トピックス

演出家・田尾下 哲がオペラ《セヴィリアの理髪師の結婚》映像配信について語る(1)

 2016年に初演、翌17年に再演を行った田尾下哲シアターカンパニーによる《セヴィリアの理髪師の結婚》。ボーマルシェの連作小説に基づくロッシーニ《セヴィリアの理髪師》とモーツァルト《フィガロの結婚》をひとつなぎにしたオリジナルストーリーは大好評を博した。この4月には再々演が予定されていたのだが、新型コロナウイルス感染拡…

いのちを ささえる うた と ことば 新垣 勉トークリサイタル

 生きるということ、そして文化とは何か、ということに否応なしに注意を向けることになった2020年。新型コロナウイルスの流行によって、様々な文化イベントは中止や延期に追い込まれたが、それが逆に、あらためて文化の大切さを教えてくれた。ひとつの歌が心の支え、慰めになったという方も多いのではないだろうか。  公益財団法人住友生…

N響首席ホルン、福川伸陽が1人最大八重奏でスクリーンミュージック!

 NHK交響楽団首席ホルン奏者、福川伸陽がとんでもないディスク、『孤高のホルン 映画の世界 ABSOLUTELY FUKUKAWA』(キングレコード)を完成した。収録したのはジョン・ウィリアムズの『スター・ウォーズ』組曲と『ジュラシック・パーク』、アラン・シルヴェストリの『フォレスト・ガンプ』組曲、ジェームズ・ホーナー…

【ゲネプロレポート】グランドオペラ共同制作《トゥーランドット》

「オペラが帰ってきた!」ことを実感できる絢爛たる舞台、声、ダンス  プッチーニの絶筆となったオペラ《トゥーランドット》。アリア〈誰も寝てはならぬ〉の存在と相まって知名度の高い人気作だが、なかなか複雑な作品である。女奴隷のリューが主人のカラフを守るために自害する場面までを作曲してプッチーニが急死してしまい、残りはアルファ…

【ゲネプロレポート】新国立劇場の新シーズンが《夏の夜の夢》で開幕!

オペラになったシェイクスピアの傑作喜劇  いよいよ、この10月から新シーズンの開幕にあわせ、新国立劇場のオペラ公演が戻ってくる。オペラに先立ち10月2日からは中劇場で演劇(シェイクスピア『リチャード二世』)が幕を切り、オペラは10月4日にブリテンの《夏の夜の夢》が初日を迎えた。  昨シーズンは2月16日に上演したロッシ…

都響も演奏会の有料ライブ配信開始!

初回は「矢部達哉ソロ・コンサートマスター就任30周年」スペシャルで大野和士指揮  東京都交響楽団(都響)がついに、新型コロナウイルス感染症対策による販売座席数の削減を受け、急速に普及したコンサートのライブ配信(有料)に参入する。初回は9月16日19時、サントリーホールで開催する「都響スペシャル2020(9/16)」。都…

ミラノ・スカラ座 大聖堂から捧げるレクイエム

世界が注目する平和の祈りのコンサート 〜ヴェルディの鎮魂歌の精神性が比類なく掘り下げられるまたとない機会  パンデミックが収まらず先が見通せないなか、ミラノ・スカラ座はひとまず秋のシーズンの開催を発表した。その皮切り、すなわちロックダウン解除後の初公演が、9月4日、ドゥオモ(大聖堂)で演奏されるヴェルディのレクイエムで…

ダンスファン必見!金森穣とNoismが「サラダ音楽祭」に登場〜オーケストラをバックにダンスを披露

 2020年9⽉5⽇〜6⽇、東京芸術劇場/池袋エリア(周辺施設)で「サラダ音楽祭」(正式名称=「TOKYO MET SaLaD MUSIC FESTIVAL 2020」)が催される。18年より東京都と東京都交響楽団が東京芸術劇場および豊島区と連携して実施しており、コンセプトは「Sing and Listen and D…

【動画追加】未来のマエストロのタクトに思いを託して〜 若手指揮者のための試演会開催

 新型コロナウィルスの影響を受け続けるクラシック音楽界だが、各団体が様々な方法論を模索しながら活動が再開しつつある。しかし、いまだ厳しい状況下にあるのが、これから芽を出すべき若手音楽家たちで、彼らが学び、経験を積む場が激減している。殊に若き指揮者にとっては深刻で、大勢を相手に実地の訓練を重ねる機会がほぼ無くなっているの…

オペラへ行こう! 動き出す日本のオペラ界

 日本のオペラ公演は、新型コロナウイルス感染症のため、この2月以降まったく上演されなくなってしまった。劇場という「三密」の空間と「歌う」という行為が危険視されたためだ。この間オーケストラや合唱団が実験を繰り返し、安全対策ガイドラインが設定されるなど、クラシック業界は一丸となってコンサートの再開に向けて進んできた。そして…