インタビュー

東 誠三(ピアノ)

心の奥底に響くラフマニノフとシューベルトの音楽  音楽のもつ瑞々しい生命力を伝える東誠三のピアノ。聴き手の心を揺さぶる彼の生演奏は、鋭い感性とともに、広く深い見識に裏付けされている。今年のリサイタル冒頭で取り上げるのは「鐘」の通り名でも知られるラフマニノフの前奏曲嬰ハ短調。この短い曲が愛される理由について、東は次のよう…

齋藤真知亜(ヴァイオリン)

真摯に突き詰めた“対話”がここにある  NHK交響楽団のヴァイオリン奏者・齋藤真知亜。昨年末には初の著書『魔境のオーケストラ入門』を上梓するなど、オーケストラ以外でも多様で活発な活動を展開する彼の、2019年にHakuju Hallで開いたリサイタルを収録したCD『鏡の中の鏡』がリリースされる。  リサイタルは1999…

トビアス・ヴァン・デア・パルス(チェロ) & 崔 文洙(ヴァイオリン)

音楽史に埋もれた作曲家の出世作を新日本フィルが日本初演!  4月17、18日、すみだトリフォニーホールで上岡敏之指揮、新日本フィルハーモニー交響楽団により、レオポルド・ヴァン・デア・パルス(1884-1966)の交響曲第1番が日本初演される。公演を前に、作曲者の兄弟のひ孫で、チェリストのトビアス・ヴァン・デア・パルスが…

スペランツァ・スカップッチ(指揮)

プッチーニが書いた通りのテンポで演奏するとドラマがますます生きてきます  近年クラシックの音楽界でも女性指揮者の活躍が目立つようになってきた。その中でも世界の劇場で著しい活躍をしているのがスペランツァ・スカップッチだ。ヨーロッパ、アメリカ、アジアと世界を駆け巡っている彼女が今年の東京・春・音楽祭に登場し、プッチーニのオ…

高橋優介(ピアノ/作曲/編曲)

コンポーザーピアニスト2人が合体、最強ユニットここに出現!  高橋優介は、上野学園高等学校を経て同大学音楽学部音楽学科演奏家コース、同大学専攻科で研鑽を積んだピアニスト。第10回東京音楽コンクールピアノ部門で18歳にして第1位及び聴衆賞を受賞し、注目を集めた。現在、ピアノソロはもちろん、アンサンブル奏者としても活躍して…

上原彩子(ピアノ)

2022年のデビュー20周年に向けて新たな一歩  10歳の時からロシア人の名教師ヴェラ・ゴルノスタエヴァ女史の教えを受け、2002年のチャイコフスキー国際コンクールで女性として、またアジア人として初めての優勝を飾って以来、上原彩子といえばチャイコフスキーやラフマニノフなどのロシア音楽を得意とするピアニストというイメージ…

鈴木大介(ギター)

ギターで捧げるシューベルトへのオマージュ  多彩な人である。クラシック・ギタリストとして可能性のあることにはすべてチャレンジしてきた、そんなイメージのある鈴木大介。 「今年、50歳になります。だから、という訳ではなく、これまで何年も自分なりに考えてきたことがありまして、それは例えばギターの奏法の統合であったり、レパート…

佐藤美枝子(ソプラノ)& 西村 悟(テノール)

春の訪れにふさわしい華麗なるデュオ・リサイタル  爽やかな歌のハーモニーが3月のみなとみらいを包み込む。チャイコフスキー国際コンクールの優勝者、ソプラノの佐藤美枝子と、バスケットボールで身体を鍛え、声も歌心も豊かなテノールの西村悟が、ジョイント・リサイタルを開催。プログラムはオペラやミュージカルの名曲に日本語の歌など盛…

上野優子(ピアノ)

CFXで解き明かすプロコフィエフのフランス芸術への憧憬  プロコフィエフが完成させた9曲のピアノ・ソナタを一流メーカー6社のピアノで演奏するという、上野優子による意欲的なシリーズ(全6回)が第3回を迎える。第1回のスタインウェイではソナタの第1、2番を、第2回のファツィオリでは第3、4番を弾いた。今回はヤマハが世界に誇…

シャノン・リー(ヴァイオリン)

仙台国際音楽コンクール最高位の若き才能が放つ煌めく響き  シャノン・リーは、昨年、エリーザベト王妃国際音楽コンクール第4位を経て第7回仙台国際音楽コンクール ヴァイオリン部門で最高位(第2位)を獲得。協奏曲を中心とした課題曲が設定され、コンサートマスターとしての技量も試されるという特色のあるコンクールで快挙を成し遂げた…