トピックス

追悼 ミレッラ・フレーニ(1935-2020)

「成功というのは、劇場で喝采を受けるだけではありません。自分の中でバランスを保つことです。私はそれを見つけました! 自分の中に調和があって、自分を愛している。これが最高の成功です。私は歌う時、みなさまにこのことを伝えたいと歌っているのです」  ミレッラ・フレーニには3度インタビューする機会に恵まれた。いつも穏やかで気取…

加納悦子、佐藤俊介が芸術選奨を受賞

 令和元年度(第70回)芸術選奨の受賞者が発表され、音楽部門では、文部科学大臣賞にメゾソプラノの加納悦子と都山流尺八の野村峰山が、文部科学大臣新人賞にヴァイオリンの佐藤俊介がそれぞれ選ばれた。舞踊部門では、バレエダンサーの島添亮子と米沢唯が文部科学大臣賞を、秋元康臣が文部科学大臣新人賞を受賞した。  加納は、オペラ・オ…

第68回「尾高賞」に細川俊夫

 第68回「尾高賞」の受賞作品が、細川俊夫の「オーケストラのための『渦』」(2019)に決定した。  「尾高賞」は、NHK交響楽団専任指揮者であった故・尾高尚忠が生前に遺した功績を讃え、1952年に同楽団によって制定された作曲賞。邦人作曲家による優れたオーケストラ作品に授与される。受賞作は、オーケストラが響きの渦を形成…

第21回 ホテルオークラ音楽賞に藤田真央と服部百音

 ピアノの藤田真央とヴァイオリンの服部百音が第21回 ホテルオークラ音楽賞の受賞者に決定した。同賞は、将来を嘱望される音楽家の支援を目的としてホテルオークラ東京が1996年に創設。毎年2組の音楽家に授与されている。  藤田は、2019年のチャイコフスキー国際コンクールピアノ部門で第2位に入賞。17年のクララ・ハスキル国…

大西宇宙と小林道夫が第30回 日本製鉄音楽賞を受賞

 第30回 日本製鉄音楽賞(旧・新日鉄住金音楽賞)の受賞者が発表され、フレッシュアーティスト賞に大西宇宙(バリトン)、特別賞に小林道夫(ピアノ/チェンバロ)が選ばれた。同賞は、日本の音楽文化の発展と将来を期待される音楽家の活躍を支援する目的で、1990年に設けられた。  大西は、85年東京生まれ。武蔵野音楽大学卒業、同…

追悼 ハリー・クプファー

In Memoriam Harry Kupfer 1935-2019  2019年12月30日、演出家ハリー・クプファーが84歳で亡くなった。オペラ上演にリアリティを持たせることを意図して、演出家ヴァルター・フェルゼンシュタインが提唱した「ムジークテアター」派のエース的存在として、ゲッツ・フリードリヒと並んでの活躍は、…

訃報:ピーター・ゼルキン氏

 現代を代表するアメリカのピアニスト、ピーター・ゼルキン氏が2月1日、ニューヨークの自宅にて膵臓がんのため死去した。72歳。  1947年生まれ。大ピアニスト、ルドルフ・ゼルキンを父に持ち、母方の祖父も往年の名ヴァイオリニスト、アドルフ・ブッシュという音楽一家に生まれたゼルキンは、父とミエチスラフ・ホルショフスキにピア…

N響が2020-21シーズン定期公演プログラム発表

 NHK交響楽団が2020-21シーズン(2020年9月〜21年6月)定期公演のプログラムを発表した。シーズン開幕は、首席指揮者のパーヴォ・ヤルヴィによるマーラーの交響曲第3番(2020.9/12,9/13)。ヤルヴィはその他、オール・バルトーク・プロ(9/18,9/19)、ブルックナーの交響曲第0番&ヒンデミット「画…

【追悼】ペーター・シュライヤー

In Memoriam Peter Schreier 1935-2019  20世紀を代表するリリック・テノール、ペーター・シュライヤーが昨年12月25日にドレスデンで亡くなった。享年84。天性の美声の上に、正確な音程で、イントネーションもフレージングも清潔。その声を生かしたバッハ、モーツァルト、シューベルトで数々の名…

広島交響楽団ラインナップ記者発表

 広島交響楽団が昨年12月23日、都内で2020年度ラインナップ記者発表を行い、音楽総監督の下野竜也、作曲家の藤倉大らが出席した。  昨年は、ワルシャワで14年ぶりの海外公演を実施するなど、楽団にとって充実の一年となった。被爆75年を迎える今年、「“讃” 〜平和を讃えて〜」をテーマに掲げる。第400回を迎える5月の定期…