中村恵理(ソプラノ)Eri Nakamura, soprano

大阪音楽大学、同大学院修了。新国立劇場オペラ研修所を経て、2008年英国ロイヤル・オペラにデビュー。翌年、同劇場の「カプレーティ家とモンテッキ家」にアンナ・ネトレプコの代役として出演し、一躍脚光を浴びる。

そののち、Cardiff Singer of the Worldにて、歌唱賞・オーケストラ賞の両部門でファイナルに進出。翌年、英インディペンデント紙「Talent2010」音楽家部門に選出された。10年~16年、バイエルン国立歌劇場のソリストとして専属契約。『フィガロの結婚』スザンナ役でデビュー後、『魔笛』『ドン・ジョヴァンニ』『カプレーティ家とモンテッキ家』『愛の妙薬』『ヘンゼルとグレーテル』『ボリス・ゴドゥノフ』『ホフマン物語』等で主要キャストを務める。

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これまでに、コリン・デイヴィス、イルジー・ビエロフラーヴェク、ネヴィル・マリナー、クリストファー・ホグウッド、セバスティアン・ヴァイグレ、アントニオ・パッパーノ、マウリツィオ・ベニーニ、ケント・ナガノ、キリル・ペトレンコ、大野和士、ネゼ=セガンらの指揮のもと、ワシントン・ナショナル・オペラ、ベルリン・ドイツ・オペラ、オヴィエド歌劇場、トゥールーズ歌劇場、ザルツブルグ州立歌劇場等客演多数。2016年には『チェネレントラ』クロリンダ役でウィーン国立歌劇場にデビューするなど活躍の場を広げている。

2019年は名古屋フィル定期演奏会、N響オーチャード定期、宮崎国際音楽祭『ラ・ボエーム』ミミ役(コンサート形式)をはじめ、7-8月には、東京文化会館と新国立劇場が提携して開催されたプロジェクト「オペラ夏の祭典2019-20」の『トゥーランドット』リュー役で出演し絶賛を博す。

2021年はNHKニューイヤーオペラコンサートをはじめ、東京都交響楽団、読売日本交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団と共演。また10月にびわ湖ホール『つばめ』マグダ役、12月には新国立劇場『蝶々夫人』題名役で出演し、その圧巻の舞台が大きな話題となった。

2012年度アリオン賞、2015年度芸術選奨文部科学大臣新人賞、2017年JXTG音楽賞洋楽部門奨励賞、2017年度兵庫県芸術奨励賞の各賞を受賞。大阪音楽大学客員教授、東京音楽大学特任准教授。

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