Tag Archive for 加藤洋之

東京・春・音楽祭 2020

待望の開幕! 注目公演を一挙紹介  今年も上野を舞台に多彩な公演がくりひろげられている「東京・春・音楽祭」。音楽祭は4月18日まで続く。これからでも間に合う注目公演をいくつか挙げてみよう。  まずは東京文化会館大ホールで開催される「東京春祭 合唱の芸術シリーズ」vol.7、ベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」(4/12…

【SACD】ベルギー・アルバム LA BELGIQUE/郷古廉&加藤洋之

 若手ヴァイオリニストの中でも際立った活躍を続ける郷古廉が、「ベルギーもの」を集め、フランコ=ベルギー派の名匠もかくやという豊かな音色を聴かせる。24歳で早逝したルクーの名品は、青年の憧れと憂愁に満ちたロマンを、精妙なニュアンスで表現した名演。フランクの名作は、あえて淡々と歌いはじめて自然に大きい抑揚を作ることで、作品…

【CD】アーベントリート/三界秀実&加藤洋之

 都響の首席クラリネット奏者によるロマン派の作品集。シューマンとヴィンディング(ブラームスと同世代のデンマークの作曲家)のオリジナル曲は、憂いを帯びた音色と繊細な表情で耳を惹き付け、アンコール的に置かれたタイトル曲もしみじみとした味わいで魅了する。だが白眉は「アルペジョーネ・ソナタ」だ。ここで三界はバセット・クラリネッ…

三界秀実(クラリネット)

クラリネットの響きの違いを存分に味わえる一枚   東京都交響楽団の首席クラリネット奏者として活躍し、「トリトン晴れた海のオーケストラ」にも参加、また、ソロでもアンサンブルでも活動を続ける三界秀実が2枚目となるソロ・アルバムをリリースする。題して『アーベントリート』。ロマン派の作品を中心に収録した。 「このアルバムを作ろ…

【SACD】時間から空間へ ―ワーグナーへのオマージュ―/加藤洋之

 東京藝術大学大学院を経てリスト音楽院で学び、ジュネーヴ国際音楽コンクールで第3位入賞を果たしてドイツでも研鑽を積んだ加藤洋之は、国内外の一流演奏家から信頼を寄せられる室内楽奏者としても活躍中だ。そんな彼のソロ・アルバムは、濃密な音楽的変遷が見えてくるワーグナーやリストをはじめ、シェーンベルクら新ウィーン楽派の作品を集…

ライナー・キュッヒル(ヴァイオリン)

プフィッツナーは、R.シュトラウスらと肩を並べるレベルの作曲家です  45年にわたってウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを務め、2016年8月に惜しまれつつ退任、ソリストとして、いっそう精力的な活動を展開するライナー・キュッヒル。「どこまでも音楽を追求し、自分の解釈で自由に弾いていきたい」と語る名匠…

東京・春・音楽祭 ―東京のオペラの森2018―

今から間に合う公演にも、お宝が目白押し!  いよいよ始まった桜の季節の上野エリアの風物詩「東京・春・音楽祭」。ここでは、まだ間に合う注目の公演をご紹介しよう。  まずは4月15日の「ロッシーニ『スターバト・マーテル』」(東京文化会館大ホール)。同音楽祭が力を注ぐ「合唱の芸術シリーズ」と、没後150年の今年、光をあてたロ…

東京・春・音楽祭 ―東京のオペラの森2017―

どれも聴き逃せない充実のラインナップ  今や春の上野の風物詩となった「東京・春・音楽祭」。2017年は3月16日から1ヵ月間にわたり、東京文化会館や美術館・博物館、上野学園 石橋メモリアルホールなど、上野に集まる多数の文化施設を舞台に約150もの公演が開催される。注目の公演をご紹介しよう。  まず最大の目玉公演はワーグ…

ウィーン・スペシャル・ガラ

ウィーン・フィル3人の首席による至高のモーツァルト  2011年にウィーン・フィル170年の歴史で初の女性コンサートマスターに就任して、一躍“時の人”となったアルベナ・ダナイローヴァ。同フィルの首席ソロ・ヴィオラ奏者を務めるトビアス(トバイアス)・リー、首席ソロ・フルート奏者でソリストとしても大活躍のカール=ハインツ・…

山崎伸子(チェロ)

シリーズ初のホール&共演者でさらなる高みへ  チェロの山崎伸子が2007年から毎年継続している全10回の『チェロ・ソナタ・シリーズ』は、バッハの無伴奏やベートーヴェンを始めとする主要なチェロ・ソナタを網羅的に演奏するリサイタル・シリーズだ。11月の公演で第9回となり、いよいよラストスパートだが、今回は2つの新たな変化を…