Tag Archive for 新日本フィルハーモニー交響楽団

第18回 東京音楽コンクール 2020 本選

特別な年に繰り広げられる若き奏者たちの熱演  東京音楽コンクールは日本を代表するコンクールの一つとして、これまでピアニストの北村朋幹やヴァイオリニストの成田達輝、クラリネット奏者の吉田誠をはじめとする国際派ソリストに加え、パリ管弦楽団やNHK交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団に東京佼成ウインドオーケストラなど、国内…

フェスタサマーミューザKAWASAKI 2020

リアル・コンサート+ライヴ配信のハイブリッド 新しい“音楽の祭典”が実現  コロナ禍で川崎恒例の“夏の音楽祭”はどうなるのか。多くの聴き手がその動向や決定を心待ちにしたことだろう。毎夏、首都圏のオーケストラなどが次々に登場する「フェスタサマーミューザKAWASAKI」も、今年のポスターに夏仕様で登場した4人の作曲家たち…

上岡敏之(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

 上岡敏之が新日本フィルの音楽監督として迎える最後のシーズン(2020年9月〜21年8月)は、ブルックナーの最高傑作と言われる交響曲第8番で始まる。ブルックナーの多くの交響曲と同じく、この曲も改訂への道をたどった。1887年に作曲を終えたブルックナーは、自信満々で総譜を送った指揮者ヘルマン・レーヴィから理解不能と告げら…

【8/4】久石 譲(指揮)新日本フィルハーモニー交響楽団

 映画音楽作曲家の第一人者として変わらぬ活躍を続ける一方で、近年は指揮者としての活動をどんどん充実させている久石譲。新日本フィルは、繰り返し共演を重ねてきた大事なパートナーだ。今回は自作とベートーヴェンを振る。  久石のベートーヴェンといえば、交響曲全集の録音が昨年のレコード・アカデミー賞を受賞している。そのうたい文句…

上岡敏之(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

2つの“ハ長調”が示唆する豊穣な世界  新日本フィル音楽監督・上岡敏之の4シーズン目最後の定期演奏会は、“ウィーンのハ長調”プログラム。ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番とシューベルトの交響曲第8番「グレイト」が披露される。両曲は共に作曲者20代後半の所産。同年代時の2人が、開放的でピュアな響きをもつハ長調でいかなる個…

沖澤のどか(指揮)

華やかなフレンチ・プロでオーケストラ定期デビュー!  ベルリンを拠点に創造の翼を広げようとしている沖澤のどかが、来たる9月、新日本フィルハーモニー交響楽団定期演奏会 ルビー〈アフタヌーン コンサート・シリーズ〉第33回の指揮台に立つ。同楽団2020/21シーズンの開幕、その一環を彩る親しみやすいフレンチ・プログラム。《…

【SACD】ブルックナー:交響曲第7番 /上岡敏之&新日本フィル

 上岡敏之の「ブル7」といえば、2007年ヴッパータール響との来日公演ではなんと90分をかけたが、12年を経て、音楽監督を務める新日本フィルとの再演は、多くの人のイメージに近い70分強に。もちろんテンポと演奏の価値は何ら関係ないが、今回実現した細かい彫琢と無理のない穏やかな呼吸感を聴くにつけ、上岡の解釈の深化と自信が2…

フェスタサマーミューザKAWASAKI 2020ラインナップ発表

 首都圏のオーケストラがミューザ川崎シンフォニーホールに集結、大規模な競演を繰り広げて、すっかり真夏の風物詩として定着した「フェスタサマーミューザKAWASAKI」。今年も7月23日から8月10日までの全19公演で開催される(2公演は新百合ヶ丘のテアトロ・ジーリオ・ショウワ)。初登場の群馬交響楽団による「第九」など生誕…

【CD】ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲/大江馨&上岡敏之&新日本フィル

 百花繚乱とも言いうる有望な若手ヴァイオリニストたちの中でも、その力量の点で最右翼の1人たる本年26歳の逸材、大江馨のデビュー盤はドヴォルザークの協奏曲。年齢に似合わぬ風格ある表情と類稀なる美音を駆使したその演奏は、「若手にしては・・・」などという留保抜きでこの曲の録音史に独自の地位を占める名演奏だと言って差し支えない…

【SACD】ブラームス:交響曲第1番 他/上岡敏之&新日本フィル

 すみだトリフォニーホールで毎年3月に開催される「すみだ平和祈念音楽祭」。東京大空襲で大きな被害を受けたこの地から、ここを本拠地とする新日本フィルがホール開館より実施してきた演奏会であるが、2018年は上岡敏之の指揮によってブラームスの交響曲第1番が演奏された。本CDはそのライヴ録音。これが非常にユニークな演奏で、極め…