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工藤重典(フルート)

イベールの名協奏曲をハイスペック録音でリリース  フルートの工藤重典がイベールの協奏曲を録音した。フルートの名協奏曲。これが初録音というのはやや意外な気も。 「何十回も演奏していますが、協奏曲の録音は、指揮者、オーケストラなど、いろんな条件が揃わないと実現しません。そのなかで、ランパル先生も普及に寄与したイベールの協奏…

ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)

リートの名手が札響と挑む深淵なマーラーの世界  恒例の札幌交響楽団東京公演。今年は現代を代表するドイツ歌曲の際立った表現者、ディートリヒ・ヘンシェルがマーラーの「亡き子をしのぶ歌」を歌う。  この「悲痛なテーマに貫かれた、きわめてセンシティブな音楽」(ヘンシェル)は、わが子を亡くした実体験に基づくリュッケルトの詩による…

蒲生克郷 & 花崎淳生(ヴァイオリン/エルデーディ弦楽四重奏団)

結成30年を経て、ますます“深化”するカルテット  東京藝術大学出身者である蒲生克郷、花崎淳生(以上ヴァイオリン)、桐山建志(ヴィオラ)、花崎薫(チェロ)の4名で結成されたエルデーディ弦楽四重奏団。彼らは2005年から第一生命ホールの「クァルテット・ウィークエンド」に出演し、ベートーヴェンやハイドンを中心に意欲的なプロ…

ラファエル・アギーレ(ギター)

色彩感あふれるスペイン音楽の世界  いまやスペインを代表するギタリストとして世界で活躍するラファエル・アギーレ。2月に行われる日本でのリサイタルでは、母国の名作を中心にしたプログラムを用意してくれた。  「今回の日本でのリサイタルではスペインの“パーティー(fiesta)”をお届けしたいと考えました。その理由は、スペイ…

カルテット・アマービレ(弦楽四重奏団)

室内楽の魅力伝える新企画、初回は大家2人を迎えて  国内だけでも次々と登場する若い世代の弦楽四重奏団だが、2016年に「ARDミュンヘン国際音楽コンクール」弦楽四重奏部門で第3位および特別賞を獲得した「カルテット・アマービレ」も、注目したいグループだろう。現在のメンバーになってからわずか一年で同コンクールへ挑戦した彼ら…

小曽根 真(ピアノ)& 児玉 桃(ピアノ)

2人のピアニストと打楽器奏者が繰り広げるスリリングなステージ  小曽根真と児玉桃。ジャズとクラシック、それぞれの感性とともにガッチリ組み合った2台ピアノで、初共演以来、刺激的な名演を生んできた。  そんな二人による今度のツアーのメインは、バルトーク「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」。小曽根は2016年にオーケストラ…

河野智美(ギター)& 八木大輔(ピアノ)

華麗なるコンチェルトのジョイントステージ  ギターとピアノの人気の高い協奏曲を一夜で聴く、という魅力的なコンサートが開催される。題して「協奏曲の夕べ〜情熱のアランフェス × 輝きのモーツァルト」。ギターは国内外のコンクールで優勝&入賞に輝き、スペインでも活動を展開している河野智美によるロドリーゴ「アランフェス協奏曲」と…

アレクサンドル・デスプラ(作曲)

映画音楽の巨匠が川端文学をオペラ化、いよいよ日本初演!  たとえば、さざ波や雫などを思わせる音型、ノスタルジーや抒情性あふれる旋律が記憶に残る「シェイプ・オブ・ウォーター」——知ってか知らずか、数々のアレクサンドル・デスプラの映画音楽を耳にしたことのある人は多いだろう。グラミー賞の映像音楽部門やアカデミー賞作曲賞などメ…

三界秀実(クラリネット)

クラリネットの響きの違いを存分に味わえる一枚   東京都交響楽団の首席クラリネット奏者として活躍し、「トリトン晴れた海のオーケストラ」にも参加、また、ソロでもアンサンブルでも活動を続ける三界秀実が2枚目となるソロ・アルバムをリリースする。題して『アーベントリート』。ロマン派の作品を中心に収録した。 「このアルバムを作ろ…

尾高忠明(指揮)

満を持してブルックナーの3番に挑む  この7月末に病気休養から復帰後、8月にはBBCプロムスの32回目(!)の出演で英国に渡るなど、順調な活動を続ける尾高忠明。来る1月には大阪フィルの東京定期演奏会を指揮する。  2018年から音楽監督を務める大阪フィルとのコンビは、幾多の公演で高い評価を獲得。特に19年の合唱作品と交…