【稽古場レポvol.1】新国立劇場オペラ新制作《神々の黄昏》

【記者会見】バイエルン国立歌劇場2017年日本公演

ぶらあぼ2017年10月号

ウラディーミル・フェドセーエフ(指揮)

ニュース

【稽古場レポvol.1】新国立劇場オペラ新制作《神々の黄昏》

 今年開場20周年をむかえた新国立劇場のオペラ2017-18シーズンが10月1日に開幕する。演目は、開場20周年記念公演ワーグナー「ニーベルングの指環」第3日《神々の黄昏》[新制作](指揮:飯守泰次郎・新国立劇場オペラ芸術監督、演出:ゲッツ・フリードリヒ、協力:フィンランド国立歌劇場)。  去る9月3日にスタッフ、歌手…

【記者会見】バイエルン国立歌劇場2017年日本公演

 9月21日に開幕を控えた17日、バイエルン国立歌劇場日本公演の記者会見が開催された。出席者は劇場総裁のニコラウス・バッハラー、音楽総監督キリル・ペトレンコ、そして《タンホイザー》の出演主要歌手、クラウス・フロリアン・フォークト、アンネッテ・ダッシュ、エレーナ・パンクラトヴァ、マティアス・ゲルネ。 (2017.9.17…

IIJがベルリン・フィルの演奏会を「DSD™11.2MHz」で無料ライブ・ストリーミング

 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は2017年9月17日(日)から、「PrimeSeat」で、DSD™11.2MHzのハイレゾ音源でのライブ・ストリーミングサービスを開始する。  IIJはこれまで、KORG、Saidera Paradiso、ソニーと共同で、東京・春・音楽祭、ベルリン・フィルなどのハイレゾ…

鈴木優人指揮 歌劇《ポッペアの戴冠》記者会見

 モンテヴェルディ生誕450年を記念して、11月に東京オペラシティ コンサートホールと神奈川県立音楽堂で行われる《ポッペアの戴冠》の記者会見が、9月13日に都内で行われ、指揮の鈴木優人、舞台構成の田尾下哲、タイトルロールを歌う森麻季ら8名が出席し、公演への意気込みを語った。 (2017.9/13 都内 Photo:I.…

山田和樹が読響の首席客演指揮者に就任

 読売日本交響楽団は、9月14日に都内で会見を開き、2018年度シーズンより山田和樹が首席客演指揮者に就任することを発表した。任期は18年4月から21年3月末までの3年間。これにより同楽団の指揮者は、常任指揮者のシルヴァン・カンブルラン、今年の4月に首席客演指揮者に就任したコルネリウス・マイスター、そして山田和樹が加わ…

【詳細決定】ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ2017 in 東京ミッドタウン

 東京ミッドタウンが開業10周年記念イベントとして9月19日から10月4日まで、「ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ2017 in 東京ミッドタウン」を開催する。  このフェスティバルは2013年、音楽を通じて東日本大震災からの復興を支援するために、スイスのルツェルン・フェスティバルの働きかけによって実現したも…

【会見レポート】バリー・コスキー演出《魔笛》、来春上演〜ベルリン・コーミッシェ・オーパー

 ベルリン・コーミッシェ・オーパー(以下KOB)が来年4月、東京・広島・兵庫でバリー・コスキー演出の《魔笛》を上演する。これに先立ち9月8日、KOBオペラ支配人のブレーキング・フィリップ・ラインハルトと広島公演で指揮をする山田和樹、読売テレビ専務取締役の本田邦章らが登壇し、記者会見を行った。 (2017.9/8 都内 …

「高松宮殿下記念世界文化賞」にミハイル・バリシニコフ、ユッスー・ンドゥールら

 第29回 「高松宮殿下記念世界文化賞」(主催:公益財団法人日本美術協会)の受賞者が9月11日、事前発表記者会見で発表された。演劇・映像部門にバレエダンサー・振付家のミハイル・バリシニコフ、音楽部門に作詞家・作曲家・歌手のユッスー・ンドゥールが選ばれた。  ミハイル・バリシニコフは、1948年ラトビア・リガ生まれ。抜群…

