新国立劇場《死の都》稽古場レポート vol.1

3月12日から上演の新国立劇場《死の都》の稽古場に潜入! 普段なかなか観られない稽古風景を取材しました。

この日の稽古は【第1幕】から。19世紀末、ベルギーの古都ブルージュ。美しい妻マリーを亡くしたパウルは、彼女の遺品に囲まれた「思い出の部屋」に引き籠り、悲しみに耽っています。パウルは友人のフランクに「彼女は生きている」と幻想の世界を語り始め・・・

*写真はクリックすると拡大します。
(Photo:M.Terashi & J.Otsuka /TokyoMDE)

稽古初日の初顔合わせ。キャスト、スタッフが勢揃い!
 

 

 

 

 

 

再演演出のアンナ・ケロさんから舞台のコンセプトについてレクチャーを受けます。手前は稽古場にしつらえられた、本番の舞台と同じセット
 

 

 

 

 

 
開口一番「とても美しい舞台です!」とケロさん。後ろは初演時の舞台写真とオペラで使われる衣装の写真。美術デザイナーのエス・デヴリンさんは、英国のオペラ、演劇、ウエストエンドなどで活躍するほか、レディー・ガガの 2009/2010 年コンサートツアーや、2012 年ロンドン・オリンピックの閉会式も手掛けています。衣裳デザイナーのカトリーナ・リンゼイさんも、英国、アメリカで活躍するトップクラスのデザイナーで、2008年にはトニー賞も受賞しています
 

 

 
興味深そうにレクチャーに聞き入る出演者たち。左から、アントン・ケレミチェフさん(フランク/フリッツ役)、トルステン・ケールさん(パウル役)、ミーガン・ミラーさん(マリエッタ/マリー役)
 

 

 

 

 

稽古が始まりました!
【第1幕第1場】パウルの妻マリーの遺品に囲まれた「思い出の部屋」。
パウルの召使いブリギッタ役の山下牧子さん、演技指導するケロさん
 

 

 

 

 

ケロさんが舞台セットの小道具位置に細かい指示を出します。ケロさんは、1998年からフィンランド国立歌劇場(ヘルシンキ)のチーフ・アシスタント・ディレクターとして、内外の著名演出家たちと数々の名舞台を作り出してきました。《死の都》2010年の初演では、演出のカスパー・ホルテンについて演出補をつとめだけあって、的確な指示が飛びます
 

 

 

 

マリーの形見の髪をもつフランク(アントン・ケレミチェフ)
 

 

 

 

 

 

遺品の入ったミニチュアハウスをいとおしむブリギッタ(山下牧子)
 

 

 

 

 

 

生前のマリーに想いを馳せるブリギッタ(山下牧子)とパウルの友人フランク(アントン・ケレミチェフ)
 

 

 

 

 

 
マリーの肖像画を見つめ「美しい!」とフランク(アントン・ケレミチェフ)
 

 

 

 

 

 
【第1幕第2場】
マリーの幻影(黙役)を演じるエマ・ハワードさん
 

 

 

 

 

 
パウル(トルステン・ケール)
 

 

 

 

 

 

「マリーは生きている!」
 

 

 

 

 

 

指揮のヤロスラフ・ギズリングさん
 

 

 

 

 

 

主人公パウルの部屋には、亡き妻マリーの思い出の品々、額縁に入った写真や遺品の入ったミニチュアハウスが飾られています。写真は、実際の公演でも使われる、ミニチュアハウス
 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

フィンランド国立歌劇場公演より photo: Stefan Bremer

フィンランド国立歌劇場公演より photo: Stefan Bremer

実際の舞台では、ミニチュアハウスのいくつかは照明が灯され、美しくノスタルジックな雰囲気を作り出します
 

 

 

 

 

 

 

 
新国立劇場 2013/2014シーズン
エーリッヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト《死の都》全3幕
【ドイツ語上演/日本語字幕付】

2014年3月12日(水)19:00、15日(土)14:00、18日(火)19:00、21日(金・祝)14:00、24日(月)14:00
新国立劇場 オペラ劇場
予定上演時間:約3時間10分(休憩含む)

■指揮:ヤロスラフ・キズリンク
■演出:カスパー・ホルテン

■キャスト
【パウル】トルステン・ケール
【マリエッタ/マリーの声】ミーガン・ミラー
【フランク/フリッツ】アントン・ケレミチェフ
【ブリギッタ】山下牧子
【ユリエッテ】平井香織
【リュシエンヌ】小野美咲
【ガストン(声)/ヴィクトリン】小原啓楼
【アルバート伯爵】糸賀修平
【マリー(黙役)】エマ・ハワード
【ガストン(ダンサー)】白鬚真二

合唱:新国立劇場合唱団
児童合唱:世田谷ジュニア合唱団
管弦楽:東京交響楽団

■チケット
S 26,500円 A 21,000円 B 14,700円 C 8,400円 D 5,250円 Z 1,500円
新国立劇場ボックスオフィス
03-5352-9999
ローソンチケット Lコード:32007

●新国立劇場
●新国立劇場《死の都》特設サイト

■関連記事
●【WEBぶらあぼ特別コラム】オペラ《死の都》の魅力〜そのロマンティックな世界観
●ぶらあぼ インタビュー ミーガン・ミラー(ソプラノ) 新国立劇場 《死の都》