段階へ… 続きはこちら→
東京オペラシティ B→C 黒岩航紀(ピアノ) 2019/04/24 多様なソノリティを堪能できる一夜 東京音楽コンクールや日本音楽コンクールで優勝したのち、現在はソロやオーケストラとの共演に加え、伴奏や室内楽にも同等の力を注ぐ黒岩航紀。同世代のトッププレイヤーからのオファーが多いことからも、彼がどれほど安定感のあるピアニストとしての信頼を勝ち得ているか明らかだ。 そんな黒岩が、東京… 続きはこちら→
東京オペラシティ B→C 茨木智博(オカリナ) 2019/03/26 楽器のイメージを覆す表現力と超絶技巧 オカリナをアマチュアの趣味やヒーリング音楽で吹かれる楽器だと思っている人ほど、この演奏会に衝撃を受けることになるだろう。20年以上の歴史をもつ「B→C」シリーズにオカリナ奏者が初登場。茨木智博の演奏を聴けば、誰もがその表現力と可能性に驚かざるを得ないはず。なんてったってモーツァル… 続きはこちら→
佐藤彦大(ピアノ) 2019/02/28 バッハからコンテンポラリーを経由してラフマニノフへ 日本音楽コンクール優勝をはじめ、内外の輝かしいコンクール歴をもち、ソロやオーケストラとの共演でも活躍中の佐藤彦大が東京オペラシティの「B→C」シリーズに登場する。 「幼稚園でオルガン伴奏の讃美歌をうたったことから音楽に関心をもつようになりました。ピアノを始めたのは小… 続きはこちら→
東京オペラシティ B→C 安達真理(ヴィオラ) 2019/01/29 超絶的な現代曲を一挙公開 ヴィオラの限界に挑む…まさしくそれが東京オペラシティ「B→C」の安達真理のステージだ。彼女は、日欧でソロと室内楽活動を行うほか、インスブルック響副首席やバンベルク響客演首席奏者を務め、現在はP.ヤルヴィ率いるエストニア祝祭管でも活躍している。 本演目を安達自身の言葉と共に紹介すると、“B”… 続きはこちら→