
文:編集部
この秋、NHK交響楽団と東京交響楽団が、フランツ・シュミットのオラトリオ「7つの封印の書」に相次いで挑む。日本では極めて演奏機会の少ない大作を、両楽団がそれぞれの記念公演に選び、わずか1週間違いで上演するという、またとない機会だ。
めったに実演に接することのない作品だけに、「聴いてみたい。でも、どんな作品なの?」という人も多いはず。そんな人にぜひおすすめしたいのが、ミューザ川崎シンフォニーホールが企画した「MUZAミュージック・カレッジ」だ。
講師は、ドイツ・オーストリア音楽に精通する音楽学者の広瀬大介氏。5月14日の「入門編」と8月25日の「上級編」の2回にわたり、シュミットという作曲家から、オラトリオというジャンル、そして音楽の聴きどころまでをじっくり解き明かす。会場での講座は早々に両日とも完売となったが、うれしいことにアーカイブ配信が用意されている。
さらに、まずは気軽に作品を知りたいという人には、ミューザ川崎シンフォニーホール公式YouTubeの『2分でわかる「7つの封印の書」シリーズ』がおすすめ。全7本の短い動画で、作品の背景やポイントをコンパクトに予習できる。
ミューザ川崎シンフォニーホール公式youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/@kawasakisymhall
「黙示録」「オラトリオ」と聞くと、少々構えてしまうかもしれない。しかし、作品の背景や聴きどころを少し知るだけで、音楽の味わいは格段に変わってくる。壮大なオーケストラと合唱、独唱、そしてパイプオルガンが一体となって描き出す世界も、その意味を知っていれば、より深く迫ってくるはずだ。
まずは動画で気軽に触れ、一歩作品の近くへ。そして迎える本公演、N響と東響がそれぞれに挑む、まさに記念碑的な「7つの封印の書」の演奏が待っている。この稀有な機会を逃さず、ぜひ実演でその凄みを体験してほしい。
ミューザ川崎シンフォニーホール×東京交響楽団×ロレンツォ・ヴィオッティ
フランツ・シュミット:オラトリオ「7つの封印の書」
2026.9/21(月・祝)14:00 ミューザ川崎シンフォニーホール
問:ミューザ川崎シンフォニーホール044-520-0200
https://www.kawasaki-sym-hall.jp
指揮:ロレンツォ・ヴィオッティ
テノール(ヨハネ):マキシミリアン・シュミット
バス(神の声):フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ
ソプラノ:クリスティーナ・ランツハマー
メゾソプラノ:カトリオーナ・モリソン
テノール:パトリック・グラール
バスバリトン:クレシミル・ストラジャナッツ
オルガン:大木麻理
合唱:東響コーラス
合唱指揮:冨平恭平
N響100年特別企画│フランツ・シュミット《オラトリオ「7つの封印の書」》
2026年9月定期公演Aプログラム(第2069回)
2026.9/12(土)18:00、9/13(日)14:00 NHKホール
出演/
指揮:ファビオ・ルイージ
ヨハネ(テノール):ミヒャエル・ラウレンツ
神の声(バス):ダーヴィト・シュテフェンス
ソプラノ:迫田美帆
メゾ・ソプラノ:藤井麻美
テノール:伊藤達人
バス:加藤宏隆
オルガン:新山恵理
合唱:新国立劇場合唱団
合唱指揮:冨平恭平
問:N響ガイド 0570-02-9502
https://www.nhkso.or.jp
《東京交響楽団創立80周年記念》シュミット:オラトリオ「7つの封印の書」
第745回 定期演奏会
2026.9/19(土)18:00 サントリーホール(完売)
指揮:ロレンツォ・ヴィオッティ
テノール(ヨハネ):マキシミリアン・シュミット
バス(神の声):フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ
ソプラノ:クリスティーナ・ランツハマー
メゾソプラノ:カトリオーナ・モリソン
テノール:パトリック・グラール
バスバリトン:クレシミル・ストラジャナッツ
オルガン:大木麻理
合唱:東響コーラス
合唱指揮:冨平恭平
問:TOKYO SYMPHONY チケットセンター044-520-1511
https://tokyosymphony.jp




