Tag Archive for 作曲

高橋悠治(作曲/ピアノ)

思索で紡ぐアンソロジー  80歳を超えてなお、作曲・ピアノで瑞々しい活動を続ける高橋悠治。今年3月に浜離宮朝日ホールで行われたリサイタルのライヴによる新譜『ことばのない詩集』は、ハンガリー出身のチャポー・ジュラ(1955-)の「『優しいマリア』変奏曲」を軸にしたスリリングな選曲だ。  高橋とこの異才との出会いは10年ほ…

木下牧子(作曲)

創作活動の原点―オーケストラ作品による個展を開催  作曲家、木下牧子の作品展が6月に開催される。1999年の第1回「歌曲の夕べ」から、毎回異なる編成でプログラムを組み、今回(第5回)は、オーケストラ作品を特集する。合唱界で絶大な人気を誇る木下だが、学生時代からオーケストラ曲を継続的に発表し、それが作曲家としての原点であ…

【特別公開】フィリップ・マヌリ(作曲) ロング・インタビュー

「ぶらあぼ」5/18発行6月号のClose Up interviewに掲載されたインタビューには収まりきれなかったフル・バージョンをWEBのみで特別公開します。 温故知新が未知の世界を生む  テクノ、エレクトロニカ、ノイズミュージックなど…コンピューターのプログラミングを介して音楽制作をするミュージシャンたちを支える「…

一柳 慧(作曲)

日本の作曲家を牽引する重鎮の音楽世界  2人の作曲家の競演による新しい形で昨年から始まったサントリー芸術財団コンサート「作曲家の個展Ⅱ」。今年は一柳慧と湯浅譲二という現代音楽界を牽引してきたベテランの作品がとりあげられる。 「2人で音楽会を共同で企画するアイディアは、最初に聞いたときからとても面白いと思っていました。湯…

三枝成彰(作曲)

この歳になって、どうしても喜劇オペラを書きたくなったんですよ  今年の10月に8作目のオペラ《狂おしき真夏の一日》が初演される作曲家・三枝成彰。自身にとって初めてのオペラ・ブッファ、喜歌劇だ。  タイトルから想像されるとおり、モーツァルトの《フィガロの結婚》へのオマージュ。浮気症の医師・大石恭一は看護師エミコと愛人関係…

WEBぶらあぼ特別インタビュー〜ハイナー・ゲッベルス(作曲・演出)

アンサンブル・モデルンの演奏行為そのものがドラマなのです  1952年生まれ。フランクフルトを拠点に活動する作曲家、演出家。ドイツの劇作家ハイナー・ミュラー(95年没)との協働で知られ、90年代からは音楽と演劇の複合としての「ムジークテアター(Musiktheater/music theatre/音楽劇)」を毎年のよう…

加藤昌則(作曲/ピアノ)

新感覚の音楽レクチャー、いよいよ東京で開講!  今、加藤昌則のクラシック入門講座が人気だ。神奈川で始まった講座は、愛知、長野、静岡、三重、富山へ。そしてこの度、ようやく東京でも開催される。 「作曲家として学んできた楽曲についての知識、ピアニストとして音を出したときの演奏効果の理解やステージに立つ心理、その両方を知るから…

藤田朋子(朗読) × 桑山哲也(作曲・アコーディオン) 音楽朗読劇 ふたりの詩

朗読と音楽で描く金子みすゞの生涯  最近ではバラエティ番組での存在感が際立つ藤田朋子・桑山哲也夫妻。「倹約家の女優の妻に振り回されながらも笑顔で見守る良き旦那」のイメージが定着している桑山だが、本業は、6歳からアコーディオンを学び、日本でただ一人ベルギー式ボタン・アコーディオンを操るアコーディオン奏者にして作曲家だ。 …

カイヤ・サーリアホ(作曲)

現代屈指の“愛のオペラ”《遥かなる愛》いよいよMETライブビューイングに登場  2016年8月のサントリー芸術財団サマーフェスティバルのテーマ作曲家だったカイヤ・サーリアホのオペラ《遥かなる愛》が16年12月にメトロポリタン・オペラ(MET)で上演され、日本でも17年1月21日から一週間限定で全国の映画館で上映される。…

岸田 繁(くるり)(作曲) × 広上淳一(指揮)

 ロックバンド「くるり」の岸田繁が「交響曲第一番」を書き上げ、この12月に広上淳一指揮京都市交響楽団(以下、京響)により世界初演される。この異色の企画、そもそもどのような経緯でスタートしたのだろうか? 岸田(以下 K)「京響のチーフマネージャーの柴田さんから『オーケストラ作品を書いてみませんか?』とお話をいただいたのが…