Tag Archive for ピアノ・リサイタル

ヤノシュ・オレイニチャク ピアノ・リサイタル

ポーランドの伝統が息づくショパンの調べ  映画『戦場のピアニスト』(2002年 監督:ロマン・ポランスキー)は、第二次世界大戦のさなかを生き抜くピアニストを描いた傑作だ。この作品で流れるすべてのピアノ音楽を演奏し、重要シーンで迫真の「手」の演技をしたのが、現代ポーランドを代表するピアニスト、ヤノシュ・オレイニチャクであ…

田部京子(ピアノ)

25年を振り返る、思い出深い選曲  繊細なタッチと瑞々しい響きで聴き手の心をつかむ田部京子。今年は彼女のCDデビュー25周年に当たる。ショパン作品集の発表以来、30枚以上のアルバムを作り続けてきた。 「初めてのレコーディングは今でも鮮明に覚えています。自分で演奏中に聴いていた音と、モニタールームで聴く録音とのギャップに…

ドビュッシー没後100年記念 小川典子ピアノ・リサイタル

オール・ドビュッシー・プロは私にとっても新鮮  没後100年には、ふさわしい音楽家の演奏で新たな感動を。スウェーデンのBISレーベルへ全6枚に及ぶピアノ曲全集を録音している小川典子のドビュッシーは、すでに“ブランド”となりつつある。その演奏は「ドビュッシー=印象派の作曲家」という微妙な認識に待ったをかけ、響きを構成する…

横山幸雄 ピアノ・リサイタル 〈ベートーヴェン・プラス Vol.5〉

ベートーヴェンの傑作にブラームス、ショパン、ラヴェルなどを加えて  ピアニスト横山幸雄の快進撃が続いている。彼は2011年のデビュー20周年にショパンのピアノ独奏曲全曲演奏を行い、ギネス世界記録に認定されるなど、常に自身の可能性を求めて新たな試みに挑戦している。  横山は以前から「ショパンとベートーヴェンがレパートリー…

外山啓介(ピアノ)

新たな10年に向けての最初のリサイタル、キーワードは“音の情景”  昨シーズン、デビュー10周年を迎えた外山啓介。節目となった全国ツアーは、また一歩自らを成長させる良い経験になったという。 「実はツアーの前半、結構辛かったんです(笑)。デビュー公演と同じ曲目を多く取り上げたので、当時より良くなっていなくては、という考え…

小菅 優(ピアノ)

 人が生きる意味とは何か。そんな根源的な問いの答えを音楽で探るべく、昨年から小菅優がスタートさせたシリーズ「Four Elements(四元素)」。4年間にわたり、水、火、風、大地をテーマにリサイタルを行う。 「あらゆることが便利になった今、人間に本当に必要なものは何かをより考えるようになりました。四元素というテーマを…

オリ・ムストネン(作曲/指揮/ピアノ)

“3つの顔”を持つ異才のすべて  作曲家として、指揮者として、そしてピアニストとして。「作曲と演奏における互いの影響は、音楽人生において欠かせない」と語り、いずれにおいても、卓越した能力を発揮するフィンランドの鬼才オリ・ムストネン。2月に来日し、ソロ・リサイタルと、自作を含めた弾き振りでのオーケストラへの客演を通じ、“…