ぶらあぼ2019年5月号

大谷康子(ヴァイオリン)

小林沙羅(ソプラノ)

朴 葵姫(ギター)

ニュース

「東京2020 NIPPONフェスティバル」にドミンゴが出演

 来年の東京オリンピック・パラリンピックにあわせて開催される、公式文化プログラム「東京2020 NIPPONフェスティバル」の記者会見が行われ、クリエイティブディレクターの小橋賢児、箭内道彦やフェスティバルマーク制作者の野老朝雄ら関係者が出席した。  2020年4月から9月にかけて実施される同フェスティバルは、「Blo…

新日本フィル2019/20シーズン記者発表会

 新日本フィルハーモニー交響楽団が、2019/20シーズン(2019年9月〜20年7月)のラインナップについて記者発表会を行い、音楽監督の上岡敏之や理事長の宮内義彦らが出席した。  すでに年間プログラムは昨年11月に速報されていたが、上岡体制4年目となる次シーズンについて、改めて説明が行われた。  例年通り、トパーズ(…

カール・ニールセン国際コンクール 2019 受賞者決定

 WEBぶらあぼでもヴァイオリン部門のネット生中継を実施した、「カール・ニールセン国際コンクール 2019」が3月31日に終了し、ヴァイオリン、クラリネット、フルートの各部門の受賞者が発表された。 【ヴァイオリン部門】 第1位 Johan Dalene (18歳/スウェーデン) 第2位 Marie-Astrid Hul…

【ストリーミング生中継・視聴無料】カール・ニールセン国際コンクール ヴァイオリン部門ファイナル

 カール・ニールセン国際コンクールは1980年にスタートし、ニコライ・シェプス=ズナイダー(1992年ヴァイオリン部門優勝/今回のコンクールの総裁)をはじめ、国際的に活躍するアーティストが入賞者に名を連ねている由緒あるコンクール。  今回は3月23日から31日まで、ニールセンの故郷、デンマークのオーデンスで、ヴァイオリ…

トピックス

ぶらあぼ5月号 訂正とお詫びのお知らせ

『ぶらあぼ』2019年4/18発行 5月号 232ページの公演情報の会場名に誤りがございました。 5/24(金)19:00 ブランデンブルグ国立管弦楽団フランクフルト 公演 会場名: 誤)穂の国とよはし芸術劇場 ↓ 正)ライフポートとよはし 上記の通り訂正し、関係各位にお詫び申し上げます。   ====== …

第18回佐治敬三賞に「第三回 伊左治直 個展〜南蛮劇場」

 第18回(2018年度)佐治敬三賞に「第三回 伊左治直 個展〜南蛮劇場」が決定した。同賞は、公益財団法人サントリー芸術財団により創設。わが国で実施された音楽を主体とする公演の中から、チャレンジ精神に満ちた企画でかつ公演成果の水準の高い優れた公演に贈られる。  芥川作曲賞など多くの受賞歴をもつ伊左治の新作を含む11作品…

高関 健が第50回サントリー音楽賞を受賞

 指揮者の高関健が第50回(2018年度)サントリー音楽賞を受賞した。同賞は、公益財団法人サントリー芸術財団が、1969年の財団設立以来、わが国における洋楽の振興を目的とし、洋楽文化の発展に顕著な功績のあった個人または団体を顕彰し、贈呈している。  高関は、83年ニコライ・マルコ記念国際指揮者コンクール第2位入賞。日本…

第20回ホテルオークラ音楽賞授賞式・受賞記念演奏会

 第20回ホテルオークラ音楽賞授賞式および受賞記念演奏会が、ホテルオークラ東京にて開催され、今年の受賞者であるソプラノの小林沙羅とチェロの岡本侑也が出席した。  小林は「未だに信じられない気持ち。選考理由を読んだときに、私がふだん大事に思って演奏していることがちゃんと伝わっていたのだと思い、嬉しかったです。これからも、…

特集:OPERA ART ACADEMIA2018

【4/21(日)連続開催】「劇場が考えるこれからのオペラ公演」/エピローグ

 演出家・田尾下哲が主宰する「田尾下哲シアターカンパニー」では、主にオペラ歌手やオペラ公演関係者、オペラファンを対象に2018年4月から「OPERA ART ACADEMIA 2018」(以下、OAA)を開催している。  4月21日(日)は、オペラ表現論/トークセッション「劇場が考えるこれからのオペラ公演〜求められる才…

【3/23(土)開催】続・オペラ演技教育を考える〜実践編!