特集:東京二期会オペラ劇場

栗山演出の不朽の名舞台《蝶々夫人》を再演〜東京二期会

 東京二期会が二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演シリーズの一環として10月、オペラ《蝶々夫人》を上演する。演出は栗山昌良。  栗山が二期会で《蝶々夫人》を初めて演出したのが1957年。以来、60年以上の歳月をかけて舞台に磨きをかけてきた。一人の演出家が同じ団体で同じ作品をこれほどの長期にわたり追求することは稀…

東京二期会が2018/19シーズンラインアップを発表

 東京二期会が「2018/19シーズンラインアップ」を発表した。7月26日に行われた記者会見には、中山欽吾理事長、山口毅事務局長兼企画制作部長のほか、テノールの小原啓楼と女優の大和悠河の計4名が登壇した。 (2017.7.26 東京文化会館 Photo:I.Sugimura/Tokyo MDE)  2018/19シーズ…

【GPレポート】東京二期会オペラ《ばらの騎士》

 明日開幕する、東京二期会オペラ《ばらの騎士》。本公演を前に行われた林正子&小林由佳&幸田浩子&妻屋秀和組のGP(ゲネプロ。最終総稽古)を取材した。 (2017.7.24 東京文化会館。 Photo:M.Terashi/TokyoMDE) 【第1幕】 【第2幕】 【第3幕】 【公演情報】 …

【稽古場レポート】東京二期会オペラ《ばらの騎士》

 今月26日に開幕する、東京二期会オペラ《ばらの騎士》。6月から続けられてきた稽古も終盤。東京文化会館での舞台稽古を目前に18日、都内でマエストロと読売日本交響楽団(読響)、歌手陣による「Sitzprobe」(演技なしでの歌手とオーケストラとの通し稽古)が行われた。 (2017.7.18 都内ホールにて。 Photo:…

インタビュー

松本健司(クラリネット)& 齋藤真知亜(編曲/ヴァイオリン)

 N響の首席クラリネット奏者・松本健司と、同楽団の第1ヴァイオリン次席奏者・齋藤真知亜率いるマティアス・ストリングスが、CD『モーツァルト:クラリネット五重奏曲&クラリネット協奏曲』をリリースする。これは「弦楽四重奏版『レクイエム』(齋藤編曲)の延長線上で、モーツァルト後期作品の醍醐味を味わっていただく」(松本)のがコ…

川畠成道(ヴァイオリン)

 音楽ライター山野雄大の解説付きで選りすぐりの演奏をお届けする、第一生命ホールの名物企画『雄大と行く 昼の音楽さんぽ』。来る第12回には人気ヴァイオリニストの川畠成道が登場。「自身もヴァイオリンを弾いた作曲家たち」をテーマにして集めた、時代も国も様々な珠玉の小品を披露する。共演は、山口研生(ピアノ)。 「パガニーニ、ヴ…

ウラディーミル・フェドセーエフ(指揮)

 今年85歳を迎えたロシアの巨匠フェドセーエフ。彼は今秋、手兵チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ(旧モスクワ放送交響楽団)を率いて来日する。同楽団の芸術監督及び首席指揮者となって43年。これは、昨今のオーケストラ界では異例の長さだ。まずその秘訣を尋ねると、彼はこう答えた。 「一番の秘訣は“愛”です。音楽に対す…

小菅 優(ピアノ)

 プロジェクトとは未来(pro)に向けて投げかける(ject)行為をいう。長いスパンをかけて、全体像をじわじわと浮き彫りにしていくプロジェクト企画は、ピアニスト小菅優の得意とするところだ。2010年から6年かけてベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会を実現し、現在も『ベートーヴェン詣』と称してソロのみならず室内楽や歌…

青柳いづみこ(ピアノ)

 名手たちとの共演で多彩な内容を再現  ドビュッシーは来年没後100年を迎える。晩年の活動の軌跡を浮き彫りにしようと、青柳いづみこは2014年からカウントダウン企画のコンサートシリーズを自ら行ってきた。今年は〈1917年のドビュッシー〜最後のコンサート〜〉と題し、最晩年に作曲家が「弾いた曲、聴いた音楽、校訂した作品」に…

篠﨑史子(ハープ)

