インタビュー

彌勒忠史(演出)

ひとつの空間で呼応し合う能の名作と20世紀オペラ  誘拐された我が子を追って、母が独り、東国の川岸に辿り着く…英国の作曲家ブリテンが、能『隅田川』の物語に突き動かされて、「西洋音楽で再創造」したオペラ《カーリュー・リヴァー》。この秋、能とオペラが連続上演されるとのこと。オペラを演出する彌勒忠史が、和と洋が結び合う世界を…

安田謙一郎 & 藤村俊介(チェロ・クァルテットK)

名手たちの個性が輝く、チェロ四重奏アルバム  伝説的なチェリストであるカサドやフルニエに師事し、国内外で活躍を続けるチェリストの安田謙一郎。彼を中心に、その門下生であり、現在NHK交響楽団のフォアシュピーラーの藤村俊介、同楽団の首席を33年務め、現在はソリストとして活躍する木越洋、そして同楽団の注目の若手である宮坂拡志…

IL DEVU(ヴォーカル・グループ)

今だからこそ感じたい、フトメン5人が紡ぐことばの温もり  1階にスターバックスが併設された新しいスタイルの図書館も話題の、神奈川県の大和市文化創造拠点シリウスに10月、IL DEVUが登場する。日本のオペラ界の最前線で活躍する、望月哲也、大槻孝志(以上テノール)、青山貴(バリトン)、山下浩司(バスバリトン)の4人の歌手…

務川慧悟(ピアノ)

覇気漲る俊英がデビュー・アルバムに込める思い  2019年のロン=ティボー=クレスパン国際音楽コンクール第2位入賞をはじめ、数々の輝かしい成績を収め、国際派のピアニストとして着実な歩みを見せる務川慧悟が、ついに日本でのソロ・デビューアルバムをリリースする。今年2月の収録で、ショパン、ラフマニノフにブーレーズという、非常…

藤倉 大(作曲)

近未来ディストピア映画的な、目が離せないオペラが誕生  いよいよこの秋最大の話題作のひとつ、藤倉大作曲による、新国立劇場・委嘱新作オペラ《アルマゲドンの夢》(H.G.ウェルズ原作、ハリー・ロス台本、リディア・シュタイアー演出、大野和士指揮)の世界初演が間近に迫ってきた。  ロンドンの自宅の藤倉大にリモートで話を聞くと、…

福井 敬(テノール)

困難に立ち向かう王子カラフの勇気と愛を歌う  新型コロナウイルス感染症のためにしばらく沈黙していた日本のオペラ界だが、徐々に公演を再開しつつある。今年のグランドオペラ共同制作は、神奈川・大分・山形でプッチーニ畢生の傑作《トゥーランドット》を上演すると発表された。王子カラフを歌うのは、日本のトップ・テノール福井敬である。…

新井鷗子(横浜WEBステージ・エグゼクティブ・プロデューサー、横浜みなとみらいホール館長)

時代の先端を行くバーチャル・フェスティバル「横浜WEBステージ」、その斬新なコンテンツについて語る  最新テクノロジーによる“見どころ”満載の、まったく新しいクラシック音楽の映像フェスティバルが始まった。とにかく百聞は一見にしかず。「横浜WEBステージ」特設サイトから、9月1日より次々と公開されている映像作品をまずはご…

佐渡 裕(指揮)

人生最強の時に奇跡を起こせ! 〜2020年夏、子どもたちと対話を重ねて作り上げる音楽〜  多くのイベントが中止・延期になった2020年、子どもたちへの影響も大きく、文化・スポーツ等で多くの大会やコンクール、発表会などが開催できなくなった。そんな中、9月5日(土)と6日(日)にあらゆる対策を講じて開催の運びとなったのが「…

海野幹雄(チェロ)

ブリテン・チクルスのファイナルを飾る意欲的なステージ  ベンジャミン・ブリテンの書いた3曲の「無伴奏チェロ組曲」を中核にして、2018年から毎年1曲ずつ取り入れたプログラムでリサイタルを開催してきたチェリストの海野幹雄。その3年連続企画の最後を飾るリサイタルがこの9月にHakuju Hallで開催される。 困難な状況の…

田尾下 哲(演出)

「この時代だからこその表現を探究したいと思います」 ─《ルチア》特別版への挑戦─  11月、日生劇場のNISSAY OPERA 2020《ランメルモールのルチア》は、予定されていた新演出プロダクションを急遽変更。新型コロナウイルス感染症対策を施した全1幕の特別編《ルチア あるいはある花嫁の悲劇》に「翻案」して上演される…