Bravo Tips

嘉根礼子(サラマンカホール支配人)

この弦を鳴らすのは“あなた”です!  岐阜県を代表する音楽ホールであるサラマンカホールが、国内はもちろん、世界的にもほとんど類を見ないプロジェクトを開始した。「STROAN」と名付けられた「ぎふ弦楽器貸与プロジェクト」で、計40挺ものヴァイオリン、ヴィオラ、チェロを無償で貸与する(楽器ケース付き、弓はなし)。しかも条件…

プラシド・ドミンゴ プレミアム コンサート イン ジャパン2020

オペラ界のレジェンドが来日 バリトンの美声で聴かせるオペラ・アリアや名旋律の数々  プラシド・ドミンゴがこの1月に来日する。期待の若手ソプラノを連れて。来年4月のオリンピック関連のイベントは辞退したものの、コンサートのために来日する。そもそもドミンゴは昔から、オペラもコンサートもなるべくキャンセルしない、ということをポ…

ロベール・ルパージュ(演出・構成)

斬新な手法を駆使して表現する「一大叙事詩」を完全版で上演  カナダの演出家ロベール・ルパージュといえば、MET《ニーベルングの指環》やシルク・ドゥ・ソレイユのサーカスなど、最新のテクノロジーを駆使する幻想的な舞台で知られる。彼の演劇における代表作のひとつ『HIROSHIMA 太田川七つの流れ』が、1995年の五部作版上…

全国共同制作オペラ(白河・金沢・東京) ヴェルディ:歌劇《ラ・トラヴィアータ》全幕(新演出・日本語字幕付・原語上演)

新たな視点で描く“ヴィオレッタという生き方”  全国の公共ホール・芸術団体が連携して新演出のオペラを共同制作する「全国共同制作オペラ」シリーズの最新作、《ラ・トラヴィアータ》が、2020年2月に福島・白河文化交流館コミネス、石川・金沢歌劇座、東京芸術劇場で上演される。井上道義が総監督・指揮、振付家・ダンサーの森山開次が…

川久保賜紀(ヴァイオリン) 遠藤真理(チェロ) 三浦友理枝(ピアノ)トリオ

各々の個性を持ち寄り、ともに歩んできた10年  川久保賜紀、遠藤真理、三浦友理枝がトリオとしての活動を始めて10年。節目となる今年はショスタコーヴィチと坂本龍一を取り上げて記念コンサートを行うほか、10年ぶりに新譜2タイトルもリリースする。 川久保「初めての録音の時は、お互いに違うところ、共通するところがまだわからなか…

WOWOWの「METライブビューイング2018-19シーズン」

壮大な舞台に世界のトップ歌手と世界が注目する新シェフ、最高峰の舞台を自宅で楽しめる贅沢  以前はニューヨーク・メトロポリタンオペラ(=MET)のシーズンラインナップを見て、指揮者、演出、歌手のいずれも揃った世界最高水準の内容に興奮しながら、指をくわえるしかなかった。それを思えば、現地の興奮冷めやらぬうちに近くの映画館で…

佐藤晴真(チェロ)

ミュンヘン国際音楽コンクール優勝!世界へと羽ばたいた逸材が満を持してデビュー  先ごろ、難関として知られるミュンヘン国際音楽コンクールに日本人として初めての優勝を果たしたチェロの佐藤晴真が、紀尾井ホールでリサイタルを開く。本格デビューと位置付けられていたリサイタルだが、コンクールの結果を受けて、期せずして凱旋公演となっ…

第4回 オペラ歌手 紅白対抗歌合戦 〜声魂真剣勝負〜

年末恒例! 熱血オペラティック・バトル  2016年にスタートした「オペラ歌手 紅白対抗歌合戦」もついに4回目に突入。「クラシック音楽界の年に一度の恒例行事として定着させたい」という主催者の想いも、実りつつあると言っていいだろう。まだご存じではない方のために説明すると、大晦日の夜、家族揃ってテレビの前で観戦するのが正し…

東京・春・音楽祭2020の聴きどころ

《マクベス》《トリスタン》にベートーヴェン生誕250年記念公演と豪華ラインナップ  春の上野に欠かせない風物詩となった「東京・春・音楽祭」。2020年も趣向を凝らしたプログラムが組まれた。200公演以上のなかから、音楽祭のハイライトとなる公演をいくつかご紹介しよう。  まずは前回に続いて開催されるリッカルド・ムーティ「…

ケント・ナガノ(指揮)

歴史と伝統に培われたシンフォニックなサウンドを体感  オペラとコンサートの両輪で活躍する指揮者として信頼の厚い指揮者のケント・ナガノが、2015年より音楽総監督を務めているハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団を率いて10月末より全国ツアーを行う。ハンブルク・フィルとは、ウィーン・フィルやドレスデン・シュターツカペレなど…