Tag Archive for 新国立劇場

追悼 ハリー・クプファー

In Memoriam Harry Kupfer 1935-2019  2019年12月30日、演出家ハリー・クプファーが84歳で亡くなった。オペラ上演にリアリティを持たせることを意図して、演出家ヴァルター・フェルゼンシュタインが提唱した「ムジークテアター」派のエース的存在として、ゲッツ・フリードリヒと並んでの活躍は、…

新国立劇場 モーツァルト《コジ・ファン・トゥッテ》

夜のキャンプ場で起こる危険な恋愛ゲーム  名作オペラのなかには「音楽は最高なんだけど、ストーリーに説得力がなく、ピンと来ない」という作品もある。時を経ても音楽は古びていないけれど、物語はすっかり古びてしまった、というケースだ。しかし、まれに物語がまったく古びていない、むしろ現代的だと思える作品もある。モーツァルトの《コ…

新国立劇場 2020/21シーズンラインアップを発表

 新国立劇場は1月8日、2020/21シーズンラインアップを発表した。登壇者は大野和士・オペラ芸術監督、吉田都・次期舞踊芸術監督、小川絵梨子・演劇芸術監督。大野、小川両監督は3シーズン目、20年9月1日から芸術監督に就任する吉田都・次期監督(任期は24年までの4年)は初のシーズンとなる。 (2020.1/8 新国立劇場…

【ゲネプロレポート】新国立劇場《エウゲニ・オネーギン》(新制作)

 新国立劇場の2019/20シーズンが本日10月1日、チャイコフスキーの名作《エウゲニ・オネーギン》(新制作)で開幕した。同劇場は、世界の注目が日本に集まる2020年の夏、約3ヵ月にわたり様々な舞台芸術が繰り広げられる「2020新国フェス」を開催。そのため新シーズンは特別なシーズンと位置づけており、《エフゲニ・オネーギ…

新国立劇場新シーズンは、ロシア・オペラの名作《エウゲニ・オネーギン》で開幕

 新国立劇場の2019/20シーズンが10月1日、ロシア・オペラの代表作《エウゲニ・オネーギン》(新制作)で開幕する。去る9月3日、キャストとカヴァー歌手、スタッフらが集まり稽古が始まった。 (2019.9/3 新国立劇場 Photo:J.Otsuka/Tokyo MDE)  レパートリーの拡充を図る大野和士オペラ芸術…

2019年9月発売のおすすめチケット情報

■9/6(金)発売 神戸市室内管弦楽団 生誕250年ベートーヴェン・チクルス「ベートーヴェンの森」第1回 2020.1/11(土)15:00 神戸文化ホール 中ホール リューディガー・ボーン(指揮) エリソ・ヴィルサラーゼ(ピアノ) 神戸市室内管弦楽団 ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 Op.60         …

園田隆一郎(指揮)× 砂川涼子(ソプラノ)

日本を代表するロッシーニ歌手たちと指揮者が織りなすブッファの頂点  この9月、藤原歌劇団は、新国立劇場と東京二期会との共催でロッシーニ作曲《ランスへの旅》を上演する。藤原歌劇団がこの作品を取り上げるのは2006年、15年に続く3回目。15人を超えるキャストには、藤原歌劇団員だけでなく、二期会やその他の団体からもロッシー…

【ゲネプロレポート】オペラ夏の祭典《トゥーランドット》が開幕!

スペクタクルだが細部で作り込まれた、全方位に隙のない圧倒的な舞台 取材・文:香原斗志 撮影:寺司正彦  新国立劇場のオペラ芸術監督、マエストロ大野和士の総合プロデュースの下、東京文化会館と新国立劇場が初めてタッグを組んで上演される「オペラ夏の祭典2019‐20 Japan↔Tokyo↔Wor…

【ゲネプロレポート】新国立劇場《フィレンツェの悲劇》《ジャンニ・スキッキ》(新制作)

人間の欲望をテーマとする1幕仕立てのオペラをダブルビルで上演  歌劇場では、短いオペラを並べて一晩のステージを作ることがある。いわゆる、ダブルビルと呼ばれる上演形態である。もとは映画の2本立て(double bill)を意味する英語だが、今ではイタリアやフランスでも使われる一般的な表現になっている。  今回、新国立劇場…

【動画追加】新国立劇場のオペラに出演! 人工生命×アンドロイド「オルタ3」

 人工生命を宿したアンドロイド「オルタ3」が、人間とアンドロイドとの新たなコミュニケーションとエンタテインメントの世界をひらく——。2月28日に新国立劇場で行われた「4社共同研究プロジェクト合同記者発表会」からは、科学技術と表現とが交錯する場所に新しいオペラが生まれる構想が発表された。 (2019.2/28 新国立劇場…