Tag Archive for バリトン

須藤慎吾(バリトン)

最高のキャスト、フランスを追い求めた音で《ホフマン物語》の神髄を!  今年中盤以降だけでも《蝶々夫人》《愛の妙薬》《ランスへの旅》《トスカ》《椿姫》《リゴレット》…と、主だった公演の主役級を、須藤慎吾ほど射止めている歌手はいない。現状、十分に超売れっ子だが、須藤はあぐらをかいてはいない。かなり意欲的な《ホフマン物語》の…

山響 さくらんぼコンサート2019 東京公演

新時代の到来を告げるオペラ・ガラ  山形交響楽団が毎年6月に開催している「さくらんぼコンサート」。“食と温泉の国のオーケストラ”のキャッチフレーズにふさわしく、ロビーで山形物産展も同時開催して人気のコンサートだ。  今年は、常任指揮者に阪哲朗が就任したことを記念してのオペラ・ガラで、人気のソプラノ森麻季と新進気鋭のバリ…

【CD】チマローザ:宮廷楽士長&ペルゴレージ:奥様女中/佐藤征一郎

 17〜18世紀のイタリアで、シリアスなオペラの幕間に息抜きとして上演され人気を博した「インテルメッツォ」。その有名な2作品に挑んだ、日本の名バスバリトン佐藤征一郎による絶頂期(1984年)のライヴ録音が登場。オーケストラの練習風景を各楽器奏者と格闘するマエストロの視点で描いた一人芝居《宮廷楽士長》はイタリア語、小間使…

大西宇宙がPremiereオペラ財団国際声楽コンクールで優勝

 Premiereオペラ財団国際声楽コンクール(審査委員長:リチャード・ボニング)のファイナルが12月1日にニューヨーク市内で行われ、バリトンの大西宇宙が優勝した。大西は「ホロストフスキー特別記念賞」も受賞し、故人の夫人より賞を授与された。「感無量です。一位のみならず、心から敬愛し、目標としてきたホロストフスキー記念特…

【CD】「ありがとう」を風にのせて―日本名歌集― /ヴィタリ・ユシュマノフ&塚田佳男

 熱き思いが、全篇から迸る。ロシア出身のバリトン、ヴィタリ・ユシュマノフは美空ひばりを聴き、「日本のうた」の虜に。日本歌曲の第一人者・塚田佳男の薫陶を受け、表現に磨きをかけてきた。その成果が、当録音。塚田の詩情豊かなピアノを伴い、「朧月夜」「荒城の月」などスタンダードから武満徹による大衆歌、オリジナル曲までが、包容力あ…

加耒 徹(バリトン)

若手人気バリトンが誘うオペレッタの魅力  女優の中嶋朋子を案内役に迎えた全6回からなるシリーズ『音楽劇紀行』は、田尾下哲(総合プロデューサー)と加藤昌則(音楽監督)が中心となって音楽劇の表現形式の変遷を辿るHakuju Hall主催の人気企画。  6月公演の第五夜のメイン・テーマは「オペレッタ」だが、プログラムはまずカ…

河野克典 バリトン・リサイタル 歌の旅 Vol.6 旅空の彼方

芳醇で深い歌声で伝えるドイツ・リートの神髄  河野克典は、日本とヨーロッパでリート、オペラ、宗教曲と幅広い分野で活躍するバリトン歌手。深く芳醇な歌声、ドイツ語のディクションの美しさで各方面から高い評価を受けてきた。とりわけ彼の活動で注目されるのが、定期的に行っている自主企画リサイタル・シリーズで、「歌・三夜一夜物語」や…

第464回 日経ミューズサロン ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)

“ドイツ・リートの正統派”が描く名作歌曲の内奥  艶やかな美声でテクストを深く掘り下げ、オペラからリート、現代作品までを歌いこなすドイツのバリトン、ディートリヒ・ヘンシェル。“フィッシャー=ディースカウの後継者”と目される名手が日経ミューズサロンに登場し、ベートーヴェンとシューマンのリートの魅力を詳らかにする。  ベル…

NHK音楽祭 2017

世界的奏者が繰り広げる“声とオーケストラ”の饗宴  東京は今や、世界屈指の音楽都市である。シーズンになると名門オーケストラやオペラ座が続々と来日し、日によっては公演がかぶることさえある。加えて在京オーケストラのレベル・アップも目覚ましい。クオリティと量の双方を考えると、東京を凌ぐ都市は果たしてあるのだろうかとすら思う。…

日本橋オペラ特別公演 オスカー・ヒッレブランド(バリトン) & 福田祥子(ソプラノ) デュオリサイタル

東西の名歌手2人で聴くヴェルディとワーグナーの名曲  東京メトロ水天宮前駅から徒歩2分、中央区立日本橋公会堂内にある「日本橋劇場」は、400席強の程よいサイズ。内装も美しく、落ち着いた空間である。  さて、このホールを根城とする団体〈日本橋オペラ〉が、来る8月下旬に特別公演を開催。内容は、2人の“ドラマティックな声音を…