Tag Archive for 振付家

アーティストメッセージ(38)~近藤良平(コンドルズ主宰、振付家、ダンサー)

「舞台」が新鮮な気分に!  こんなにも長引くとは正直思っていませんでした。まあいろんな意味でリセットされた気がします。「舞台に立つこと」は特別なことではありますが、これからは、ますます貴重な「生のあったかい時間」になります。尊い感覚、圧倒される空気感、そして少し夢心地で劇場を出ていく瞬間、それがただただ待ち遠しいです。…

アーティストメッセージ(6)〜天児牛大(山海塾主宰、振付家、演出家)

 昨年春に北九州芸術劇場で山海塾は新作『ARC 薄明・薄暮』を初演。その後パリ公演、サンパウロ公演を経て、この5月の東京、世田谷パブリックシアターの公演に向かっていたところでした。  しかし、あっと言う間の予想もしないウイルスの蔓延により、体験したことがない、まるで中世の時代に引き戻されたような、目に見えないベールに包…

ジョン・ノイマイヤー(ハンブルク・バレエ団芸術監督、振付家)

バレエ界の鬼才が語る3つの傑作、そして現在  現代バレエの振付家のなかでも、ジョン・ノイマイヤーほど人気の高い振付家も少ない。端正で繊細な振付。重層的な構成を持つドラマティックな作品でありながら、難解ではなく、独特の抒情性がやさしく心の琴線に触れてくる。2015年には、現代バレエへの貢献を称えられ、権威ある京都賞が贈ら…

BACH DANCE・MUSIC・PAINT 廣田あつ子 × 加藤訓子 × 広田 稔

バッハが生み出す多層的な空間  「バッハを奏で、バッハを舞い、バッハを描く。」が謳い文句だ。パーカッショニスト加藤訓子が2017年にリリースしたニューアルバム『BACH』をもとに各界注目のアーティストが「バッハ」をテーマにした舞台に挑む。  加藤は国内外で活動し、スティーヴ・ライヒの「カウンターポイント」シリーズを打楽…

ジル・ロマン(モーリス・ベジャール・バレエ団芸術監督、振付家)

ベジャールの精神を継承し、そして未来へ!  20世紀のバレエに大きな変革をもたらした振付家モーリス・ベジャールが他界して10年の節目を迎えた今年、彼がこよなく愛した日本でも、故人を偲ぶ種々の公演が執り行われる。その開幕を飾るのが、3年ぶりに来日するモーリス・ベジャール・バレエ団(BBL)が上演する『魔笛』。ベジャール亡…

勅使川原三郎(演出家・振付家・ダンサー)× 佐東利穂子(ダンサー)

多重・多層的な『月に吠える』となるはずです  『月に吠える』をやりたい。勅使川原三郎はふとおもう。その後、萩原朔太郎のその詩集刊行から100年に、偶然、気づく。ひとつのシンクロニシティがおこっている。 「明治になった、外国文化が入ってきた、侍がいなくなった――江戸時代から明治時代の変化は革命期だったし、混乱期でもあった…

白井 剛(振付家・ダンサー)

身体でクセナキスの世界への介入を試みたい  振付家・ダンサーの白井剛と現代音楽の演奏で名高いアルディッティ弦楽四重奏団が二度目の共演を京都で果たす。好評だった2008年の『アパートメントハウス1776/ジョン・ケージ』以来の顔合わせだ。今回取り上げるのはクセナキス。同団により世界初演された『Tetras』を含む3曲に振…

鈴木優人(チェンバロ)×TAKAHIRO(ダンス)×菊地賢一(パティシエ)

耳でも、目でも、舌でも楽しめる、新感覚エンターテインメント! ジャンルを横断したコラボレーションが刺激的な、Hakuju Hallの『アート×アート×アート』。第4回はクラシック音楽とヒップホップ・ダンス、そしてスイーツが舞台上でダイレクトに交わり合う、正真正銘の異種格闘技型(?)エンターテインメント。登場するのは、鍵…

東京文化会館開館55周年・日本ベルギー友好150周年記念 オペラ《眠れる美女〜House of the Sleeping Beauties〜》(日本初演)

“川端美学”の到達点を大胆にオペラ化した衝撃作  男の「老い」と「実存」について、文豪・川端康成が自らの美学の到達点として完成した小説『眠れる美女』。「年老いた男性が薬で眠らされた若い女性に寄り添いながら一夜を過ごす館」を舞台にしたこの奇妙な物語は、ベルギーの芸術家たちを触発し、練られた台本とスコアによってオペラ化され…

辻本知彦(振付家)

初音ミクに“人間性”が出るよう振り付けます  本年(2016年)5月5日、作曲家でシンセサイザー・アーティストの冨田勲が84歳で逝去した。世界的巨匠の遺作『ドクター・コッペリウス』は、国産ロケット開発で知られる故・糸川英夫博士との交流から想を得て宇宙へ旅立つコッペリウス博士とヴァーチャル・シンガーの初音ミクが出会う「ス…