「チャイコフスキー・フェスティヴァル 2019」ワレリー・ゲルギエフ会見

2019年8月発売のおすすめチケット情報

反田恭平が新レーベル「NOVA Record」を設立

ぶらあぼ2019年8月号

ニュース

原田慶太楼が米サヴァンナ・フィル音楽監督兼芸術監督に就任

 欧米を中心に活躍する若手指揮者、原田慶太楼が2020/21シーズンからアメリカ・ジョージア州を本拠とするサヴァンナ・フィルハーモニックの音楽監督兼芸術監督に就任することが発表された。  原田は1985年生まれの34歳。17歳で単身渡米してアメリカを中心に研鑽を積み、2010年にはタングルウッド音楽祭で小澤征爾フェロー…

びわ湖ホール プロデュースオペラ ワーグナー《神々の黄昏》制作発表

「びわ湖リング」がいよいよ来年3月7日、8日に行われる《神々の黄昏》の上演でフィナーレを迎える。びわ湖ホールが「プロデュースオペラ」として年1回制作してきたワーグナー《ニーベルングの指環》の第3日で“最終作”だ。2017年の序夜《ラインの黄金》に続いて、19年の第2夜《ジークフリート》も三菱UFJ信託音楽賞を受賞し、こ…

「チャイコフスキー・フェスティヴァル 2019」ワレリー・ゲルギエフ会見

 マリインスキー劇場芸術総監督・首席指揮者のワレリー・ゲルギエフが、8月1日、都内で今冬開催の「チャイコフスキー・フェスティヴァル2019」について記者会見を行った。 (2019.8/1 東京都内 Photo:Photo:M.Otsuka/Tokyo MDE)  同フェスティバルは、ゲルギエフとマリインスキー歌劇場によ…

第18回 世界オペラ歌唱コンクール 「新しい声2019」オーディション in YOKOSUKA、9月に開催

 若い才能の発掘、そして彼らに国際的なキャリアの道を開くことを目的に、ドイツのベルテルスマン財団が1987年より2年に一度開催するコンクール「新しい声 NEUE STIMMEN」が今年も行われる。近年ではフランコ・ファジョーリやマリーナ・レベカなどを輩出した同コンクールは、何よりもその規模の大きさで知られ、前回は世界7…

トピックス

ぶらあぼ8月号 訂正とお詫びのお知らせ

『ぶらあぼ』2019年7/18発行 8月号に以下の誤りがありました。 P103 新日本フィルハーモニー交響楽団様 広告内 9/3(火)室内楽シリーズXVI #127「私のお気に入り〜好きな曲、弾きまくります!」の曲目 誤)バルトーク/弦楽四重奏のための5つの楽章 ↓ 正)ウェーベルン/弦楽四重奏のための5つの楽章 P1…

【追悼】フランコ・ゼフィレッリ(1923-2019)

 フランコ・ゼフィレッリが亡くなった。96歳という高齢だった。イタリアのフィレンツェに私生児として生まれ、ルキノ・ヴィスコンティの下で助手として働き、戦時中はパルチザンに身を投じて九死に一生を得るなど波瀾万丈の人生を送った。大ヒットした数々の映画を監督し、スカラ座やメトロポリタン歌劇場などの傑作舞台を手がけた名演出家で…

ぶらあぼ7月号 訂正とお詫びのお知らせ

『ぶらあぼ』2019年6/18発行 7月号 11ページ 目次の「今月の表紙」タイトルに誤りがございました。 誤)フェスタサマミューザKAWASASKI 2019 ↓ 正)フェスタサマーミューザKAWASAKI 2019 上記の通り訂正し、関係各位にお詫び申し上げます。

【リハーサル・レポート】フィリップ・マヌリの音楽

現代の「管弦楽の魔術師」マヌリが生み出す、 新たなオーケストラのサウンド  今年で21回目を迎えた東京オペラシティ文化財団が主催する「コンポージアムCOMPOSIUM」(Composition + Symposiumを組み合わせた造語)。核となるのは、ひとりの作曲家に審査を一任する「武満徹作曲賞」なのだが、審査員として…

インタビュー

イルデブランド・ダルカンジェロ(バスバリトン)

 オペラ史上屈指の大ヒット作であり、グノーの甘い調べと「愛嬌ある敵役」メフィストフェレスの男の色気が際立つ《ファウスト》。9月にアントニオ・パッパーノ率いる英国ロイヤル・オペラ日本公演でこの悪魔役を演じる美男のバスバリトン、イルデブランド・ダルカンジェロが、音楽とドラマの魅力を語ってくれた。 「メフィストフェレスの複雑…

松田奈緒美(ソプラノ)

