Tag Archive for 野平一郎

【CD】林望&野平一郎:演劇的組歌曲『悲歌集』

 2006年2月に津田ホールにて初演され、「演劇的組歌曲」との副題が添えられた『悲歌集』(林望・原作/作詩、野平一郎・作曲)の初録音。ギターとフルートという切り詰められた伴奏は、抑制された中にも特殊奏法による音色の追求や詩の意味内容を的確にフォローする雄弁さに富み、そしてメゾソプラノとテノールによって展開される「もう失…

【CD】間宮芳生:オペラ《ニホンザル・スキトオリメ》/野平一郎&オーケストラ・ニッポニカ

 間宮芳生はシリアスな現代ものだけでなく、合唱・吹奏楽・劇伴などにも実に魅力的な音楽を書いている。それらに心を動かされた人は、半世紀以上前の歌劇《ニホンザル・スキトオリメ》にも、ぜひ歩みを進めてほしい。自らの美を絵に永遠にとどめようとした女王ザル、見たままを描いてしまう画かきザル(スキトオリメ)、偶像を信じて戦争に突入…

野平一郎(ピアノ)

バッハの豊かなアイディアと多様性が凝縮された6曲に挑む  作曲家、ピアニスト、楽譜校訂者、東京藝術大学教授として多岐にわたる活動を通じ、古典から現代までの幅広い音楽を伝え続ける野平一郎。9月13日の公演では、J.S.バッハのパルティータ全6曲を演奏する。なぜパルティータなのか。 「バッハは好きで、平均律クラヴィーア曲集…

【対談】フィリップ・マヌリ × 野平一郎

武満徹の遺志を引き継ぎ、20年以上続くコンポージアムが、今年も東京オペラシティで開催される。 核となる武満徹作曲賞の審査員を務めるフランスを代表する作曲家の一人フィリップ・マヌリが、盟友・野平一郎と対談した。 進行・邦訳:野平多美   マヌリ × ノダイラの出会い 野平:まず初めに……、どうやって私たちは知り…

第24回 宮崎国際音楽祭

南国に今年も響く美しいハーモニー  音楽の花の咲き乱れる季節が、南国・宮崎へ再び巡ってくる。1996年に、ヴァイオリンの巨匠・故アイザック・スターンが内外の一流演奏家たちと紡いだ、瑞々しい響きと共に始まった「宮崎国際音楽祭」。24回目となる今年も、我が国を代表する名ヴァイオリニスト・徳永二男を音楽監督に、やはりヴァイオ…

野平一郎が平成30年度日本芸術院賞を受賞

 作曲家でピアニストの野平一郎が平成30年度日本芸術院賞を受賞した。同賞は今回で第75回を迎え、野平は作曲家、ピアニスト、指揮者、プロデューサーとしての長年の秀でた業績を高く評価されての受賞となった。  野平は1953年生まれ。東京藝術大学、同大学院修士課程作曲科を修了後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院…

サントリーホール 作曲家の個展Ⅱ 2018 金子仁美 × 斉木由美 愛の歌 Les Chants de l’Amour

不協和を越えた「愛の歌」へ  「愛の歌」。平凡といえばとてつもなく平凡だが、シンプルかつ美しい言葉ではある。おそらく、こんな意味のタイトルをもった曲はどの時代にも、どこの国にも、どの言語にも存在するに違いない。ゆえに、このタイトルを冠した曲を書くというのは、もっともライバルが多く、困難な賭けに身を投じることだともいえる…

坂田直樹が第28回芥川作曲賞を受賞

 第28回芥川作曲賞の選考会が8月26日に行われ、サントリーホールでの演奏会による公開選考の結果、坂田直樹の「組み合わされた風景」が受賞作に決定した。坂田には賞状と賞金50万円が贈られた。選考委員は、鈴木純明、野平一郎、菱沼尚子の3氏。  芥川作曲賞は、故・芥川也寸志の功績を記念してサントリー音楽財団(現・公益財団法人…

第4回東京国際ヴィオラコンクール 結果発表

 5月26日から6月3日まで上野学園 石橋メモリアルホールで開催された第4回東京国際ヴィオラコンクールの入賞者が以下の通り発表された。 第1位 ルオシャ・ファン(中国)  第2位 セジュン・キム(韓国)/ジーユー・シェン(中国)  同コンクールは、世界でも数少ないヴィオラ音楽の祭典“ヴィオラスペース”の活動の一環として…

近江の春 びわ湖クラシック音楽祭2018

─沼尻竜典(びわ湖ホール芸術監督)による新生・音楽祭の聴きどころガイド─  穏やかな湖面に、美しき旋律が共鳴する――。「近江の春 びわ湖クラシック音楽祭2018」がGW期間中の5月3〜5日に開催される(3日は“プレ公演”)。開館20周年を迎えた滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールを主会場としてスタートする、新たなコンセプトに基…