 演出家・田尾下哲が主宰する「田尾下哲シアターカンパニー」では、主にオペラ歌手やオペラ公演関係者、オペラファンを対象に2018年4月から「OPERA ART ACADEMIA 2018」(以下、OAA)を開催している。  3月23日(土)は、演出家・家田淳とファイト・ディレクターの新美智士をゲストに迎え、演出の視点から…

【3/12(火)開催】観客席から考えるオペラ〜ジャーナリストトーク〜

 演出家・田尾下哲が主宰する「田尾下哲シアターカンパニー」では、主にオペラ歌手やオペラ公演関係者、オペラファンを対象に2018年4月から「OPERA ART ACADEMIA 2018」を開催している。  3月12日(火)のオペラ表現論/トークセッション「観客席から考えるオペラ 〜ジャーナリストトーク〜」では、池田卓夫…

【2/13(水)開催】宮本益光が歌をまじえたオペラトークを披露

 演奏活動に留まらず、作詞、訳詞、執筆、演出など、多才な活動で知られ、バリトン歌手の「王子」との異名をもつ宮本益光が、2月13日、東京・幡ヶ谷で歌をまじえたオペラトークを行う。  演出家・田尾下哲が、オペラ歌手やオペラ公演関係者、オペラファンなどを対象に昨年4月から開催している「OPERA ART ACADEMIA 2…

インタビュー

アンナ・フェドロヴァ(ピアノ)

   ウクライナ出身のアンナ・フェドロヴァは、数々のピアノコンクールにて優勝経験を持ち、オランダを拠点に国際的な活動を展開している逸材。今年の3月には、湯浅卓雄の指揮で神奈川フィルハーモニー管弦楽団とマイケル・ナイマンのピアノ協奏曲を演奏し、国内でも注目を集めたばかりだ。 「ナイマンのコンチェルトでは、もちろ…

小林研一郎(指揮)

 日本とハンガリーの外交関係開設150周年を迎えた今年、様々な記念文化事業が行われている。そのハイライトとも目されるのが、1945年ハンガリー国営鉄道設立のハンガリー・ブダペスト交響楽団(MÁVブダペスト交響楽団、以下MÁV)来日公演である。9公演にも及ぶツアーを率いるのは我らがマエストロ小林研一郎。同団に客演を重ね、…

工藤重典(フルート)

 フルート界のトップランナー工藤重典が新譜『牧神の午後への前奏曲〜フルート・アンサンブルの愉しみ〜』をリリースした。工藤のソロによる「牧神」が初録音だというのもやや意外だったが、一方の注目が、ヴィヴァルディ「4本のフルートのための協奏曲」や、ハチャトゥリアン「剣の舞」など、収録8曲中6曲がフルート・オーケストラでの演奏…

花房晴美(ピアノ)

 日本を代表するピアニストであり、華麗な演奏によって多くのファンをもつ花房晴美。パリで長く学び、エリーザベト王妃国際コンクール他、数々の国際コンクールに入賞。現在も国際的な演奏活動を活発に展開中で、2010年からは「パリ・音楽のアトリエ」と題したコンサートシリーズを開催している。今年3月には、日本デビュー40周年を迎え…

葵トリオ

 昨年9月、超難関・ミュンヘン国際音楽コンクールのピアノ三重奏部門で優勝し、一躍、世界中の注目を集めてから約半年。ピアノ秋元孝介、ヴァイオリン小川響子、チェロ伊東裕による「葵トリオ」が、ハイドンとシューベルトを収録した新譜(マイスター・ミュージック)をリリースする。「この3人でなければ、常設団体でなければ、聴かせられな…

大谷康子(ヴァイオリン)

 キエフ国立フィルハーモニー交響楽団と共演を重ねるなど、大谷康子の最近の国際的な活躍は目覚ましい。「今が青春のまっただ中」と語る彼女の新企画は、パリ音楽院教授で世界の名だたる演奏家と共演を重ねるピアノの名手、イタマール・ゴランと全国都市を巡るデュオ・リサイタル。航空事故により30歳で早世した天才ヴァイオリニスト、ジネッ…

注目公演

第24回 宮崎国際音楽祭

 音楽の花の咲き乱れる季節が、南国・宮崎へ再び巡ってくる。1996年に、ヴァイオリンの巨匠・故アイザック・スターンが内外の一流演奏家たちと紡いだ、瑞々しい響きと共に始まった「宮崎国際音楽祭」。24回目となる今年も、我が国を代表する名ヴァイオリニスト・徳永二男を音楽監督に、やはりヴァイオリンの名匠でこの音楽祭の“常連”、…

東京フィルハーモニー交響楽団 渋谷の午後のコンサート。 2019-20シーズン

 最近、活況を呈しているのが平日昼間のオーケストラ公演。平日夜や週末よりも、平日の昼のほうが出かけやすい。家庭や仕事の事情でそんなライフスタイルを送る人々は決して少なくない。  東京フィルが2019-20シーズンから新たにスタートさせる「渋谷の午後のコンサート。」も平日昼のシリーズだ。会場はBunkamuraオーチャー…

