Tag Archive for 野平一郎

サントリーホール 作曲家の個展Ⅱ 2018 金子仁美 × 斉木由美 愛の歌 Les Chants de l’Amour

不協和を越えた「愛の歌」へ  「愛の歌」。平凡といえばとてつもなく平凡だが、シンプルかつ美しい言葉ではある。おそらく、こんな意味のタイトルをもった曲はどの時代にも、どこの国にも、どの言語にも存在するに違いない。ゆえに、このタイトルを冠した曲を書くというのは、もっともライバルが多く、困難な賭けに身を投じることだともいえる…

坂田直樹が第28回芥川作曲賞を受賞

 第28回芥川作曲賞の選考会が8月26日に行われ、サントリーホールでの演奏会による公開選考の結果、坂田直樹の「組み合わされた風景」が受賞作に決定した。坂田には賞状と賞金50万円が贈られた。選考委員は、鈴木純明、野平一郎、菱沼尚子の3氏。  芥川作曲賞は、故・芥川也寸志の功績を記念してサントリー音楽財団(現・公益財団法人…

第4回東京国際ヴィオラコンクール 結果発表

 5月26日から6月3日まで上野学園 石橋メモリアルホールで開催された第4回東京国際ヴィオラコンクールの入賞者が以下の通り発表された。 第1位 ルオシャ・ファン(中国)  第2位 セジュン・キム(韓国)/ジーユー・シェン(中国)  同コンクールは、世界でも数少ないヴィオラ音楽の祭典“ヴィオラスペース”の活動の一環として…

近江の春 びわ湖クラシック音楽祭2018

─沼尻竜典(びわ湖ホール芸術監督)による新生・音楽祭の聴きどころガイド─  穏やかな湖面に、美しき旋律が共鳴する――。「近江の春 びわ湖クラシック音楽祭2018」がGW期間中の5月3〜5日に開催される(3日は“プレ公演”)。開館20周年を迎えた滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールを主会場としてスタートする、新たなコンセプトに基…

野島 稔(ピアノ)

横須賀へコンクールを聴きに来ませんか  4月29日から1週間にわたり、よこすか芸術劇場を会場として第7回「野島 稔・よこすかピアノコンクール」が開催される。2006年から2年周期で継続されてきたこのコンクールは、多くの逸材を世に送ってきた。今回の審査は、野島稔(審査委員長)、東誠三、上野真、梅津時比古、野平一郎という顔…

開幕まであと少し! 東京・春・音楽祭—東京のオペラの森2018—

今年で14回目を迎える「東京・春・音楽祭」が、春の訪れとともに上野エリアで開催される。今回もバラエティに富んだ公演がたくさんあり、目移りばかりしてしまうかもしれない。この特集では、決して聴き逃すことができない注目公演ばかりをナビゲート。ぜひ音楽祭を愉しむガイドとしてご活用ください。 没後150年を迎えるロッシーニに光を…

野平一郎(作曲)× 林 望(原作・作詩)

独自の芸術的な地平を切り拓く、新しい詩と音楽の邂逅  この3月、小金井宮地楽器ホールの開館5周年記念事業として、林望原作・作詩、野平一郎作曲による、メゾソプラノ、テノール、ギター、フルートのための演劇的組歌曲「悲歌集」が上演される。2006年に初演されて以来6回目の再演で、今回も豪華な初演メンバーが集結する。そもそも、…

篠﨑史子(ハープ)

 ハープは優雅なイメージのある楽器だが、時に激しく、またドラマティックにと、多種多様な表現力をもつ。これまで数々の名演を披露してきたハープ奏者の篠﨑史子が、今年14回目となる「ハープの個展」を開催する。1972年から続けてきた現代音楽を中心とするシリーズで、45周年となる今年は全曲委嘱新作という構成に挑む。 「ハープに…

第15回 東京音楽コンクール

将来を担う新しい才能の誕生を目撃する!  東京文化会館、東京都などが主催し、2003年から毎夏開催されている東京音楽コンクールが、今年で第15回を迎えた。今回実施されるのは、ピアノ・弦楽・木管の3部門。総合審査員長は指揮者の小林研一郎が務める。また、部門審査員長の野平一郎(ピアノ)、大谷康子(弦楽)、宮本文昭(木管)の…

静岡音楽館AOI × SPAC-静岡県舞台芸術センター共同事業 1940 ―リヒャルト・シュトラウスの家―

 1940年は皇紀、つまり神武天皇の即位から数えて2600年目にあたる。当時、これを祝って万博とオリンピックを同時に行ってしまおうと考えるまで、日本社会は高揚していた。軍国主義もあったが、同時に豊かさへの憧れもあふれていたのである。それがなぜあれほどまでに悲惨な結末を迎えたのか。その顛末には文化・芸術も様々な形で関わっ…