Tag Archive for ピアノ・リサイタル

上原彩子(ピアノ)

2022年のデビュー20周年に向けて新たな一歩  10歳の時からロシア人の名教師ヴェラ・ゴルノスタエヴァ女史の教えを受け、2002年のチャイコフスキー国際コンクールで女性として、またアジア人として初めての優勝を飾って以来、上原彩子といえばチャイコフスキーやラフマニノフなどのロシア音楽を得意とするピアニストというイメージ…

原田英代ピアノ・リサイタル 第4回〈統一〉

ドイツとロシアの作品解釈を演奏とレクチャーで深く掘り下げる  原田英代はジュネーヴ国際コンクール最高位、シューベルト国際ピアノコンクール優勝などの入賞歴を誇り、現在はドイツを拠点に活躍するピアニスト。ロシア・ピアニズムの神髄を伝える伝説的指導者、ヴィクトル・メルジャーノフの薫陶を受けた彼女はロシア音楽の正当な継承者であ…

サー・アンドラーシュ・シフ ピアノ・リサイタル

ブラームス、そしてドイツ音楽の至高を聴く  2019年11月にアンドラーシュ・シフが弾き振りしたベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲演奏を聴いて、彼のリサイタルへの渇望感を覚えた。協奏曲が物足りないのではなく、むしろ逆。各曲の性格に即して吟味された多様な音色と、無用な力の抜けた、それでいて実のある力感と瑞々しさを湛えた名演…

フィリップ・コパチェフスキー ピアノ・リサイタル

ロシアで話題をさらう新鋭ピアニストの来日公演が実現  「有名曲を入れたいんじゃない。ひとつの大きな流れを考えた結果だ」。昨年6月にモスクワで開かれたチャイコフスキー国際コンクールで、ひときわ客席を沸かせたロシアの俊英ピアニスト、フィリップ・コパチェフスキーは言う。  しかし、来日公演に用意したオール・ショパン・プログラ…

阪田知樹(ピアノ)

フランツ・リスト国際コンクール覇者が贈る、3部構成の贅沢な演奏会  阪田知樹のピアノへの愛着が滲み出るようなプログラムによる、3部構成のリサイタルが開催される。内容は、モーツァルトで幕を開け、ソナタの大曲を置き、華やかな編曲作品で閉じるというもの。 「3部構成には、昔の演奏家へのオマージュの意味もあります。1900年代…

イーヴォ・ポゴレリッチ ピアノ・リサイタル

沈黙の時期を経て、着々と歩を進める鬼才の“今”を聴く  ここ10年の間、イーヴォ・ポゴレリッチは2年と間を置かずに来日リサイタルを行ってきたが、昨年21年ぶりにアルバムを発表し、音楽界で注目を集めたことは記憶に新しい。ポゴレリッチは、22歳で受けたショパン国際ピアノコンクールで予選落ちし、審査員の一人であったアルゲリッ…

イリヤ・ラシュコフスキー ピアノ・リサイタル

貴公子がベートーヴェンと四つ身で組み合う  2001年のロン=ティボー国際音楽コンクール ピアノ部門第2位入賞をきっかけに若くして注目され、その後も12年浜松国際ピアノコンクール優勝などでキャリアを重ねながら演奏活動を続けてきた、イリヤ・ラシュコフスキー。ロシア、イルクーツクに生まれ、10代半ばから、ドイツのハノーファ…

第493回日経ミューズサロン エドゥアルト・クンツ ピアノ・リサイタル

13ものコンクールを制した鬼才のバリエーション豊かなプログラム  極めて集中度の高い演奏で、聴く者を音楽の深みへといざなうピアニスト、エドゥアルト・クンツ。1980年、ロシア出身の彼は、BBCマガジンの「明日の偉大なピアニスト10人」に選ばれ、その抒情的な歌心と深い呼吸感に満ちた演奏によって、ヨーロッパの聴衆を中心に絶…

ジャン・チャクムル ピアノ・リサイタル

ベーゼンドルファーで聴くシューベルトの「白鳥の歌」  2018年浜松国際ピアノコンクールの覇者、1997年トルコ生まれのジャン・チャクムル。自由で新鮮な音楽の持ち主である彼は、優勝をきっかけに演奏活動の場を広げ、先々でファンを増やしている。歴代優勝者の中でも、そのタイトルを糧に抜群に良いスタートを切った。  今度のHa…

エリソ・ヴィルサラーゼ(ピアノ)

ピアノという楽器には無限の可能性があります  ジョージア(グルジア)の音楽一家に生まれ、モスクワ音楽院で学んだエリソ・ヴィルサラーゼ。20代でチャイコフスキー国際コンクール、シューマン国際ピアノコンクールに入賞して演奏活動をスタートさせた彼女が、1月のリサイタルではロシアものとシューマンというプログラムを披露する。 あ…