Tag Archive for 新日本フィルハーモニー交響楽団

大友直人(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

王道プログラムで知る人気音楽家の表現者としての深まり  ショパンのピアノ協奏曲第1番とチャイコフスキーの交響曲第5番…新日本フィルの2月の定期演奏会「ルビー」は、堂々たる王道プログラムだ。しかも指揮は大友直人、ピアノは牛田智大と人気アーティストが並ぶ。週末のマチネ公演なので、寛いだ気分で彼らが紡ぐ名曲に酔いしれれば充分…

豊嶋泰嗣(指揮/ヴァイオリン) 新日本フィルハーモニー交響楽団

名手たちの個性が煌めく協奏曲の愉悦  新型コロナウイルスの影響でどのオーケストラも大編成の作品でプログラムを組むのが難しくなっている。しかし、そんな制約を逆手にとるかのような意欲的な公演も開かれている。11月28日の新日本フィル第628回定期演奏会ジェイドもそのひとつ。同楽団のソロ・コンサートマスターである豊嶋泰嗣が指…

JAPAN LIVE YELL project さいたまアート・フェスタ ファミリー・コンサート Hello! オーケストラ

オンラインでも楽しめる! オーケストラの魅力を味わうファミリー・コンサート  この秋、埼玉県でライブアートイベント「さいたまアート・フェスタ」が開幕する。様々なライブアートの中、埼玉会館にはオーケストラが登場して、音楽で華やかな彩りを添えてくれる。しかも、4歳から入場できる約1時間のファミリー・コンサートが、同日2回開…

新日本フィルがふるさと納税型クラウドファンディングを実施

 新日本フィルハーモニー交響楽団が、拠点とする墨田区と連携して、今年もふるさと納税型クラウドファンディング「音楽の力で人とまちを元気に」を実施している。昨年は、総額約3,900万円を集めており、過去の演奏録音のアーカイブ作成や「まちかどコンサート」開催などに役立てられている。  このプロジェクトは、いわゆる「ガバメント…

上岡敏之(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

シューマンの馥郁たるサウンドを二大傑作で堪能する  新日本フィルとの最後のシーズンを迎える上岡敏之による得意のシューマン・プログラム。  シューマン「ピアノ協奏曲」を弾くのは、フランス人ピアニスト、クレール=マリ・ル・ゲ。1998年度“ヴィクトワール ドゥラ ムジーク”賞を受賞、バレンボイムとの米国ツアーをはじめ、クレ…

【SACD】ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 他/上岡敏之&新日本フィル

 昨年3月のすみだ平和祈念音楽祭のライブ。「新世界交響曲」は正攻法で作品の骨組みをがっちりと捉えた。滑り出しから集中力が高く、ほの暗く深いサウンドでじっくり進めていく。とりわけ少し遅めのテンポで構築した第三楽章には、作品に対する姿勢が端的に表れた。一方、思わぬ方向から作品に切り込みぐいぐいと肉薄する上岡節も健在だ。コダ…

熊倉 優(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

期待の若手指揮者と世界的奏者も登場する注目のステージ  夏場から各地のオーケストラが、多くの制限や変更はありながらも、そこに個性や新味を加えて活動を再開している。特に、これまで体験できる機会の少なかった国内の若手指揮者の登場が多くなり、フレッシュな演奏を聴けるチャンスが増えていることは、大いに歓迎したい。  新日本フィ…

第18回 東京音楽コンクール 2020 本選

特別な年に繰り広げられる若き奏者たちの熱演  東京音楽コンクールは日本を代表するコンクールの一つとして、これまでピアニストの北村朋幹やヴァイオリニストの成田達輝、クラリネット奏者の吉田誠をはじめとする国際派ソリストに加え、パリ管弦楽団やNHK交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団に東京佼成ウインドオーケストラなど、国内…

フェスタサマーミューザKAWASAKI 2020

リアル・コンサート+ライヴ配信のハイブリッド 新しい“音楽の祭典”が実現  コロナ禍で川崎恒例の“夏の音楽祭”はどうなるのか。多くの聴き手がその動向や決定を心待ちにしたことだろう。毎夏、首都圏のオーケストラなどが次々に登場する「フェスタサマーミューザKAWASAKI」も、今年のポスターに夏仕様で登場した4人の作曲家たち…

上岡敏之(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

 上岡敏之が新日本フィルの音楽監督として迎える最後のシーズン(2020年9月〜21年8月)は、ブルックナーの最高傑作と言われる交響曲第8番で始まる。ブルックナーの多くの交響曲と同じく、この曲も改訂への道をたどった。1887年に作曲を終えたブルックナーは、自信満々で総譜を送った指揮者ヘルマン・レーヴィから理解不能と告げら…