 深みある温かな美声と豊かな表現力を武器に、檜舞台で活躍するソプラノの松田奈緒美。五島記念文化賞 オペラ新人賞研修記念リサイタルで、ドイツ・リートをメインに据えたプログラムに挑む。「美しく深遠な世界を、たっぷりと味わっていただきたい」と松田。本場仕込みの繊細な言葉の扱いも、必聴だ。  「“幽玄の美をたたえた歌の世界”と…

武久源造(チェンバロ/フォルテピアノ)

 バッハの「平均律クラヴィーア曲集」は鍵盤音楽の最高峰。日本を代表するピリオド鍵盤楽器奏者の一人、武久源造は、だからこそ唯一無二の録音にしたかったと言う。  まず、原題のドイツ語本来の意味からタイトルを「適正律クラヴィーア曲集」と訳した。そして、例えば第1集には第1巻の最初の6曲と第2巻の同じ調性の6曲を収録するが、前…

ファビオ・ルイージ(指揮)

 ファビオ・ルイージが今年もまたセイジ・オザワ 松本フェスティバルに出演する。サイトウ・キネン・フェスティバル時代の《ファルスタッフ》(2014年)に始まり、15、16、17年に続く、5回目の登場だ。 「メトロポリタン歌劇場にいた時、突然、マエストロ・オザワから電話がかかってきたのです。『僕の音楽祭で《ファルスタッフ》…

齋藤真知亜(ヴァイオリン)

 NHK交響楽団のべテラン・ヴァイオリン奏者・齋藤真知亜を中心とする「マティアス・ストリングス」の新譜は弦楽六重奏。シェーンベルクの「浄められた夜」とブラームス「弦楽六重奏曲第1番」のカップリングによる一枚だ。 「六重奏に作品が少ないというのは、やはり四重奏のほうがバランスがよいということでしょう。六重奏のコンサートを…

外山啓介(ピアノ)

 2007年のCDデビュー以来、活発な活動を行っている外山啓介が「バッハ〜ベートーヴェン〜ショパン」と題したリサイタルを開く。 「ショパンのエチュードは何曲か演奏していますが、全曲通して演奏するのは初めて。いまようやく自分が取り組むべき時期が来たと思って挑戦することにしました。各曲はそれぞれキャラクターが異なりますが、…

加藤のぞみ(メゾソプラノ)

 目力が強い。ドン・ホセを射落としたカルメンのそれと重なって見える。加藤のぞみの、いま活躍するオペラの本場での訴求力や、意志の強さの表れに違いないが、漂う色香と相まって、自ずと《カルメン》への期待にもつながる。  スペインやイタリアでの活躍は聞いていた。私の耳には、2015年2月に東京二期会の《リゴレット》で歌ったマッ…

上野耕平(サクソフォン)

 2014年10月にCD『アドルフに告ぐ』でデビューを果たし、早くも4年半以上がたつ上野耕平だが、その活動はますます多岐にわたっている。ソロ奏者として日本全国のコンサートに出演するほか、「The Rev Saxophone Quartet」や「ぱんだウインドオーケストラ」等、レギュラー・アンサンブルでも活躍。CDも、ア…

西脇義訓(指揮)

 指揮者・西脇義訓が2013年に創設した「デア・リング東京オーケストラ(DRT)」が、9月に第2回公演を行う。  西脇の名を知る読者は多くないかもしれない。長くクラシック・レコード界でプロデューサーとして活躍したベテラン。その一方でアマオケの指揮者としても精力的な活動を重ねてきたのだが、DRTは、その活動の延長上にある…

注目公演

森 麻季 ソプラノ・リサイタル 〜愛と平和への祈りをこめて Vol.9〜

 森麻季は現代らしい、しなやかなオペラ歌手なのだなあと思う。ロマン派の華やかなオペラのヒロインはもちろん、一時は専門の歌手たちの独壇場という観さえあったバロック・オペラでも、作品の時代にふさわしいスタイルと舌を巻くような技術で見事な歌を聴かせてくれる。まさになんでもこい。実に懐の深い歌手なのだ。昨年米国デビュー20年、…

蘇州民族管弦楽団 日本公演

 めったに聴くことができない独自の編成のオーケストラが中国からやってくる。2017年12月に創立されたばかりの蘇州民族管弦楽団だ。蘇州市に拠点を置くこの楽団は、中国民族楽器に西洋の楽器がミックスされたオーケストラ。編成は二胡、高胡、中胡、チェロ、コントラバス、柳琴、揚琴、琵琶、中阮、大阮、古筝、ハープ、笙、唢呐(チャル…

Opus One Live @ Hakuju Hall オーパス・ワン ライヴ・アット・ハクジュホール

 2019年1月、5アーティスト&5タイトル同時リリースという形でクラシック音楽シーンに登場した新レーベル「Opus One」(日本コロムビア)。これから磨かれて輝きを増す5人の新鋭若手演奏家をスタイリッシュなヴィジュアルで紹介しつつ、「作品1」というレーベル名に象徴されるような期待感も相まって注目を集めた。レーベルの…

