インタビュー

阪田知樹(ピアノ)

フランツ・リスト国際コンクール覇者が贈る、3部構成の贅沢な演奏会  阪田知樹のピアノへの愛着が滲み出るようなプログラムによる、3部構成のリサイタルが開催される。内容は、モーツァルトで幕を開け、ソナタの大曲を置き、華やかな編曲作品で閉じるというもの。 「3部構成には、昔の演奏家へのオマージュの意味もあります。1900年代…

三浦文彰(ヴァイオリン)

20世紀ロシアが生んだヴァイオリン協奏曲の傑作と向き合う  三浦文彰が弾くショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番を、すでにコンサートで聴いた方も多いだろう。少年時代に、この曲を作曲者とともに創造したと言えるダヴィド・オイストラフの録音を聴いて心を動かされ、17歳の時に初めてコンサートで弾いたという作品だが、演奏を…

与那城 敬(バリトン)

リゴレットの感情の起伏とカンタービレをダイレクトに伝えたい  「予想もしていなかった役が、突然来てしまいました!」と、与那城敬はにこやかに語る。ドン・ジョヴァンニやエスカミーリョのような色男役が続く名バリトンだけに、毒を吐いて呪われる宮廷道化師リゴレットの人物像を、いまどのように捉えるのか? 「新国立劇場の研修所時代か…

椿三重奏団(ピアノ三重奏団)

“完璧な美しさ”目指す麗しきピアノ・トリオ、本格始動!  高橋多佳子(ピアノ)、礒絵里子(ヴァイオリン)、新倉瞳(チェロ)。美しく、華やかで、そして楽しい三人のピアノ・トリオ「椿三重奏団」が2月にデビューCDをリリースする。  初共演は12年前にさかのぼる。高橋と礒の出演するトリオのコンサートに、降板したチェリストの代…

神尾真由子(ヴァイオリン)

互いに信頼し、高め合ってきた仲間たちとの五重奏  2007年のチャイコフスキー国際コンクールの優勝以来、国内外で幅広い活躍を展開している神尾真由子は、近年室内楽にも目を向け、さまざまな音楽家との共演を楽しんでいる。そんな彼女が来春、「神尾真由子 with Friends」と題したコンサートで桐朋の同期生たちと共演する。…

井上道義(指揮)

2020年2月、井上道義は21年ぶりに神奈川フィル定期を指揮する!  目下絶好調の指揮者、井上道義が2月8日、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会みなとみらいシリーズ第356回を指揮する。長い共演関係にありながら、定期登場は1998年以来21年ぶりという。ビゼー作曲&シチェドリン編曲の《カルメン》組曲、ショスタコ…

工藤重典(フルート)

イベールの名協奏曲をハイスペック録音でリリース  フルートの工藤重典がイベールの協奏曲を録音した。フルートの名協奏曲。これが初録音というのはやや意外な気も。 「何十回も演奏していますが、協奏曲の録音は、指揮者、オーケストラなど、いろんな条件が揃わないと実現しません。そのなかで、ランパル先生も普及に寄与したイベールの協奏…

ユーリ・テミルカーノフ(芸術監督・指揮)

指揮はデリケートで心理的な作業です  ロシア最高峰のオーケストラ、サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団を率いて足掛け32年。豊かな人間性と圧巻の指導力を兼ね備えたマエストロ・テミルカーノフは、穏やかな語り口の中にも、自他への厳しさと巧まざるユーモアをのぞかせる。 指揮者は傍からは簡単そうにみえるかもしれないが…

林 美智子(メゾソプラノ)

モーツァルトのアンサンブルの素晴らしさを伝えたい  これは楽しい! 論より証拠。ご自身の目と耳で確かめてほしい企画だ。  アリアをカットして、重唱だけで構成するという大胆な発想のオペラ上演をプロデュースするのは、日本を代表するメゾソプラノ林美智子。《コジ・ファン・トゥッテ》《フィガロの結婚》に続き、3月、「林美智子の《…

ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)

リートの名手が札響と挑む深淵なマーラーの世界  恒例の札幌交響楽団東京公演。今年は現代を代表するドイツ歌曲の際立った表現者、ディートリヒ・ヘンシェルがマーラーの「亡き子をしのぶ歌」を歌う。  この「悲痛なテーマに貫かれた、きわめてセンシティブな音楽」(ヘンシェル)は、わが子を亡くした実体験に基づくリュッケルトの詩による…