インタビュー

佐々木 亮(ヴィオラ)

「ヴィオラスペース」は自分を成長させてくれた重要なイベントです  ヴィオラの魅力を広め続けてきた「ヴィオラスペース」も今年で28年目。今回は「旅」をテーマに、例年にも増してユニークな演目が並ぶ。そこで中心的存在となるのが、NHK交響楽団首席奏者の佐々木亮である。  佐々木は東京藝術大学卒業後、ジュリアード音楽院に留学。…

【特別寄稿】セレーナ・マルフィのインタビュー&公演レポート 〜ボローニャ歌劇場《セヴィリアの理髪師》

超売れっ子、マルフィを中心に夢のキャストの愉悦 取材・文:香原斗志  3月19日、6月のボローニャ歌劇場日本公演《セヴィリアの理髪師》でロジーナを歌うセレーナ・マルフィと無事に会うことができた。直前まで英ロイヤル・オペラで《コジ・ファン・トゥッテ》に出演していたので、本当にボローニャに来るのかと心配していたのだ。 「2…

片岡綾乃(パーカッション)

現代パーカッション作品はかくも多彩なり  アメリカを拠点とする打楽器奏者・片岡綾乃が、日本ではおよそ10年ぶりのリサイタルを開く。「ConText─観・そして・感─」と銘打ったシリーズの3回目。「context」は「文脈、前後関係」であり、その語源「con text」の「織り込む」という意味にも惹かれたという。そして視…

【特別先行公開】フィリップ・マヌリ(作曲家)

温故知新が未知の世界を生む  武満徹の遺志を引き継ぎ、20年以上続くコンポージアムが、今年も東京オペラシティで開催される。核となる武満徹作曲賞の審査員を務めるのは、フランスを代表する作曲家の一人フィリップ・マヌリだ。これまでも東京藝術大学や京都フランス音楽アカデミーで講座を受け持ってきたマヌリにとって、日本滞在は自身の…

ライナー・キュッヒル(ヴァイオリン)

プフィッツナーは、R.シュトラウスらと肩を並べるレベルの作曲家です  45年にわたってウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを務め、2016年8月に惜しまれつつ退任、ソリストとして、いっそう精力的な活動を展開するライナー・キュッヒル。「どこまでも音楽を追求し、自分の解釈で自由に弾いていきたい」と語る名匠…

アンナ・フェドロヴァ(ピアノ)

世界から注目を集める新鋭ピアニストがロシアの名門楽団と共演    ウクライナ出身のアンナ・フェドロヴァは、数々のピアノコンクールにて優勝経験を持ち、オランダを拠点に国際的な活動を展開している逸材。今年の3月には、湯浅卓雄の指揮で神奈川フィルハーモニー管弦楽団とマイケル・ナイマンのピアノ協奏曲を演奏し、国内でも…

小林研一郎(指揮)

コバケンと縁の深いオーケストラが生み出すハンガリーの響き  日本とハンガリーの外交関係開設150周年を迎えた今年、様々な記念文化事業が行われている。そのハイライトとも目されるのが、1945年ハンガリー国営鉄道設立のハンガリー・ブダペスト交響楽団(MÁVブダペスト交響楽団、以下MÁV)来日公演である。9公演にも及ぶツアー…

工藤重典(フルート)

名匠二人の妙技とフルート・オーケストラの魅力  フルート界のトップランナー工藤重典が新譜『牧神の午後への前奏曲〜フルート・アンサンブルの愉しみ〜』をリリースした。工藤のソロによる「牧神」が初録音だというのもやや意外だったが、一方の注目が、ヴィヴァルディ「4本のフルートのための協奏曲」や、ハチャトゥリアン「剣の舞」など、…

花房晴美(ピアノ)

“香り立つ”ものを出すことがピアノを弾く永遠の目的です  日本を代表するピアニストであり、華麗な演奏によって多くのファンをもつ花房晴美。パリで長く学び、エリーザベト王妃国際コンクール他、数々の国際コンクールに入賞。現在も国際的な演奏活動を活発に展開中で、2010年からは「パリ・音楽のアトリエ」と題したコンサートシリーズ…

葵トリオ

ミュンヘン国際音楽コンクール優勝記念のアルバムを堂々リリース  昨年9月、超難関・ミュンヘン国際音楽コンクールのピアノ三重奏部門で優勝し、一躍、世界中の注目を集めてから約半年。ピアノ秋元孝介、ヴァイオリン小川響子、チェロ伊東裕による「葵トリオ」が、ハイドンとシューベルトを収録した新譜(マイスター・ミュージック)をリリー…