インタビュー

大谷康子(ヴァイオリン)

ヌヴーになりきって熱いメッセージを伝えたい  キエフ国立フィルハーモニー交響楽団と共演を重ねるなど、大谷康子の最近の国際的な活躍は目覚ましい。「今が青春のまっただ中」と語る彼女の新企画は、パリ音楽院教授で世界の名だたる演奏家と共演を重ねるピアノの名手、イタマール・ゴランと全国都市を巡るデュオ・リサイタル。航空事故により…

小林沙羅(ソプラノ)

“美しき日本の歌い手”が歌い演じるグレーテル役の魅力  現在、小林沙羅が日本のソプラノの中でひときわ輝く存在であることに異論を唱える人はいないだろう。透明感のある歌声とバレエで鍛えられた身体性に裏打ちされた豊かな表現力は、国内外を問わず多くの聴き手を魅了している。この3月にはロンドンのウィグモア・ホールで、「和」をテー…

朴 葵姫(ギター)

「イマジン七夕コンサート」で名曲・アランフェス協奏曲を披露  今年第15回を迎える恒例の「イマジン七夕コンサート」スペシャル版に、人気ギタリスト朴葵姫が出演。井﨑正浩指揮の東京交響楽団とロドリーゴの名曲「アランフェス協奏曲」を弾く。 「ギターのオリジナル作品にこんな名曲があることに感謝します。でも、私にはちょっとトラウ…

伊藤京子(ピアノ/別府アルゲリッチ音楽祭総合プロデューサー)

アルゲリッチと発信するベートーヴェンの芸術と人類愛  昨年、第20回のメモリアル・イヤーを迎えた別府アルゲリッチ音楽祭。大分は日本における西洋音楽発祥の地と言われ、ローマと大分との縁も深く、16世紀半ばに守護大名・大友宗麟が聖フランシスコ・ザビエルを庇護したことでも知られる。そうした歴史を踏まえ、同地で育まれている音楽…

【特別寄稿】ボローニャ歌劇場《リゴレット》〜アルベルト・ガザーレのインタビュー&公演レポート

客席を熱狂させた「完璧なオペラ」  「《リゴレット》は完璧なオペラ。ヴェルディの音楽にはすべてを統合する力がある。シンプルなのに深くて、正確で、ドラマが心に届くんだ」  終演後の楽屋で、アルベルト・ガザーレはそう語った。全力を出し切った満足感を漂わせながら。   まったく、その言葉が素直にうなずける公演だった。歌唱、演…

大澤美穂(ピアノ)

セカンド・アルバムは憧れの作曲家ショパンの名作を集めて  ピアニストの大澤美穂は桐朋学園大学、同大学研究科を経て、ブリュッセル王立音楽院を修了。ベッツィ・ディオングル賞ピアノコンクール(ベルギー)第1位や第10回園田高弘賞ピアノコンクール第2位をはじめ、国内外で多くの上位入賞を果たしている。幅広いレパートリーを活かした…

リュウ・シャオチャ (呂 紹嘉)(指揮)

台湾のクラシック・シーンを牽引するマエストロ  近年、目覚ましい成長を遂げたアジア諸国のオーケストラの中にあって、特に高い評価を受けているのが、台湾フィルハーモニック(台湾では国家交響楽団の名称)。音楽監督を務めるリュウ・シャオチャに率いられて2019年春に来日、熱いサウンドを披露する。  「日台は物理的な距離だけでな…

伊藤 恵(ピアノ)

円熟の時を迎え、今ベートーヴェンの後期ソナタと向き合う  20年かけてシューマンのピアノ曲全曲を弾き、さらにそのあと約10年間シューベルトに取り組んできた伊藤恵が、現在あらためて向き合っているのがベートーヴェンのピアノ・ソナタだ。CDのリリースと並行して、昨年からベートーヴェンを中心とする年1回のリサイタル・シリーズ「…

アレクセイ・ヴォロディン(ピアノ)

チャイコフスキーの隠れた名作コンチェルトを聴いてください!  アレクセイ・ヴォロディンは、ロシア出身の情熱的でスケールの大きな演奏をするピアニスト。モスクワ音楽院でジョージア出身の名ピアニストであり、名教授であるエリソ・ヴィルサラーゼに師事し、常に作曲家の魂に寄り添う演奏を行う精神を伝授された。その演奏は非常に手首がし…

西谷牧人(チェロ)

マルチに活躍するチェリストが拓く新たなフィールド  東京交響楽団の首席チェロ奏者を務める西谷牧人は積極的にソロ演奏も行い、同オーケストラの第2ヴァイオリン首席奏者である清水泰明とのユニット「清水西谷」も結成。自作曲の演奏など、クラシックの枠に留まらない活動を展開している彼が、今回東京では6年ぶりとなるリサイタルを開催す…