軽井沢大賀ホール 2019春の音楽祭

   日本が大きな時代の転換期を迎える4月から5月。今年の大型連休をどう過ごそうかと思っている方へ、リゾート地に滞在して毎日を最高級の音楽で楽しむというプランはいかがだろうか。多くの観光客で賑わう軽井沢において、クラシックを中心に多くのコンサートを行ってきた軽井沢大賀ホールが舞台となり、一流の音楽家たちによる…

アレクサンドル・ラザレフ(指揮) 日本フィルハーモニー交響楽団

   来たる5月、日本フィル定期に“将軍”アレクサンドル・ラザレフがやってくる。今回の演目はユニークで、メトネルのピアノ協奏曲第2番とマスカーニのオペラ《カヴァレリア・ルスティカーナ》(演奏会形式)という、意表を突くカップリング。同団ウェブサイトによると、メトネルを提案した際にラザレフからこのオペラを推され、…

Nコン2019 全日本合唱コン × 東混

 老舗プロ合唱団・東京混声合唱団(東混)がNHK全国学校音楽コンクールと全日本合唱コンクールの課題曲を歌う「Nコン2019 全日本合唱コン × 東混」。指揮は音楽監督の山田和樹。山田が掲げる「アマチュアを含めた合唱界全体のオピニオン・リーダーになりたい」という目標の一環だ。リハーサル期間を通常より長く設け、しかも中高生…

新しい耳 第24回 テッセラの春 音楽祭

 ピアニストの廻由美子が主宰する「新しい耳 テッセラの春 音楽祭」も第24回を迎える。5月17日の第1夜(19:00開演)では、バリトンの松平敬とピアノの中川賢一という現代音楽のスペシャリストの共演で、シューマンとR.シュトラウスから成るドイツ・ロマン派プログラムが組まれた。シューマン作品では、「不思議な角笛を持った少…

ジョナサン・ノット(指揮) 東京交響楽団

   音楽監督ジョナサン・ノットが登場する5月の東京交響楽団東京オペラシティシリーズは、現代音楽とベートーヴェンを組み合わせたプログラム。  ノットは2000年から3年間にわたり現代音楽の専門団体アンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督を務めたが、世界最先端を走るこのグループを創設したのが、作曲家=指揮…

堀 正文 70th Anniversary Concert

 長年にわたってNHK交響楽団のソロ・コンサートマスターとして活躍した堀正文の古希(70歳)を祝うコンサートがサントリーホールで開催される。富山県出身の堀は、京都市立堀川高校音楽科卒業後、ドイツに渡る。フライブルク音楽大学を卒業し、ダルムシュタット国立歌劇場管弦楽団のコンサートマスターを経て、1979年から2015年ま…

New Release Selection

【CD】オッフェンバックでコロラトゥーラ 〜喜歌劇の技巧的名歌集〜/ジョディ・ドヴォ

 「シャンゼリゼのモーツァルト」と称されたフランス・オペレッタの開祖オッフェンバックの生誕200年記念盤。その知られざる膨大な作品群から超絶技巧が際立つアリアを厳選して、ベルギー出身の若きソプラノが艶やかに紡ぎ出す。有名な《ホフマン物語》の機械人形オランピアの歌のような、装飾音型を凝らしためくるめく曲も盛り沢山(特に《…

【CD】王のパヴァーヌ/平尾雅子

 古楽の演奏には、技術や資料研究だけでなく、想像力も不可欠。その点で、日本人にとっては、鎖国前の時代にキリスト教と共に伝来し、鳴り響いたであろう、後期ルネサンス音楽は特に魅力的。では、織田信長の御前演奏があったとしたら、どんな音の宴が繰り広げられたのか。ヴィオラ・ダ・ガンバの第一人者、平尾雅子の構成のもと、国際的に活躍…

【CD】マリンバのための協奏曲集/布谷史人

 世界的に活躍するマリンバ奏者布谷史人の新アルバムは、テイストの異なる3曲を収録。ヴィヴァルディの協奏曲はリコーダーのための可愛らしい曲だが、玉を転がすようなコロコロとしたマリンバの音色に移すという発想がうまくはまった一例。セジョルネの協奏曲は中低音域の深い音色が、弦のラテン風の情熱や哀愁に厚みを加える。布谷のために書…

【CD】フランク&ヴィエルヌ ヴァイオリン・ソナタ集/イブラギモヴァ&ティベルギアン

全編期待を裏切らぬ出来栄え。フランクは特に第1楽章が秀逸で、ゆったりと間を取ったティベルギアンの幻惑的な前奏に続き、イブラギモヴァが放つ香気漂う音色が素晴らしい。この楽章全体でデュナーミクをかなり抑え気味にしているが、終始ノーブルな表情を纏ったその演奏はあらゆる同曲の演奏中でも最高位に置かれるべきもの。本CDでもう1つ…

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