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ファジル・サイ(ピアノ/作曲)

異能の音楽家が自作のシンフォニーついて語る  類まれなる才能を発揮し、ピアニストとして作曲家として世界各地で活発な活動を展開しているファジル・サイが、自作の交響曲第2番「メソポタミア」の日本初演を「ファジル・サイ&新日本フィルハーモニー交響楽団」で行う。サイは同公演でベートーヴェン「皇帝」のソリストも務め、「メソポタミ…

山中千尋(ピアノ)

ジャズに生まれ変わったクラシックの名曲たち  ニューヨークを拠点に活躍するジャズ・ピアニストの山中千尋が、クラシック曲を斬新にアレンジし、自身のトリオで演奏したアルバム『ユートピア』をリリースした。桐朋学園大学を経てバークリー音楽大学に留学、高度な技術に裏打ちされたプレイでファンを魅了する山中だが、当盤はあらゆる音楽や…

加藤訓子(パーカッション)

究極のドラミングを求めて〜世界初!ライヒのドラミングを一人で多重録音  2011年のアルバム『kuniko plays reich』で、ライヒの「カウンターポイント」シリーズ3作品を打楽器用にアレンジし、多重録音によって新たなる作品像を聴かせた加藤訓子。その後もペルト、クセナキス、バッハを発表したLINN RECORD…

青木涼子(能アーティスト)

スペイン現代音楽と能・謡による新たな創造  「日の出づる国」日本と「太陽の沈まぬ国」スペイン。両国の外交関係樹立150周年を記念して、「果てから果てへ」と題されたコンサートが開かれる。スペイン大使館が選んだ二人の優れた現代作曲家、ホセ・マリア・サンチェス=ヴェルドゥとブルーノ・ドッツァが、この日のために新作を書き下ろす…

カタリーナ・ボイムル(ショーム/カペラ・デ・ラ・トーレ主宰)

古楽界に新風を吹き込む管楽器主導のアンサンブル  中世・ルネサンス時代の器楽を専門とするアンサンブルといえば、サヴァール&エスペリオンⅩⅪやプルハー&ラルペッジャータなどが思い浮かぶが、これまでは通奏低音奏者が率いる形が多かったように思う。一方、ドイツの古楽集団カペラ・デ・ラ・トーレは2005年にショーム奏者のカタリー…

長富 彩(ピアノ)

渾身のラフマニノフ、そして数々の名曲たちに浸る一日  近年ますます成熟を深めているピアニストの長富彩が、11月2日に浜離宮朝日ホールにて昼・夜2回公演のリサイタルを行う。ランチタイムは「古典派からロマン派への転遷」と題された名曲プログラム、そして夜はオール・ラフマニノフ・プログラムだ。 「年に一度は、いつもより重い課題…

川畠成道(ヴァイオリン)

バッハの無伴奏を録音することは10年前から決めていました  1998年3月に小林研一郎指揮の日本フィルハーモニー交響楽団とメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を弾いてデビュー。活動20周年を迎えた川畠成道が記念アルバムに選んだのは、「ヴァイオリン音楽の原点であり最高峰」と語るJ.S.バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタと…

吉井瑞穂(オーボエ)

世界的に活躍する名手が古楽奏者との共演で聴かせるバロックの世界 昔からバロックは大好きだったんです  ベルリン・フィルのエキストラ奏者等を経て、現在はマーラー室内管弦楽団の首席の任にあり、これまでに共演した指揮者はアバド、ヴァント、アーノンクール、ラトル。その上、世界の名だたるホールでリサイタルやスター音楽家たちとの共…

藤井むつ子(マリンバ/サヌカイト)

邦人マリンバ作品のエッセンスをお届けします  マリンバ奏者として、長きにわたり活躍を続けている藤井むつ子。数年ぶりとなるリサイタルでは、1350万年ほど前の太古の石であるサヌカイトの響きが現代に甦る。讃岐産の石からできた透明な響きのサヌカイトを使った楽器、そしてマリンバを軸に展開する待望のコンサートである。今回は共に打…

宮田 大(チェロ)

 多士済々の日本のチェロ界を牽引する若きトップランナー宮田大が、一昨年に続いて無伴奏作品のみを集めたリサイタルに挑む。最も重点を置くのが“無音”だ。 「作曲家が書いた休符の表現を大切にしたいなと思っています。映画で、スローモーションになって音が消える瞬間と同じような感覚。時間が止まるような、あの緊張感が無伴奏の魅力です…