 ハープは優雅なイメージのある楽器だが、時に激しく、またドラマティックにと、多種多様な表現力をもつ。これまで数々の名演を披露してきたハープ奏者の篠﨑史子が、今年14回目となる「ハープの個展」を開催する。1972年から続けてきた現代音楽を中心とするシリーズで、45周年となる今年は全曲委嘱新作という構成に挑む。 「ハープに…

田中彩子(ソプラノ)

 10代で日本を飛び出し、驚異的な歌唱テクニックを身に付け、一般的なソプラノ歌手よりも遙かに高い音域を持つ“稀代のハイ・コロラトゥーラ”として、欧州で華やかにキャリアを重ねている田中彩子。待望のセカンド・アルバムは、彼女にとって第2の故郷ともいえる「音楽の都ウィーン」に因んだ名曲たちを集めた一枚だ。 「ウィーンに暮らし…

安達朋博(ピアノ)

 「日本クロアチア音楽協会」代表として、20世紀初頭に活躍した同国初の女性作曲家ドラ・ペヤチェヴィッチから現代作曲家まで、知られざる作品群の魅力紹介という大役を務めつつ、独自の感性を持った華のあるピアニストとして様々なシーンで精力的に演奏活動を続けてきた安達朋博。今年は日本での本格的デビューから10周年にあたり、出身地…

三浦章宏(ヴァイオリン)

 東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターとしてのみならず、ソロや室内楽など多彩な活動を展開している三浦章宏が1日で、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全10曲の完奏に挑む。三浦ならではの意欲的なリサイタルだ。  三浦は50歳になった2011年に「自分のホームグラウンドはオーケストラだから、コンチェルトを弾き…

注目公演

バットシェバ舞踊団/オハッド・ナハリン『LAST WORK―ラスト・ワーク』

 野性と知性の両方を感じるダンスは、そうあるものではない。しかしオハッド・ナハリン率いるバットシェバ舞踊団は、まさにそれだ。イスラエルはいまや世界に冠たるダンス大国だが、ナハリンは最大の功労者といえる。その影響はコンテンポラリー・ダンスの主流であるヨーロッパに逆流しているほどだ。そのダンスは否応なく胸を揺さぶり、人生に…

アジア オーケストラ ウィーク 2017

 今年も恒例のアジア オーケストラ ウィーク(以下AOW)が開催される。アジア太平洋地域の各国からオーケストラを招くAOWは、2002年に開始され、今年で16回目を迎える。これまでに15ヵ国から47団体ものオーケストラが参加しており、アジアの音楽文化の多様さと豊かさを伝える貴重な機会となっている。  今年、参加するのは…

第465回 日経ミューズサロン ロシア文化フェスティバル in JAPAN 2017 ロシアより愛の調べ、愛の詩

 世界を代表する名門オペラハウスのひとつ、ロシア国立マリインスキー劇場。ソプラノの中村初惠は、同劇場総裁の巨匠ヴァレリー・ゲルギエフのもと、同劇場で研鑽を積み、今も深い繋がりを持つ。そんな彼女が、同劇場の2人の新進気鋭のソリストと共演。甘く煌びやかな光を纏った、ロシア声楽作品の宝石箱の蓋を開く。  中村は東京音大を卒業…

イザベル・ファウスト(ヴァイオリン) & アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ) 〜モーツァルト・チクルス〜(全3回)

 この公演のチケットが入手可能ならば、急いだ方がいい。王子ホールにおけるイザベル・ファウストとアレクサンドル・メルニコフのデュオだ。正攻法のアプローチに精妙なニュアンスをこめて楽曲の本質を抉る世界屈指のヴァイオリニストと、雄弁で生気に充ちた敏腕ピアニストの名コンビは、同ホールでベートーヴェン(2012年)、ブラームス(…

銀座ぶらっとコンサート #126 西山まりえの歴女楽 Vol.5 アルバ公爵夫人〜スペイン情熱の恋物語

 官能的な肢体と、謎めいた視線。スペイン最大の画家、フランシスコ・デ・ゴヤの作品に登場する黒髪の美女、アルバ公爵夫人カイエターナ。楽壇きっての“歴女”と称される西山まりえが、歴史に名を残すヒーローやヒロインの人物像を、チェンバロやヒストリカル・ハープで綴ってゆくシリーズの第5弾は、この“美魔女”にスポットを当てる。  …

