【CD】さんごじゅの花 池辺晋一郎 室内楽作品集Ⅲ 2020/10/07 本年喜寿を迎えた池辺晋一郎はなおも盛んな創作活動を展開しているが、本アルバムは1980年代から2010年代に書かれた室内楽曲(ソロ曲もあり)を集成、かつ冒頭と末尾にはその編成に収まらない曲を縁取るように配置してシンメトリカルに構成。全8曲中殊に印象深いのは高度な技巧と池辺独特の歌謡性が結び付いた「ストラータⅡ」(フル… 続きはこちら→
【CD】“八木節” 幸松肇編:弦楽四重奏のための日本民謡集 第1集〜第4集/クァルテット・エクセルシオ 2020/08/28 我々がよく知る民謡のアレンジとして楽しいし、それぞれが単独の芸術作品という斬新さも持っている、幸松肇の名編曲。“民謡を弦楽器で弾きました”という次元とは一線を画し、日本民謡と西洋弦楽器の表現語法を突き詰め、クラシックの歴史の文脈で再創造した、いわばバルトークの境地に近づくもの。16曲中前半は土俗性や素朴さが強く、後半… 続きはこちら→
【CD】渡辺俊哉作品集 あわいの色彩 2020/04/06 「音の綾Ⅲ」「あわいの色彩Ⅱ」は音の数を絞り淡々と進む。聴き手の注意は音と音との関係性やその佇まいに集中し、いつしか自然の声とか宇宙の響きに耳を傾けているような瞑想的な気分へと導かれる。「声の痕跡」は性格の異なるトロンボーンとピアノが対峙する中、音の身振りの差異が明らかにされる。それは前2曲に比べ、遥かにヒューマンで… 続きはこちら→
第10回大阪国際室内楽コンクール&フェスタが開催 2020/03/06 『音楽の原点』とも言われる室内楽に取り組む優秀な音楽家を世界に広く求め、「国際音楽コンクール世界連盟」の基準に基づき優れた演奏家を顕彰、育成する「大阪国際室内楽コンクール」(主催:日本室内楽振興財団、3年ごとに開催)が5月15日から22日にかけて大阪・住友生命いずみホールを主会場に開催される。あわせて、年齢制限や課題… 続きはこちら→
クァルテット・ウィークエンド 2019-2020 クァルテット・エクセルシオ × タレイア・クァルテット 2020/03/02 ベテランと次世代の熱い競演 四半世紀を超える活動で、いまや日本の室内楽界を牽引する存在となった、クァルテット・エクセルシオ。「弦楽四重奏の花が豊かに咲き誇ることを目指し、育て、種を広く撒いていきたい」との思いから、彼らが将来性を見込んだ次世代クァルテットとのジョイント・コンサートを、昨年に続いて開催する。 今年の共… 続きはこちら→
イェルク・ヴィトマン(クラリネット) with クァルテット・エクセルシオ 2020/02/12 第一線の作曲家兼スーパー・クラリネット奏者が日本の俊英たちと競演 あらゆる楽器に精通し、オペラから室内楽まで、質・量ともに驚異のペースで創作活動を続ける現代作曲界のスーパースター、イェルク・ヴィトマンは、また優れたクラリネット奏者として、この楽器のために書かれた作品に名演を残してきた。 3回目となるトッパンホールで… 続きはこちら→
クァルテット・エクセルシオ(弦楽四重奏団) 2019/12/03 弦とハープ、オーボエの織り成す色彩的空間に包まれる 紀尾井ホールで行われる「Quartet Plus(クァルテット プラス)」は弦楽四重奏に留まらない室内楽の新しい魅力を伝えてくれるコンサート・シリーズだ。今回は、結成25周年という節目の年を迎えたクァルテット・エクセルシオが、オーボエの吉井瑞穂、ハープの景山梨乃と共… 続きはこちら→
2019年11月発売のおすすめチケット情報 2019/11/05 ■11/9(土)発売 オペラ夏の祭典2019-20 Japan↔Tokyo↔World ワーグナー:オペラ《ニュルンベルクのマイスタージンガー》 2020.6/14(日)14:00、6/17(水)12:00 東京文化会館 イェンス=ダニエル・ヘルツォーク(演出) マティス・ナイトハルト(美術… 続きはこちら→
第10回 大阪国際室内楽コンクール & フェスタ2020 プレイベント 2019/04/24 世界をリードする弦楽四重奏の響宴 大阪国際室内楽コンクールに過去に入賞した5つのクァルテットの“里帰り公演”「世界をリードする弦楽四重奏の響宴」が、今年5月から来年4月にかけて、大阪のザ・フェニックスホールで開催される。 2020年の第10回コンクールに向けてのプレ企画で、ルーマニア、日本、イギリス、チェコ、アメリ… 続きはこちら→
クァルテット・ウィークエンド2018-2019 クァルテット・エクセルシオ × クァルテット奥志賀 2019/01/07 ベテランと若手の競演が起こすケミストリーやいかに!? 底知れない深みを持つ弦楽四重奏の世界で活躍する、ベテランと新進気鋭の2団体による、注目のジョイントコンサートが3月に開催される。前者は、名実ともにわが国の四重奏団の第一人者として認められる、クァルテット・エクセルシオ。日本では稀少な常設の弦楽四重奏団であり、四半世… 続きはこちら→