韮崎市制施行65周年記念公演 齊藤一也 ピアノ・リサイタル

欧州仕込みの若手ヴィルトゥオーゾが凱旋公演!

C)Takumi Jun
 俊英ピアニストが紡ぐ、瑞々しい響きに身を委ねたい。今年で市制施行から65周年の節目を迎えた、山梨県北部にある韮崎市。これを記念し、地元出身で、昨年のベルリン・アルトゥール・シュナーベルコンクールで最高位入賞を果たした齊藤一也を招き、待望のリサイタルを開催する。

 1990年生まれ。東京藝大からパリ国立高等音楽院に学び、現在はベルリン芸術大学修士課程で研鑽を積む。カンピージョスやマッサローザの両国際コンクールを制し、ロン=ティボーやマリア・カナルスなどでも入賞。昨年にベルリンで開いたリサイタルは高い評価を受け、スタインウェイ賞を受賞している。

 地元での“凱旋公演”でもある今回は、親しみやすいトークを交え、寛いだ雰囲気で。リスト「ラ・カンパネッラ」「愛の夢」やドビュッシー「月の光」「花火」、ラヴェル「水の戯れ」などの小品から、ベートーヴェン「《ファルスタッフ》の主題による変奏曲」、プロコフィエフのソナタ第4番「古い手帳から」など骨太な作品まで、彩りも豊かに弾く。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2019年10月号より)

2019.11/30(土)14:00 東京エレクトロン韮崎文化ホール
問:東京エレクトロン韮崎文化ホール0551-20-1155 
https://www.nirasaki-bunka.jp/