Tag Archive for 東京交響楽団

【SACD】LIVE from MUZA!《名曲全集第155回》サン=サーンス:交響曲第3番 他/大友直人&東響

 今に至る厳しい状況の初期だった3月8日、東京交響楽団の無観客公演の動画配信が行われ、なんと10万人以上がアクセス、ニュースにもなった。その“ライヴ”CDが早くもリリース。筆者も当日視聴したが、ビギナーからかなりの愛好家までが同居してコメントが飛び交う予想外の楽しさに、東響らしい美しくもエモーショナルな熱演、ピアノの黒…

下野竜也(指揮) 東京交響楽団

《フィデリオ》のための序曲4連発ほか、頭文字“B”で攻めるプログラム  ユニークなプログラミングを得意とする指揮者、下野竜也が、5月末の東京交響楽団の定期演奏会でもその本領を発揮する。演奏会後半に、生誕250年のベートーヴェン唯一のオペラ《フィデリオ》にまつわる4つの序曲が一挙に演奏されるのである。本公演は作曲順とは違…

フェスタサマーミューザKAWASAKI 2020ラインナップ発表

 首都圏のオーケストラがミューザ川崎シンフォニーホールに集結、大規模な競演を繰り広げて、すっかり真夏の風物詩として定着した「フェスタサマーミューザKAWASAKI」。今年も7月23日から8月10日までの全19公演で開催される(2公演は新百合ヶ丘のテアトロ・ジーリオ・ショウワ)。初登場の群馬交響楽団による「第九」など生誕…

ジョナサン・ノット(指揮) 東京交響楽団

英国音楽の2つの傑作と藤倉大をカップリング  東京交響楽団音楽監督として意欲的なプログラムを組むジョナサン・ノット。古典から現代音楽まで、そのレパートリーの広さには感嘆するほかないが、イギリス人指揮者ノットにとってイギリス音楽も大切なレパートリーだ。この4月の定期演奏会では日英交流年「UK in JAPAN 2019-…

【SACD】ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」/久石譲&東響

 “ロックのような”ベートーヴェンの交響曲全集が好評を博している久石譲の東響との初録音。これもあらゆるフレーズが生命力を放ちながら躍動する快演だ。まずは既成概念に囚われずに構築された音のバランスが実に新鮮。ベートーヴェン同様にリズムの明確さも耳を奪い、中でも遅い場面における各リズムの明示が清新な感触をもたらしている。全…

ジョナサン・ノット(指揮) 東京交響楽団

新しい時代のベートーヴェンを近現代の力作とともに  今年はベートーヴェン・アニヴァーサリー。その作品をどう解釈するかは演奏家にとっての試金石だ。ノット&東響はポイントごとに交響曲を取り上げてきたが、この「第2番」をもって全曲踏破となる。  昨年末に聴いた「第九」はとても印象的だった。強力な東響コーラスに対し弦の規模をや…

飯森範親(指揮) 東京交響楽団

ラヴェルとファジル・サイの新作に読む異文化への憧憬  音楽監督ジョナサン・ノット率いる東京交響楽団の絶好調ぶりはすでに広く知られた通り。ノット、秋山和慶と並んで、今の東響に欠かせぬ存在が正指揮者を務める飯森範親である。ノット以上に攻めた選曲で刺激的、かつ新たな世界に出会う歓びを感じさせてくれているのだ。  今回のプログ…

ヘルムート・ライヒェル・シルヴァ(指揮) 東京交響楽団

スペインにまつわる多様な音楽を集めた意欲的なプログラム  東京交響楽団の2月川崎定期はスペイン音楽プログラム。2017年の共演で評判を呼んだヘルムート・ライヒェル・シルヴァが指揮を担う。ライヒェル・シルヴァはチリ生まれのドイツ系で、音楽監督ジョナサン・ノットが太鼓判を押す逸材。トランペットにエリック・ミヤシロ、ギターに…

角田祐子(ソプラノ)

ビューヒナーとリームが作り出す深淵な世界を歌う  「現代オペラを歌うとき、歌い手は曲を頭で構築するのではなく、現代音楽だからこそ自らが自由になり、テキストを感情とともに表現して初めて聴衆の皆さんの心に語りかけることができると思います」と語るドイツ在住のソプラノ、角田祐子が、1月の東京交響楽団の定期演奏会に再登場する。長…

田部京子(ピアノ)

ベートーヴェン・イヤーに贈る「皇帝」と6番目の?ピアノ協奏曲  「生誕250年という記念の年に、ようやくこの曲が弾けるのかと思うと本当にうれしいです!」と語るのは、ピアニストの田部京子。「この曲」とはピアノ協奏曲ニ長調 op.61aのことであり、ベートーヴェンがムツィオ・クレメンティの依頼を受け、ヴァイオリン協奏曲をピ…