第129回 スーパー・リクライニング・コンサート 青木尚佳(ヴァイオリン)

 2009年日本音楽コンクール優勝、そして14年ロン=ティボー=クレスパン国際コンクールで第2位に入賞し、鮮烈にその名を知らしめたヴァイオリニスト青木尚佳が、Hakuju Hallの人気シリーズに登場する。まだ20代半ばながら、卓越した技巧、凛とした佇まいに熱意のこもった表現で聴く人を魅了する青木。桐朋学園大学ソリスト…

前橋汀子カルテット ベートーヴェンの傑作を弾く

 わが国の代表的なヴァイオリニストとして長く第一線で活躍し、今年演奏活動55周年を迎えた前橋汀子。ますます意欲的な活動を繰り広げる前橋が、室内楽の世界を深く追求するべく、初めて結成した弦楽四重奏団が「前橋汀子カルテット」である。第2ヴァイオリンに久保田巧、ヴィオラに川本嘉子、チェロに原田禎夫と、豪華かつ室内楽経験豊かな…

トッパンホール17周年記念 バースデーコンサート シュニトケ&ショスタコーヴィチ プロジェクト1――室内楽

 体制がもたらす歪みと闘いながら、芸術作品を生み出す…これはいかなる結果を導くのだろうか? かくもシリアスなテーマを抉り、旧ソ連の超ディープな作品のみを聴かせる公演が、トッパンホールの「シュニトケ&ショスタコーヴィチ プロジェクト1——室内楽」。これがシーズン開幕&バースデーとは、まさに同ホールの面目躍如だ。  まずは…

デジタルマガジンeぶらあぼ

ぶらあぼ2017年10月号

【今月の表紙】 開館20周年 東京オペラシティ コンサートホール 東京オペラシティ コンサートホールとリサイタルホールが、9月10日に開館20周年を迎えた。変形ピラミッド型の高い天井が印象的なコンサートホールと、コンパクトなサイズゆえに奏者との親密感があるリサイタルホール。特にコンサートホールは内外の著名アーティストが…

ぶらあぼ2017年9月号

【今月の表紙】 フランツ・ウェルザー=メスト(音楽監督/指揮) クリーヴランド管弦楽団 創立100周年記念 ベートーヴェン・ツィクルス “プロメテウス・プロジェクト 2018” 2018.6/2(土)、6/3(日)、6/5(火)、6/6(水)、6/7(木) サントリーホール 12/2(土)発売 http://amati…

ぶらあぼ2017年8月号

【今月の表紙】 すみだトリフォニーホール開館20周年 市民・アーティスト・ホールの三者が一体となり、独自の芸術を育んでいくというコンセプトで誕生した、すみだトリフォニーホール。今年開館20周年を迎えた同ホールは、フランチャイズ・オーケストラの新日本フィルとのコラボレーション、《ゴルトベルク変奏曲》シリーズ、そしてジャズ…

ぶらあぼ2017年7月号

【今月の表紙】 フェスタサマーミューザKAWASAKI 2017 7/22(土)〜8/11(金・祝) ミューザ川崎シンフォニーホール 他 川崎で繰り広げられる“真夏の音楽の祭典”。ミューザ川崎シンフォニーホールを主な会場として約20日間にわたり、首都圏のオーケストラが日替わりで公演を行うという大イベントだ。今年は過去最…

ぶらあぼ2017年6月号

【今月の表紙】 読響創立55周年記念 シルヴァン・カンブルラン(指揮) 読売日本交響楽団 メシアン:歌劇《アッシジの聖フランチェスコ》 (全曲日本初演/演奏会形式) 11/19(日)、11/26(日)各日14:00 サントリーホール 11/23(木・祝)13:00 びわ湖ホール 読売日本交響楽団の今シーズンのラインナッ…

ぶらあぼ2017年5月号

【今月の表紙】 ウラディーミル・ユロフスキ(指揮) 辻井伸行(ピアノ) ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 日本ツアー2017 10/6(金)福岡シンフォニーホール 10/7(土)フェスティバルホール 10/8(日)日本特殊陶業市民会館フォレストホール 10/9(月・祝)りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 コンサートホ…