国内外最高峰の演奏家が集結する一大イベント
オリンピック・パラリンピック・イヤーの2020年に向けて、東京文化会館と新国立劇場という日本を代表する2つの劇場が共同制作を行う「オペラ夏の祭典2019-20 Japan↔Tokyo↔World」。その第一弾として、2019年はプッチーニの《トゥーランドット》を上演する。7月12日、東京文化会館での公演を皮切りに、新国立劇場、びわ湖ホール、札幌文化芸術劇場 hitaruでの全11公演が予定されている。指揮は新国立劇場オペラ芸術監督の大野和士、そして演出は、大野とリヨン歌劇場で共作の経験のあるバルセロナ出身の演出家アレックス・オリエが務める。オリエは「東京のようなメガロポリスを連想させる美的要素を盛り込みつつ、未来的な舞台をつくりたい」と語っており、この一大イベントにふさわしい、ゴージャスでアーティスティックな舞台が期待できそうだ。
出演者は全てダブルキャスト。タイトルロールには現代を代表するドラマティック・ソプラノとして知られるイレーネ・テオリンと、アメリカ生まれでこの役を得意とするジェニファー・ウィルソン。他に、カラフはテオドール・イリンカイとデヴィッド・ポメロイ、そしてリューを世界で活躍する日本人ソプラノ中村恵理と砂川涼子が務めるなど、国内外の一流歌手が集結。合唱は新国立劇場合唱団・藤原歌劇団合唱部・びわ湖ホール声楽アンサンブルの混合チームで、これも今までになかった組み合わせだ。管弦楽は大野が音楽監督を務めるバルセロナ交響楽団。まさに日本と海外のオペラ界が手を組んでつくりあげる「オペラの祭典」になるだろう。
文:室田尚子
(ぶらあぼ2019年5月号より)
2019.7/12(金)18:30、7/13(土)14:00、7/14(日)14:00 東京文化会館
問:東京文化会館チケットサービス03-5685-0650
※新国立劇場、びわ湖ホール、札幌文化芸術劇場 hitaruの各提携公演情報は下記ウェブサイトでご確認ください。
https://opera-festival.com/
*WEBサイト「La Valse by ぶらあぼ」オープン記念特典チケットサービスとして、会員登録(無料)に登録いただいた方を対象に、本公演に抽選で4名様をご招待。
応募詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。
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