Bravo Tips

服部百音(ヴァイオリン)

緻密なアプローチを積み重ねて名曲と向き合うステージ  服部百音は、10歳の時リピンスキ・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールのジュニア部門で史上最年少優勝を果たし、国内外の一流オーケストラとも共演を重ねるなど、日本の若手演奏家の中で今最も大きな期待が寄せられている一人である。リサイタルを前に、プログラム各曲に込…

吉田 誠(クラリネット) & 小菅 優(ピアノ) 名手2人が醸し出すロマン派作品の晩秋の味わい

新譜『ブラームス:クラリネット・ソナタ/シューマン:幻想小曲集ほか』で共演  秋の気配が深まってくると、「ああ、また今年も聴いてみたいな」と思う作品がある。それがブラームスの晩年の作品群だ。何回かのイタリア旅行、そして交響曲第4番のような大作を書き終えた後の1890年に、57歳のブラームスは作曲活動を断念し、自作の整理…

ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ)日本ツアー

深化を止めない“音楽探求者”の真価を聴く  2010年ショパン国際ピアノコンクールで第1位を獲得し、アルゲリッチ以来45年ぶりの女性優勝者として脚光を浴びたユリアンナ・アヴデーエワ。あれから10年、彼女は、ショパンを“レパートリーの1つ”と位置づける、同コンクール優勝者には稀な奏者として、深化を続けてきた。  モスクワ…

第5回 オペラ歌手 紅白対抗歌合戦 〜声魂真剣勝負〜

日本を代表する歌手たちが勢揃いするプレミアムな一夜  クラシック界の年末の恒例行事としてすっかりおなじみになった「オペラ歌手 紅白対抗歌合戦」。日本を代表する人気オペラ歌手たちが、所属団体の枠を超えて日本のクラシック音楽の殿堂サントリーホールに会し、名アリア・名重唱を披露するというこの企画がスタートしたのは2016年。…

庄司紗矢香(ヴァイオリン)

鮮烈な才能とのコラボがもたらす名手の深化  ヴァイオリンの世界的名手・庄司紗矢香が、アイスランドの精鋭ピアニスト、ヴィキングル・オラフソンとリサイタル・ツアーを行う。庄司は「2013年以来毎年共演している」彼について、「ごく自然に投合しました。彼は分析力と主観性のバランスが絶妙で、フレキシビリティもあります」と語る。1…

新井鷗子(横浜WEBステージ・エグゼクティブ・プロデューサー、横浜みなとみらいホール館長)

時代の先端を行くバーチャル・フェスティバル「横浜WEBステージ」、その斬新なコンテンツについて語る  最新テクノロジーによる“見どころ”満載の、まったく新しいクラシック音楽の映像フェスティバルが始まった。とにかく百聞は一見にしかず。「横浜WEBステージ」特設サイトから、9月1日より次々と公開されている映像作品をまずはご…

田尾下 哲(演出)

「この時代だからこその表現を探究したいと思います」 ─《ルチア》特別版への挑戦─  11月、日生劇場のNISSAY OPERA 2020《ランメルモールのルチア》は、予定されていた新演出プロダクションを急遽変更。新型コロナウイルス感染症対策を施した全1幕の特別編《ルチア あるいはある花嫁の悲劇》に「翻案」して上演される…

ARK Hills Music Week 2020 サントリーホール ARKクラシックス

若きふたりを中心に多彩な顔ぶれが集う3日間の祭典  サントリーホールとアークヒルズを中心に2011年から開催されてきた「ARK Hills Music Week」の新機軸として、18年秋から始まった『サントリーホール ARKクラシックス』。ピアノの辻井伸行とヴァイオリンの三浦文彰、ふたりの若きスターがアーティスティック…

新井鷗子(横浜みなとみらいホール館長)

「すべてのことをバランスよく取り込んでいきたい」 ──他ホールとの連携や新たなコンサートのあり方などを視野に入れて  4月1日付で、横浜みなとみらいホールの新館長に就任した。“本職”は音楽構成作家。その分野の第一人者として、テレビの音楽番組やコンサートの制作現場で仕事をしてきた。一方で、障害者支援の研究開発に携わる東京…

コンスタンチン・リフシッツ(ピアノ)

全身全霊をかけて挑むベートーヴェンのソナタ全32曲  2020年はベートーヴェン生誕250年にあたるアニヴァーサリー・イヤー。これを記念し、「天才」と称されるウクライナ生まれのピアニスト、コンスタンチン・リフシッツが首都圏8館でピアノ・ソナタ全32曲を演奏する「ベートーヴェンへの旅」と題したシリーズを行う。  リフシッ…