インタビュー

小林愛実(ピアノ)

モーツァルトは自分になじみ、自信の持てる作曲家の一人です  “神童”として早くから注目され、すでに盛んに演奏活動を行う中、高校3年でカーティス音楽院に留学した小林愛実。2015年にはショパン国際ピアノコンクールに挑戦してファイナリストとなった。現在23歳、ピアニストとして多様な経験を重ね、着実に音楽性を育んでいる。  …

樫本大進(ヴァイオリン)

“最強の”バロック・アンサンブルと共に  名門ベルリン・フィルの精鋭を中心に組織され、モダン楽器の特性を生かしつつ、ピリオド奏法を採り入れた鮮烈なサウンド創りで“最強のバロック・アンサンブル”とも称される「ベルリン・バロック・ゾリステン(BBS)」。初夏の日本で敢行するツアーのソリストには、ベルリン・フィル第1コンサー…

柴田智子(ソプラノ)

次代へ伝えたいフォルクローレの名曲たち──フィンジ〈武器よさらば〉を中心に  クラシカル・クロスオーヴァー歌手の草分け的存在であり、ジャンルの垣根を越えて“うた”に新たな生命を吹き込むソプラノ、柴田智子。ニューヨークを本拠地としてアメリカ音楽の魅力を伝える第一人者としても知られる彼女だが、6月のソロ・コンサートでは「ソ…

木下牧子(作曲)

創作活動の原点―オーケストラ作品による個展を開催  作曲家、木下牧子の作品展が6月に開催される。1999年の第1回「歌曲の夕べ」から、毎回異なる編成でプログラムを組み、今回(第5回)は、オーケストラ作品を特集する。合唱界で絶大な人気を誇る木下だが、学生時代からオーケストラ曲を継続的に発表し、それが作曲家としての原点であ…

笛田博昭(テノール)

最高の声が最高に熟したタイミングで、最高の伴奏者と  不思議な縁だ。筆者はこのインタビューの依頼を受ける直前まで、あるホールで笛田博昭の歌に酔っていた。倍音を伴った圧倒的で質感の高い響きから整ったフォームまで、すべてが従来の日本人テノールを超えている。リサイタルが待ち遠しい──と思った矢先、当人に抱負を聞く任を賜ったの…

川田知子(ヴァイオリン)

バッハ体験の先にテレマンが見えてきた  2017年にバッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」の全曲録音を完結させた川田知子が、この6月に昼夜一日で同曲を全曲演奏する。 「バッハの無伴奏作品は、ヴァイオリニストなら誰でも演奏しなければならない曲です。私も10歳くらいからソナタを弾き始め、コンクールなどで…

荘村清志(ギター)

50年を経た今、内面から湧き出る音楽  今年デビュー50周年を迎えたギター界の第一人者・荘村清志。「50歳頃から脱力して弾けるようになり、内面的な表現力が出始めた」と話す彼は、5月にバッハ中心のアルバム『シャコンヌ』をリリースした。 「シャコンヌ(自身の編曲)は、基本的にオリジナル通り。音が減衰するギターでも、声やヴァ…

赤坂智子(ヴィオラ)& 大田智美(アコーディオン)

バッハとピアソラ、それぞれの光と影  とあるプロデューサーの提案で実現した初共演から2年。ヴィオラの赤坂智子とアコーディオンの大田智美による話題のデュオが今春、待ち望まれていたCD『キアロスクーロ─陰影─』を発表した。  「一緒に演奏していると自分の音とアコーディオンの音の区別が分からなくなる瞬間があるんです」と語るの…

エリアフ・インバル(指揮)

“宇宙”と一体化できる音楽  83歳を迎えた今もエネルギッシュにタクトを執るエリアフ・インバル。関わりが深いベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団を率いて、2年ぶりの来日ツアーを行う。 「このオーケストラと出会ったのは1989年、ベルリンの壁が崩れた年です(翌年、東西ドイツが再統一)。当初はいかにも“東ドイツ”のオーケス…

藤原真理(チェロ)

満を持してベートーヴェン全曲に臨む  毎年、自身の誕生日に行われるJ.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲」コンサートや、全国各地で開催されるリサイタルにおいて、藤原真理の音楽は多くの聴き手へ静かに、そして雄弁に語りかける。  リサイタルのプログラムにはベートーヴェンの作品を加えることも多いが、ソナタと変奏曲を集中的に取り上…