Tag Archive for 中村恵理

藤沢市民オペラ 2018-2020シーズン 藤原歌劇団招聘公演《椿姫》

上質なイタリアと、中村恵理の世界水準のヴィオレッタ  数々の意欲的な上演で知られ、以前から遠方にもファンが多かった藤沢市民オペラだが、2015年に指揮者の園田隆一郎を芸術監督に迎え、さらに一皮も二皮もむけた。主にイタリアで活躍していた園田が作る音楽は、様式感が確かで精緻に構築される。そのうえイタリア人が指揮するように、…

第23回 宮崎国際音楽祭

アジアの名匠たちが競演する華麗なステージの数々  23回目となる宮崎国際音楽祭(音楽監督:徳永二男)が4月28日から5月13日まで宮崎県内各所で開催される。今年は故アイザック・スターンが提唱した「アジアの演奏家の育成による、宮崎でしか聴くことのできない質の高い演奏会」という理念に立ち返って、優れたアジアの演奏家を招き、…

近江の春 びわ湖クラシック音楽祭2018

─沼尻竜典(びわ湖ホール芸術監督)による新生・音楽祭の聴きどころガイド─  穏やかな湖面に、美しき旋律が共鳴する――。「近江の春 びわ湖クラシック音楽祭2018」がGW期間中の5月3〜5日に開催される(3日は“プレ公演”)。開館20周年を迎えた滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールを主会場としてスタートする、新たなコンセプトに基…

都と国が共同でオペラを制作〜オペラ夏の祭典2019-20 Japan↔Tokyo↔World

 東京2020オリンピック・パラリンピックにあわせ、「オペラ夏の祭典2019-20 Japan↔Tokyo↔World」が行われる。国際的オペラプロジェクトとして、東京文化会館、新国立劇場が共同で制作、さらにびわ湖ホールと10月に開館する札幌文化芸術劇場(札幌市民交流プラザ)が連携する。去る12月、制作発表会見が都内で…

豊中市立文化芸術センター 開館1周年記念 オペラ・ガラ・コンサート

珠玉のホールに旬の歌手が勢ぞろい、 オペラの名曲の数々が高らかに歌われる  弦楽器がいまも木で作られるのは、低音から高音までバランスよく吸収され、残響音がほどよく残るという特性が、木にはあるからだ。コンサートホールも事情は変わらない。実はヨーロッパの名立たるホールの内装も、木目が装飾で隠されている場合もあるが、多くは木…

横浜みなとみらいホール ジルヴェスターコンサート2017-2018

華麗なステージの年越しフェスティバル  各地のコンサートホールで定着してきた、年越しをゆっくり楽しめる大晦日の演奏会。それらのなかでも、豪華な出演者とこだわりの選曲を特色とするのが、横浜みなとみらいホールの「ジルヴェスターコンサート」である。  今年の出演者は、当公演の“顔”といえる徳永二男、漆原啓子、漆原朝子、ヴァイ…

田尾下 哲(プロデュース) & 加藤昌則(音楽監督/ピアノ)

作曲法でつながる!? バロック・オペラとミュージカル  昨年5月に始まった、Hakuju Hallの『中嶋朋子が誘う 音楽劇紀行』。その第四夜がこの12月に開催される。「バロック・オペラからミュージカルへ〜音楽劇の歴史を追う」という副題がつけられ、今回は、フランスとドイツのロマン派オペラが中心的に取り上げられる。中嶋朋…

中村恵理(ソプラノ)

世界が注目する日本人ソプラノによる名曲リサイタル  文字通り世界で活躍する日本人ソプラノ、中村恵理。南米チリのサンティアゴ国立歌劇場で歌ったミミ《ラ・ボエーム》も英『OPERA』誌で絶賛され、久々の新国立劇場での《フィガロの結婚》のスザンナが凱旋公演となるなど、大車輪の活躍ぶり。この8月には、よこすか芸術劇場でリサイタ…

第22回宮崎国際音楽祭

新たな企画も加わり、より多彩で充実した内容に  第22回目を迎える宮崎国際音楽祭。今年も豪華で多彩なプログラムが用意されているが、それを支えているのは最初の年から続く“骨太”な考え方なのだと思う。教育、アジアとの連携、一流の演奏家との交流。そうした意図が隅々にまで感じられるプログラムだ。 豪華アーティストが集結するメイ…

中村恵理(ソプラノ)

世界で活躍するディーヴァの新境地  「私は燃焼型です!」と話す中村恵理。いま、世界の歌劇場から最も注目される邦人歌手として、豊かな声量を駆使し大舞台で成功を収める新星ソプラノである。その素顔は少女のようにあどけないが、中身は冷静な判断力を有する大人の女性。「度胸と自制心」の塊として、国内コンサート・ツアーへの抱負を熱く…