Tag Archive for 細川俊夫

【読者プレゼント】若林かをりフルートリサイタル〜邦人作品を聽く〜

 2015年から現代の無伴奏フルート作品を集めたリサイタル・シリーズ「フルーティッシモ!」に取り組み、フルートソロの可能性を追求してきたフルーティスト、若林かをり。全5回シリーズでおこなわれたソロ・リサイタルでは、武満徹、湯浅譲二、細川俊夫、サルバトーレ・シャリーノ、カイヤ・サーリアホといった現代を代表する作曲家たちの…

若林かをり フルートリサイタル〜邦人作品を聽く〜

日本人作曲家によりフルート作品の軌跡を一望する野心的な企画 平成30年度(第73回)文化庁芸術祭参加公演 フルートリサイタル〜邦人作品を聽く〜2公演  ヨーロッパは楽音と非楽音を区別し、楽音を体系化して明快な形を作り上げた。それに追いつくことが近代日本音楽の課題だった。しかし、私たち日本人の伝統は、音を必ずしもそのよう…

新国立劇場 開場20周年記念公演 細川俊夫/サシャ・ヴァルツ:《松風》(新制作・日本初演)

ダンスと声楽が一体となって現れる幽玄な世界  ドイツのコンテンポラリー・ダンスでは、もはや大御所といえるサシャ・ヴァルツ。今回新国立劇場で上演するのは、能の名作『松風』を下地に細川俊夫が作曲した1幕5場のオペラである。能『松風』は、海の精である松風(イルゼ・エーレンス)、村雨(シャルロッテ・ヘッレカント)の姉妹が、須磨…

近江楽堂という場所でひびく、シャリーノとフルート

若林かをり フルーティッシモ!《vol.5》  ファンタジーがある、と若林かをりは言う。生きているこの人生の時間を費やして練習していきたい作品、とも。  フルーティストが全5回シリーズでおこなうソロ・リサイタル、最後の2回はシャリーノの作品で占められている。近江楽堂で10月におこなわれる第5回はその最終章。  これだけ…

新国立劇場が開場20周年

《アイーダ》とカタリーナ・ワーグナーによる新演出《フィデリオ》で祝う  新国立劇場は、1997年10月に、團伊玖磨《建・TAKERU》(委嘱新作)の世界初演とともに開場した。つまり、今秋で20周年を迎える。  新シーズンは、新制作のワーグナーの《神々の黄昏》でオープニングを飾る。指揮は同劇場オペラ芸術監督の飯守泰次郎。…

飯野明日香(ピアノ)

日本の優れたピアノ音楽を世界に向けて発信したい  名だたる現代作曲家の選りすぐりの作品が並んだディスク。曲ごとにまったく異なる表情を見せるその多彩な演奏にはまさに舌を巻くばかり。6月10日に『JAPAN NOW』という新譜をリリース、併せてほぼ同内容で発売記念のリサイタルを開催する飯野明日香は、フランス現代音楽や一柳慧…

細川俊夫のオペラ《松風》が日本初演へ、サシャ・ヴァルツ演出・振付、美術に塩田千春

新国立劇場 開場20周年記念 2017/18シーズン  新国立劇場オペラは2017/18シーズンに、ワーグナー《神々の黄昏》、細川俊夫《松風》、ベートーヴェン《フィデリオ》の新制作3演目と再演7演目を含めた10演目を上演する。なかでも、日本初演となる細川俊夫の《松風》は、演出に世界有数の振付家サシャ・ヴァルツが、美術に…

新国立劇場2017/18シーズンラインナップ発表

 新国立劇場の2017/2018シーズンラインナップが1月12日、新国立劇場内で行われた説明会で発表された。新国立劇場は1997年10月10日、團伊玖磨のオペラ《建・TAKERU》で開場してから今年で20周年を迎える。その記念年に際し、同シーズン全公演を開場20周年記念として行い、以下の3公演を記念特別公演として上演す…

世界を席巻するカイヤ・サーリアホの芸術

 「サントリー芸術財団サマーフェスティバル2016」での委嘱作初演のために来日中のカイヤ・サーリアホは、1952年フィンランド出身、国際的に活躍する数少ない女性作曲家の一人である。  サントリーホールで彼女の作品が紹介されたのは1990年が初で、以来93年、2003年のサマーフェスティバルでも上演され、斬新ながらも繊細…

バイエルン国立歌劇場、ペトレンコ&クリーゲンブルクの《兵士たち》をライブストリーミング

 昨シーズンからフルHDの高画質無料ライブ・ストリーミング「STAATSOPER.TV」を実施しているバイエルン国立歌劇場が、日本向け配信第5弾として、6月1日(日)午後7時からキリル・ペトレンコ指揮の新制作オペラ《兵士たち》(ツィンマーマン作曲・現地時間5月31日(土)に上演)を無料でストリーミング配信する。  ベル…