Tag Archive for メゾソプラノ

【CD】南天の花 金子美香が歌う日本の歌

 2018年夏、バイロイト音楽祭にドミンゴ指揮《ワルキューレ》のグリムゲルデ役でデビュー。デビュー・アルバムが世界に羽ばたくメゾソプラノにこそ相応しい日本歌曲集なのも嬉しい。しかも表題曲である山田耕筰を筆頭に、中田喜直から武満徹までメインストリームに加えて畑中良輔や平井康三郎、猪本隆など声楽人には必須の佳曲まで幅広く網…

櫻井まゆこ(メゾソプラノ)

欧州を虜にするドラマティック・メゾの魅力  イタリア・ミラノを拠点に、欧州オペラ・シーンの第一線で活躍するメゾソプラノの櫻井まゆこが、ヴェルディをはじめ、“王道”の名アリアを歌い尽くすリサイタルを開く。「作曲家から『まゆこ、ありがとう』と言われるような歌をうたいたい」と語る櫻井。本場の聴衆をも虜にする、圧倒的な歌声と表…

郡 愛子(メゾソプラノ)

ジャンルを超えた“しあわせ”を呼ぶこころの歌  「温かく且つ愁いに満ちたメゾ・ソプラノの歌声」、「繊細且つ圧倒的な内面の表現力」、そして「大らかで誰からも愛される人間性」…歌い手としてのこの貴重な資質に恵まれた郡愛子による、感動と幸せに満ちたステージを実現しよう…という目的で、「郡愛子コンサートプロジェクト」は、199…

脇園 彩(メゾソプラノ)

“世界のワキゾノ”が、さらなる高みに達する《チェネレントラ》  今年は没後150年にあたるロッシーニ・イヤー。例年以上に注目を浴びる生地ペーザロのロッシーニ音楽祭で、脇園彩は目玉演目《セヴィリアの理髪師》のヒロインを歌う。欧米で主役を張れる日本人歌手が極めて少ないなか、“世界のワキゾノ”として着実に地歩を固めている彼女…

藤村実穂子(メゾソプラノ)

世界的メゾソプラノが音楽に対峙する日々を語る  「“これだけは外せない”というものは、一切ありません。“これは断つ”がほとんどです」。バイロイト音楽祭をはじめ、ヨーロッパの檜舞台で活躍してきた世界的メゾソプラノ、藤村実穂子に、歌う上での“こだわり”を尋ねると、こんな答えが返ってきた。ストイックかつ真摯に音楽に対峙する日…

シューベルト「冬の旅」 高橋悠治(ピアノ) 波多野睦美(メゾソプラノ)

固定観念を覆す鮮烈な「冬の旅」  作曲とピアノ演奏を通じて、常に先鋭的なサウンドを構築する高橋悠治。そして、透明感と豊潤さを併せ持つ美声で、古楽から現代の作品までを歌いこなすメゾソプラノの波多野睦美。2人の名手が、シューベルト「冬の旅」のアルバムを発表した。傑作歌曲集の固定観念を覆す、鮮烈な音と言葉の世界。そんな旅を共…

下野竜也(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

ドヴォルザーク「6番」メインのこだわりプロ  これは楽しみな公演だ。高関健の常任指揮者就任から3年目に入った東京シティ・フィルは、定期演奏会で毎回高水準かつ聴衆の心に深く伝わる好演を継続している。6月定期に登場するのは高関の盟友・下野竜也。この4月からは広響の音楽総監督に就任し、名匠への道を歩み続けている。  本公演は…

郡 愛子(日本オペラ協会総監督、メゾソプラノ)

いまこそ「日本のオペラ」の素晴らしさを多くの人に伝えたい  「大輪の花」という言葉がこれほど似合う人もいるまい。郡愛子が放っている、周囲を明るくあたたかい気持ちにするオーラは、日本オペラ協会の“新・総監督”という立場にいかにもふさわしい。 「藤原歌劇団に40年、日本オペラ協会に42年在籍してきましたが、それは私にとって…

マリエッラ・デヴィーア(ソプラノ)

ノルマ役を歌い演じるうちに自分の声に新しい力が加わったのを感じます  「ベルカント・オペラの女王」と呼ばれ、多くのオペラ・ファンから敬愛されるソプラノ、マリエッラ・デヴィーア。低い音域から超高音まで響きを変えずに歌い進める姿を、発声法の理想形として崇める後輩歌手は多い。そのデヴィーアが今年7月と10月に上演される共同制…

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 特別演奏会 千住 明 オペラ《万葉集》(演奏会形式)

万葉の優美な世界がドラマティックに蘇る  作曲家・編曲家・プロデューサーとして活躍中の千住明が、2009年に作曲したオペラ《万葉集》。同年室内管弦楽版で初演されたのち、11年にオーケストラ版で改訂初演された。典雅な古典の世界をリリカルに描いた同作は初演時より好評を博してきたが、この4月、東京シティ・フィルの特別演奏会で…