Tag Archive for ピアノ・リサイタル

ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ)日本ツアー

深化を止めない“音楽探求者”の真価を聴く  2010年ショパン国際ピアノコンクールで第1位を獲得し、アルゲリッチ以来45年ぶりの女性優勝者として脚光を浴びたユリアンナ・アヴデーエワ。あれから10年、彼女は、ショパンを“レパートリーの1つ”と位置づける、同コンクール優勝者には稀な奏者として、深化を続けてきた。  モスクワ…

小川典子 ピアノ・リサイタル ロシアの大作曲家たちの名作

ロシア作品の豊麗なサウンドがホールを満たす  小川典子は、1987年のリーズ国際ピアノコンクールで第3位に入賞し、現在、イギリスと日本を拠点に演奏活動を行っている。英国ギルドホール音楽院教授や浜松国際ピアノコンクールの審査委員長を務めるほか、スウェーデンのBISレーベルから30タイトルを超えるアルバムをリリースし、日本…

ゲルハルト・オピッツ ピアノ・リサイタル

記念年の締めくくりに、ドイツ・ピアノ正統派の巨匠による楽聖の調べを  ベートーヴェン生誕250年の締めくくりとなる年末、ドイツ・ピアノの正統派として知られるゲルハルト・オピッツが、ベートーヴェンのソナタを弾くリサイタル・ツアーを行う。なかでも東京公演で演奏するのは、最後の3つのソナタ。人類が困難に直面している今、ベート…

及川浩治(ピアノ)

ベートーヴェンの「運命」が僕を救ってくれたのです  ベートーヴェン生誕250年の今年、及川浩治が交響曲第5番「運命」(ピアノ版、リスト編)を全楽章演奏するリサイタルを行うことになった。前半はJ.S.バッハ、ショパン、エルガー、リストなどの名曲が組まれている。 「『運命』は生まれて初めて録音で聴いた音楽で、父がレコードを…

藤田真央 ピアノ・リサイタル

俊英が奏でる様々な「幻想」を聴く  藤田真央は2017年、わずか18歳にして第27回クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールで優勝し、聴衆賞をはじめ多くの特別賞を受賞。19年にはチャイコフスキー国際コンクールでも第2位を受賞し、全世界から注目を集め、愛されるピアニストとなった。  自然体な演奏、奏でられる音の美しさ、歌心…

北村朋幹(ピアノ)

作品自体を純粋に見つめ、その心情に寄り添う  作品への知的なアプローチが光る北村朋幹のピアノ。今度の浜離宮ランチタイムコンサートでは「音自体に惹かれる曲ばかりを、心赴くままに選曲」したという。 「『夕闇の中、夢見心地で鍵盤の上で指を遊ばせているうちに、つい旋律を口ずさんでしまう』というシューマンの言葉があります。メンデ…

金子三勇士(ピアノ)

常に可能性を探し、挑戦を続けるピアニスト待望のリサイタル ベートーヴェン・イヤーに挑む渾身のプログラム  新型コロナウイルス流行によるコンサートの中止・延期が続く中で、金子三勇士はSNSを通じて演奏映像や自粛生活の写真を公開。さらにnoteでは文章による近況報告をし、思いがけない災厄に疲弊していた人々を楽しませ、勇気づ…

岡田 将 ピアノ・リサイタル

国内外のコンクールを制した実力派が魅せる三大ソナタ  岡田将は桐朋女子高等学校音楽科(共学)を首席卒業後、オーストリアとドイツで研鑽を積んだピアニスト。アルトゥール・シュナーベルコンクール第1位及びスタインウェイ賞、第5回リスト国際ピアノコンクール第1位など輝かしいコンクール入賞歴を誇り、ドイツを中心にヨーロッパで多く…

アーティストメッセージ(16)〜ゲルハルト・オピッツ(ピアノ)

 今確かに現実に起こっていることは私たちにとって困難で、深く考えさせられる経験でもあります。新しいウイルスがたった数週間のうちに世界中に拡散し、目に見えぬ脅威が生命を危険に晒しているという事実は、人類が地球全体、そして宇宙をコントロールすることなどできないのだと明確に示していると言えるでしょう。この脅威に打ち勝ち、感染…

シプリアン・カツァリス ピアノ・リサイタル

唯一無二の“パートナー”とショパンの佳品へ新たな命を吹き込む  「精神的・肉体的な関係のすべてを共有するパートナー」。知性と技巧、深い精神性に裏付けられた薫り高いプレイで、世界中の聴衆を魅了し続ける名匠、シプリアン・カツァリス。自身にとっての「ピアノ」という存在を、こう表現する。フランス・マルセイユ出身。パリ音楽院在学…