Tag Archive for 振付家

フィリップ・ドゥクフレ(振付家/演出家)

ミュージカルになったファウスト  いつも楽しい“魔法”が満載のフィリップ・ドゥクフレ。2年前は自作ベスト総集編の『PANORAMA―パノラマ』で喝采を受けたが、なんと今回はミュージカル! しかも題材がゲーテの『ファウスト』だという。 「もうひとつアルフレッド・ジャリの『フォーストロール博士言行録』も使う。神の表面積を測…

きたまり/KIKIKIKIKIKI新作公演 『夜の歌』

 京都のダンサー・振付家のきたまりが、自身のカンパニーKIKIKIKIKIKIと総力を挙げて取り組んでいるのがマーラーの交響曲全10曲への振付。1年に1作、10年をかけて完遂を目指す壮大な構想だ。今年1月に発表した『TITAN』(第1番「巨人」)では各楽章の印象深いフレーズに喚起され、パロディ精神に満ちた闊達なアンサン…

ヴェルテダンス『CORRECTION』

チェコより話題のカンパニーが初来日!  世界各国の舞台芸術祭で絶賛を浴びるチェコ共和国のダンスカンパニー、ヴェルテダンスが初来日。2014年の初演作であり代表作のひとつ、『CORREC TION』を披露する。  ヴェルテダンスはダンサー・振付家のヴェロニカ・クニトロヴァーとテレザ・オンドロヴァー、照明デザイナーのパヴェ…

勅使川原三郎 (演出家・振付家・ダンサー)× 山下洋輔(ピアノ)

“からだ”全体でぶつかりあう筋書きのないドラマ  勅使川原三郎は1970年代初頭から山下洋輔の音楽を聴いてきた、という。「ファン」というより、もっと遠くにいる偉大なピアニスト、と言い表す。昨年、ライヴハウス新宿ピットインで、梅津和時に招かれるというかたちで、山下と初共演。下手にピアノ、上手にサックスのまんなかで即興的に…

黒田育世新作公演『きちんと立ってまっすぐ歩きたいと思っている』

身体とピアノ演奏が絶妙に絡みあう空間  2000年代初めに舞踊家・振付家として頭角を現した黒田育世は、激しくも純粋な、祈りにも似た鮮烈な踊りによって一世を風靡しダンスシーンを牽引してきた。近年は主宰するカンパニー「BATIK」だけでなく演劇やミュージカルの振付など個人での活動も広がり活躍を続ける。  今夏発表する新作は…

あいちトリエンナーレ2016 オペラ《魔笛》

勅使川原三郎が新たに描くモーツァルトの名作  愛知県を舞台にした現代アートの祭典<あいちトリエンナーレ2016>が8月11日〜10月23日、名古屋、豊橋、岡崎の3都市で開催される。同企画は今年で3回目。ここではメインのプロデュースオペラ、モーツァルト《魔笛》についてご紹介しよう。《魔笛》は、モーツァルトが最後に作曲した…

束芋(現代美術家)× 森下真樹(振付家、ダンサー)

 ダンスの森下真樹と現代美術家の束芋は、一見畑違いの取り合わせだ。しかし数年前に偶然パーティーで出会い、生年月日・出生地・血液型・3人姉妹等々の共通点があることを知るや意気投合。2013年には『錆からでた実』を上演し「ダンスと映像の画期的なコラボレーション作品」と高い評価を得た。翌年には京都で再演されたが、今回は束芋が…

近藤良平(コンドルズ主宰、振付家、ダンサー)

“アニバーサリーイヤー”におくる新作 大いに期待  近藤良平率いるコンドルズは学ラン姿で踊る男達。じつに20年にわたって愛され続けているのは、驚異的といっていい。そんな彼らが、ほぼ毎年新作公演を重ねているのが彩の国さいたま芸術劇場である。しかも今年は10作目という節目の年だ。 「この劇場はピナ・バウシュやイリ・キリアン…

川村美紀子(ダンサー・振付家)

身体がカラッポになるくらい踊りまくりたい  川村美紀子は、トヨタ コレオグラフィーアワードと横浜ダンスコレクションEXという、日本を代表するふたつのコンペティションで大賞を受賞。しかもそれぞれが大賞以外の他の賞とのダブル受賞であるという怪物ぶりをみせている。だが華麗な受賞歴のことすらフッと忘れてしまうほど、強烈なダンス…