インタビュー

川畠成道(ヴァイオリン)

バッハの無伴奏を録音することは10年前から決めていました  1998年3月に小林研一郎指揮の日本フィルハーモニー交響楽団とメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を弾いてデビュー。活動20周年を迎えた川畠成道が記念アルバムに選んだのは、「ヴァイオリン音楽の原点であり最高峰」と語るJ.S.バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタと…

吉井瑞穂(オーボエ)

世界的に活躍する名手が古楽奏者との共演で聴かせるバロックの世界 昔からバロックは大好きだったんです  ベルリン・フィルのエキストラ奏者等を経て、現在はマーラー室内管弦楽団の首席の任にあり、これまでに共演した指揮者はアバド、ヴァント、アーノンクール、ラトル。その上、世界の名だたるホールでリサイタルやスター音楽家たちとの共…

金 洪才(指揮)

韓国「ビッグ3」とまで言われる実力派オーケストラを率いて  10月に韓国の光州市立交響楽団が2年振りの来日公演を行う。率いるのはこのオーケストラの芸術監督、金洪才だ。金は日本育ちだが、2000年以降に韓国でも指揮活動をはじめ、07年には蔚山(ウルサン)市立交響楽団の芸術監督になり、9年かけて韓国トップクラスの団体に育て…

垣岡敦子(ソプラノ)

愛と宝石の煌めきに満たされる一夜を  イタリアで研鑽を積んだ叙情的で深みのある声を持つ王道ソプラノ、垣岡敦子。「オペラにおける“愛”は憎しみや欲望と表裏一体となって究極のドラマを生む原動力」と語る彼女が「愛の歌」をテーマに紡ぐ人気リサイタルも今年で5回目。  レオンカヴァッロの情熱的な朝の歌「マッティナータ」に始まる今…

安田謙一郎(チェロ)& 藤村俊介(チェロ)

師弟のチェロが織りなす親密な対話  演奏活動と後進の指導の両面で日本の音楽界を築き上げてきた安田謙一郎と、NHK交響楽団の次席奏者としてだけでなくチェロ四重奏団「ラ・クァルティーナ」などでも活躍する藤村俊介。ふたりのトップ・チェリストによるデュオ・アルバム『レゾナンス〜チェロ二重奏〜』がリリースされる。師弟の関係でもあ…

藤井むつ子(マリンバ/サヌカイト)

邦人マリンバ作品のエッセンスをお届けします  マリンバ奏者として、長きにわたり活躍を続けている藤井むつ子。数年ぶりとなるリサイタルでは、1350万年ほど前の太古の石であるサヌカイトの響きが現代に甦る。讃岐産の石からできた透明な響きのサヌカイトを使った楽器、そしてマリンバを軸に展開する待望のコンサートである。今回は共に打…

田部京子(ピアノ)

25年を振り返る、思い出深い選曲  繊細なタッチと瑞々しい響きで聴き手の心をつかむ田部京子。今年は彼女のCDデビュー25周年に当たる。ショパン作品集の発表以来、30枚以上のアルバムを作り続けてきた。 「初めてのレコーディングは今でも鮮明に覚えています。自分で演奏中に聴いていた音と、モニタールームで聴く録音とのギャップに…

アラン・ギルバート(ヴィオラ)

新しい音楽的家族との室内楽がとても楽しみです  2017年まで8シーズンにわたってニューヨーク・フィルの音楽監督を務めた世界的指揮者、アラン・ギルバートは、18年4月から東京都交響楽団の首席客演指揮者に就任した。同楽団には、7月の就任披露公演に続いて、12月に再び登場。その来日の際、彼はヴィオラを弾いて、都響の首席奏者…

竹澤恭子(ヴァイオリン)

デビュー30周年に、思い入れ深い作曲家ばかりでプログラムを組みました  11月、竹澤恭子が紀尾井ホールに帰ってくる。デビュー30周年をリサイタルで寿ぐ。 「紀尾井ホールで弾くのは、自分でも驚いているのですが、20周年の時以来です。表現を無理なく伝えることが出来るホールですね。響きがいいのは当然ですけれど、それ以上にアー…

広上淳一(指揮/東京国際音楽コンクール〈指揮〉審査委員)

いまの完成度より将来伸びそうな若者、未知数の才能と出会いたい  「今、指揮者としてやっていられるのは、このコンクールのおかげです。みんな(アムステルダムで1984年に行われた)キリル・コンドラシン・コンクールに優勝したからでしょ、と言うけれど、そうではありません。82年の民音コンクール(旧称)がなければ、僕はここにいま…