大阪国際室内楽コンクール&フェスタ2023が開催

提供:日本室内楽振興財団

 3月22日、日本室内楽振興財団主催・大阪国際室内楽コンクール&フェスタ2023の開催記者会見が行われた。1993年より3年毎に開催され、今年で30年目を迎える伝統ある同大会。2020年に開催予定だった第10回はコロナ禍により延期を経て中止となっており、今回は実に6年ぶりの開催となる。会見では、昨年行われた演奏動画による予備審査を通過した計33団体が発表され、コンクール審査委員長の堤剛、フェスタ審査員長の呉信一らがコメントを寄せた。

 本大会は「大阪国際室内楽コンクール」と「大阪国際室内楽フェスタ」から構成される。「コンクール」は室内楽に取り組む優秀な音楽家の育成を目的に行われ、過去にはクァルテット・エクセルシオ(第2回・第2位)やウェールズ弦楽四重奏団(第7回・第3位)などを輩出している。今回は第1部門で弦楽四重奏、第2部門でピアノ三重奏/四重奏が審査対象となる。堤は「コンクール」についての所感を以下のように述べた。
「近年、世界的に室内楽活動が盛んになっている中で、世界7大室内楽コンクールとも評されるようになった本大会の果たす責任の重さを感じています。そこで重要になってくるのが、いかに“Distinguished Jury Member(世界的に権威ある審査員)”をお呼びできるかだと考えています。 今回は、演奏家、教育者、そして人間としても素晴らしい審査員の先生方をお迎えすることができました。それに対して、予備審査には第1部門で二十数団体、第2部門では三十数団体という多数の応募が集まり、非常にレベルの高いジャッジとなりました。本選もぜひ水準の高い演奏を期待いただけたらと思います」

堤剛(コンクール審査委員長) 提供:日本室内楽振興財団

 一方の「フェスタ」は、審査に一般の音楽ファンから公募した審査員の投票結果が含まれる、世界的にもユニークな音楽祭。年齢制限や課題曲もなく、楽器の種類や編成も自由ということで、呉は「フェスタ」ならではの審査の難しさを以下のように語った。
「とにかく大変でした(笑)。予備審査では30ヵ国84団体の募集がありましたが、聴いたこともないような民族楽器も含めて審査を行わないといけません。そこで、一団体ずつ演奏を聴いて審議をするミーティングの場を設けることにしました。結果、素晴らしいジャッジができたと考えています。本選の1次ラウンドは富山県・三重県、セミファイナルとファイナルは大阪府の会場で、一般審査員の皆さまも投票していただけます。お客様にも参加しながら楽しんでいただけるフェスタにしたいと思います」

呉信一(フェスタ審査員長) 提供:日本室内楽振興財団

 「コンクール」「フェスタ」ともに聴きどころの多い本大会は、5月12日から18日にかけて大阪の住友生命いずみホールを中心に開催される。入賞団体披露演奏会は19日に同ホール、21日には東京のサントリーホールでも行われるので、大阪だけにとどまらない盛り上がりが期待できそうだ。

大阪国際室内楽コンクール2023
2023.5/12(金)〜5/18(木) 大阪/住友生命いずみホール
(披露演奏会:5/19(金)住友生命いずみホール、5/21(日) 東京/サントリーホール ブルーローズ(小))

大阪国際室内楽フェスタ2023
2023.5/13(土)富山県高岡文化ホール
5/14(日)三重県文化会館
5/17(水)住友生命いずみホール

(披露演奏会:5/19(金)住友生命いずみホール)

コンクール&フェスタ審査演奏:全席自由 1,000円
フェスタ1次ラウンド 各会場:全席自由 500円
コンクール審査演奏鑑賞 7日間通し券(5/12-5/18):全席自由 4,000円
披露演奏会(大阪):全席指定各回 2,000円 2公演セット券 全席指定 3,000円
披露演奏会(東京):全席指定 2,000円
4/3(月) 発売

問:日本室内楽振興財団 06‐6947‐2184
https://jcmf.or.jp/compefesta2023/