3月12日から上演の新国立劇場《死の都》の稽古場に潜入!
オペラパレスではセットが組み上がり、舞台稽古を前に、地下リハーサル室ではオーケストラあわせの最終段階。
昨日からは舞台稽古が始まりました。
舞台稽古は、第1幕〜第2幕を取材。
*写真はクリックすると拡大します。
(Photo:M.Terashi & J.Otsuka /TokyoMDE)
ピットに入る東京交響楽団(東響)を指揮するマエストロ、ヤロスラフ・キズリンクさん
こちらはオケあわせの休憩時の一コマ。リハーサル室を埋めつくす4管14型の大編成は、ハープ2台に、チェレスタ、ピアノ、オルガン、ドラ、等々、壮観です!
舞台稽古を前にテクニカル調整中の舞台。こちらはセットを舞台袖からみたもの。
客席からはここまではっきりとは見えないかもしれませんが、拡大するとこのような感じです。
客席からみると舞台全体はこのように見えます。小道具の数は数百にも及ぶそうです!
舞台稽古が始まりました。通常オケピットとなる部分はせり上がり、このように、指揮者、副指揮者、伴奏ピアニスト、演出家、舞台監督らが稽古をつけていきます。
【第1幕第5場】
このオペラのなかでもひときわ美しく、有名な〈マリエッタのリュートの歌〉のシーンです
この歌では、マリエッタが1節目を歌った後、短い台詞を挟んで、2節目をパウルとデュエットします。歌詞の内容は、死んでゆく恋人たちの愛が蘇ることを願うもので、オペラのテーマの一つ「復活」を暗示しているのです。この旋律は、オペラの終わりに歌詞を変えてパウル一人によってもう一度歌われ、劇全体を包み込むように配置されています。これはちょうど、本サイトのトップページで流れている音楽です。
(新国立劇場《死の都》特設サイト「コラム第5回《死の都》の聴きどころ」から引用)
稽古の合間にマリエッタのパラソルで遊ぶトルステン・ケールさん(パウル役)
パウルは幻想のなかで「マリーが来てくれた・・・」と。マリーの幻影(黙役)は、エマ・ハワードさん
第1幕の稽古が終わり、再演演出のケロさんと談笑するトルステン・ケールさんとエマ・ハワードさん
ミーガン・ミラーさんは休憩時間にもマエストロ、ヤロスラフ・ギズリングさんと打合せ
【第2幕第1場】
マリエッタの家の前で落ち着かないパウル「いったい僕はどうしてしまったのだろう・・・」
【第2幕第3場】
踊り子たちの一座がやってくる。
後ろ、左から、リュシエンヌ(小野美咲)、ヴィクトリン(小原啓楼)、アルバート伯爵(糸賀修平)、ユリエッテ(平井香織)、フリッツ(アントン・ケレミチェフ)、中央、ガストン(黙役・ダンサー、白鬚真二)
新国立劇場 2013/2014シーズン
エーリッヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト《死の都》全3幕
【ドイツ語上演/日本語字幕付】
2014年3月12日(水)19:00、15日(土)14:00、18日(火)19:00、21日(金・祝)14:00、24日(月)14:00
新国立劇場 オペラ劇場
予定上演時間:約3時間10分(休憩含む)
■指揮:ヤロスラフ・キズリンク
■演出:カスパー・ホルテン
■キャスト
【パウル】トルステン・ケール
【マリエッタ/マリーの声】ミーガン・ミラー
【フランク/フリッツ】アントン・ケレミチェフ
【ブリギッタ】山下牧子
【ユリエッテ】平井香織
【リュシエンヌ】小野美咲
【ガストン(声)/ヴィクトリン】小原啓楼
【アルバート伯爵】糸賀修平
【マリー(黙役)】エマ・ハワード
【ガストン(ダンサー)】白鬚真二
合唱:新国立劇場合唱団
児童合唱:世田谷ジュニア合唱団
管弦楽:東京交響楽団
■チケット
S 26,500円 A 21,000円 B 14,700円 C 8,400円 D 5,250円 Z 1,500円
新国立劇場ボックスオフィス
03-5352-9999
ローソンチケット Lコード:32007
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