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高橋悠治(作曲/ピアノ)

思索で紡ぐアンソロジー  80歳を超えてなお、作曲・ピアノで瑞々しい活動を続ける高橋悠治。今年3月に浜離宮朝日ホールで行われたリサイタルのライヴによる新譜『ことばのない詩集』は、ハンガリー出身のチャポー・ジュラ(1955-)の「『優しいマリア』変奏曲」を軸にしたスリリングな選曲だ。  高橋とこの異才との出会いは10年ほ…

アラベラ・美歩・シュタインバッハー(ヴァイオリン)

音楽の時代をめぐる芸術の旅  アラベラ・美歩・シュタインバッハーが5年ぶりにトッパンホールでリサイタルをひらく。今回はバッハ「ソナタ ト短調 BWV1020」とアルヴォ・ペルト「フラトレス」を中心にプログラムを組んだ。 「バッハとペルトの作品は、時代はまったく違うのですが、“聖なる音楽”ということで共通しています。ペル…

宮本笑里(ヴァイオリン)

美しい小品とバッハの無伴奏をツアーで披露  2007年のデビューから12年。昨年7月には初となる全編クラシックのアルバム『classique(クラシーク)』をリリースし、自身の音楽表現を深めているヴァイオリニストの宮本笑里。今年10月から11月にかけては全国5ヵ所を巡るリサイタルツアーが予定されている。親しみのあるヴァ…

三浦はつみ(オルガン)

親密な空間でオルガンの神々しい響きに身も心もゆだねる  横浜みなとみらいホール開館以来のホールオルガニストを務める三浦はつみが、同じ横浜の神奈川県民ホールに登場。「時を超えて─天への扉」と題してリサイタルを開く。県民ホール(小ホール)は、1974年に公立ホールとしては初めてオルガンを設置した。 「横浜みなとみらいホール…

小林愛実(ピアノ)

モーツァルトは自分になじみ、自信の持てる作曲家の一人です  “神童”として早くから注目され、すでに盛んに演奏活動を行う中、高校3年でカーティス音楽院に留学した小林愛実。2015年にはショパン国際ピアノコンクールに挑戦してファイナリストとなった。現在23歳、ピアニストとして多様な経験を重ね、着実に音楽性を育んでいる。  …

樫本大進(ヴァイオリン)

“最強の”バロック・アンサンブルと共に  名門ベルリン・フィルの精鋭を中心に組織され、モダン楽器の特性を生かしつつ、ピリオド奏法を採り入れた鮮烈なサウンド創りで“最強のバロック・アンサンブル”とも称される「ベルリン・バロック・ゾリステン(BBS)」。初夏の日本で敢行するツアーのソリストには、ベルリン・フィル第1コンサー…

柴田智子(ソプラノ)

次代へ伝えたいフォルクローレの名曲たち──フィンジ〈武器よさらば〉を中心に  クラシカル・クロスオーヴァー歌手の草分け的存在であり、ジャンルの垣根を越えて“うた”に新たな生命を吹き込むソプラノ、柴田智子。ニューヨークを本拠地としてアメリカ音楽の魅力を伝える第一人者としても知られる彼女だが、6月のソロ・コンサートでは「ソ…

木下牧子(作曲)

創作活動の原点―オーケストラ作品による個展を開催  作曲家、木下牧子の作品展が6月に開催される。1999年の第1回「歌曲の夕べ」から、毎回異なる編成でプログラムを組み、今回(第5回)は、オーケストラ作品を特集する。合唱界で絶大な人気を誇る木下だが、学生時代からオーケストラ曲を継続的に発表し、それが作曲家としての原点であ…

笛田博昭(テノール)

最高の声が最高に熟したタイミングで、最高の伴奏者と  不思議な縁だ。筆者はこのインタビューの依頼を受ける直前まで、あるホールで笛田博昭の歌に酔っていた。倍音を伴った圧倒的で質感の高い響きから整ったフォームまで、すべてが従来の日本人テノールを超えている。リサイタルが待ち遠しい──と思った矢先、当人に抱負を聞く任を賜ったの…

川田知子(ヴァイオリン)

バッハ体験の先にテレマンが見えてきた  2017年にバッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」の全曲録音を完結させた川田知子が、この6月に昼夜一日で同曲を全曲演奏する。 「バッハの無伴奏作品は、ヴァイオリニストなら誰でも演奏しなければならない曲です。私も10歳くらいからソナタを弾き始め、コンクールなどで…