ボリス・ペトルシャンスキー ピアノリサイタル

 伝統的なロシア・ピアニズムの継承者として世界各国で幅広い演奏活動を展開しているボリス・ペトルシャンスキーは、ピアノ好きの心を強くとらえる音楽性の持ち主である。彼はモスクワ音楽院においてゲンリヒ・ネイガウス、レフ・ナウモフという歴史に名を残す偉大なピアニストから教えを受け、その後リーズやミュンヘン・コンクールで上位入賞…

第488回日経ミューズサロン ホアキン・アチュカロ ピアノ・リサイタル

 1932年スペインのビルバオに生まれ、ヨーロッパ各地の国際コンクールで数々の賞を獲得し、59年に英国で行われたリヴァプール国際コンクールで優勝して以来、各地のコンサートホールで演奏を続けているホアキン・アチュカロ。指揮者のサイモン・ラトルは「アチュカロが創り出す非常に独特な音色は、いまではほんのわずかなピアニストしか…

高関 健(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

 このところ東京シティ・フィルの定期演奏会で好演が続いている。4月の高関健指揮のブルックナーも、5月の川瀬賢太郎指揮のショスタコーヴィチも、作品に対する誠意に溢れた熱演で聴く者を魅了した。指揮者とオケ一体で“音楽する”彼らのコンサートを、ぜひとも多くの人に聴いてほしいと願わずにはおれない。  そんな折、常任指揮者として…

山田和樹(指揮)日本フィルハーモニー交響楽団

 日本フィル・シリーズは、今年生誕100年を迎えた同フィル創立指揮者・渡邉曉雄が約60年前に創設した日本人作曲家への管弦楽曲委嘱・初演企画。戦後作曲界の屋台骨を作ってきた名作の山脈に、正指揮者・山田和樹のタクトのもと、42作目となる新作が3年ぶりに加わる。起用されたのはテレビや映画音楽でおなじみの大島ミチル。数々の映像…

上岡敏之(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

 上岡敏之が新日本フィル音楽監督に就任してから3年間、その共演は毎回のように充実の演奏とさまざまな話題を提供してきた。今秋からの4シーズン目は、シューベルトの全交響曲演奏を大きな柱として、その成果を広く知らしめていく。9月の開幕公演は上岡が登壇して、シューベルトの第4番とブルックナーの第7番、オーストリアの誇る大作曲家…

New Release Selection

【CD】J.S.バッハ:無伴奏ヴィオラ(チェロ)組曲〈Vol.2〉/ヴォルフガング・ヴェルファー

 内に秘めた情熱が後押しする推進力と、静謐さが同居する快演だ。ヴォルフガング・ヴェルファーは、名巨ザハール・ブロン門下で唯一のヴィオリストにして、ウィーン・フィルでも活躍した名手。バッハの無伴奏チェロ組曲のヴィオラ版の録音は、第1〜3番を既に3年前に発表しており、当盤で完結の運びに。しっかり弓圧をかけた明瞭な発音を基本…

【CD】ビオラは歌う3/須田祥子

 国内屈指の名ヴィオリストで、東京フィルの首席奏者としてもおなじみの須田祥子。彼女の名技と楽器への愛が詰まった「ビオラは歌う」シリーズ第3弾。シューベルトや日本の歌の深い味わいに、ヴィオラこそ人間の声に近いのだと実感。「魔王」の変幻自在の音色も凄い。「ロメオとジュリエット」は新発見のヴィオラ作品に出会えたような喜びを覚…

【SACD】ハイドン:交響曲集Vol.8 第60番「うっかり者」、第54番/飯森範親&日本センチュリー響

 飯森範親と日本センチュリー交響楽団のハイドン全集第8弾。ハイドン42歳のオペラ時代の交響曲2曲。モダン楽器にピリオド奏法を加味した演奏は爽やかで美しい。チェンバロも付く。第60番は「うっかり者」という劇の音楽から取られて、その副題を持つ。6楽章構成で、トランペット、ティンパニの華やかな音色が特徴的である。通常の4楽章…

【CD】竹田恵子オペラひとりっ切り ―高橋悠治作品集―/竹田恵子&高橋悠治

 2004年にオペラシアターこんにゃく座を退座したのち竹田恵子が立ち上げた「オペラひとりっ切り」シリーズの最新CDには高橋悠冶作曲による4作品を収録。限られた音数によるある種“抑制”された高橋の音楽はそれゆえに聴き手の想像力を大いにかき立てるものがあるが、これに対して竹田の歌は様々な声色と表情を駆使して実に多様な情景を…

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