インタビュー

神田 将(エレクトーン)

たった一人でオーケストラ作品を奏でる  仙台クラシックフェスティバル(せんくら)に9回目の登場となる神田将。今年もオーケストラ作品を“たった一人”で演奏する。彼が操る楽器とは、エレクトーンである。 「もともとオーケストラが大好きで、指揮者や作曲家に憧れがありました。しかし、自分自身で音を出し、表現するということもしたい…

ハインツ・ホリガー(オーボエ/指揮/作曲)

現代で最も多彩な巨人の全貌を知る  世界的なオーボエ奏者であり、指揮者・作曲家としても現代音楽界を牽引してきた、ハインツ・ホリガーの生誕80年を記念した演奏会が、今秋相次いで開催される。  1959年にジュネーヴ、61年にミュンヘンの両国際コンクールで優勝以後、オーボエ奏者として活動を続け、ヘンツェ、リゲティ、シュトッ…

佐藤俊介(オランダ・バッハ協会音楽監督/ヴァイオリン)

音楽監督として“凱旋ツアー”を敢行  古楽とモダン、両方のフィールドで国際的に活躍する佐藤俊介が昨年6月、100年近い歴史を誇る名門アンサンブル、オランダ・バッハ協会の音楽監督に就任。総勢10人の器楽メンバーを率いて、就任以来初となる日本での“凱旋ツアー”を敢行する。「この“音楽”という世界を、どんどん探検していきたい…

ライナー・ホーネック(ヴァイオリン/紀尾井ホール室内管弦楽団首席指揮者)

ベートーヴェンへの取り組みで示す音楽家としての矜持  紀尾井ホール室内管弦楽団(KCO)が首席指揮者ライナー・ホーネックとの契約を2022年3月まで延長することを発表した。ウィーン・フィルの現役コンサートマスター。17年から3年契約で第2代首席指揮者に就任した。 「一緒の時間を重ねるなかで、私が求めることを言葉やヴァイ…

上野星矢(フルート)

バロック音楽の新しいあり方を求める  フルートの上野星矢が2016年に結成した「東京バロックプレイヤーズ」(TBP)が、元イ・ムジチ合奏団のフェデリコ・アゴスティーニをメイン・ゲストに迎えて公演を行う。TBPのメンバーは古楽演奏にも通じた顔ぶれだが、基本的にはモダン楽器で演奏するグループ。 「今のところはそうですが、そ…

海野幹雄(チェロ)

“歌うチェロ”が心に響く  チェリストの海野幹雄が2008年から続けてきたリサイタル・シリーズが今年で12回目を迎える。昨年の第11回からはイギリスの作曲家ブリテンの3曲ある「無伴奏チェロ組曲」を1曲ずつ取り上げる企画がスタートし、今年はその第2番が演奏される。 「昨年は後期ロマン派から近代までをテーマに、第1番のイメ…

パスカル・ロジェ(ピアノ)

フランス作品に潜む絵画的な色彩感を大切にしたい  フランス音楽が内包する優雅、繊細、洒脱、色彩、精巧などの表現をユーモアとウイット、エスプリを生かしながら奏でるフランスのピアニスト、パスカル・ロジェ。彼は若い頃、ドイツ・オーストリア作品を中心に演奏していた。しかし、近年はフランス作品に回帰して録音も行い、自国の音楽で自…

シュテファン・ヴラダー(ピアノ)

指揮経験を経て、ピアニストとして更なる高みへ  ウィーンに生まれ、オーストリアを代表する音楽家として国際舞台で幅広い活動を展開しているシュテファン・ヴラダー。1985年にベートーヴェン国際ピアノ・コンクールで優勝の栄冠に輝いてからピアニストとして活躍していたが、やがて指揮者としても活動の場が増え、2008年にはウィーン…

熊谷俊之(ギター)

古今のラテン・ギター音楽がぎっしり詰まったアルバム  ウィーン国立音楽大学大学院で研鑽を積み、数多くの国際コンクールに入賞。各国の音楽祭でも好評を博しているギタリスト、熊谷俊之の最新アルバム『トッカータ・ブラジリス』はラテンの響きが魅力的な一枚。注目は、現代ブラジルの作曲家マルロス・ノブレの近作「ソナタ op.115」…

布谷史人(マリンバ)

 ドイツを拠点に演奏活動を展開し、国際的な評価も非常に高いマリンバ奏者の布谷史人が2月に発表したアルバム『マリンバのための協奏曲集』(独OEHMS CLASSICS)が、反響を呼んでいる。「何を演奏すべきか、迷いの中で見つけた答えでもある」という、様式も雰囲気も全く異なる3つの作品。9月には、収録曲を核とした、リリース…