Tag Archive for 北村朋幹

紀尾井ホール室内管弦楽団によるアンサンブルコンサート3 ブルックナー:交響曲第7番 室内楽版

 アントン・バラホフスキー(ヴァイオリン)らバイエルン放送響の名手たちが紀尾井ホール室内管弦楽団(KCO)のメンバーと組んで、マーラーの「さすらう若人の歌」とブルックナーの交響曲第7番の室内楽版を取り上げる。シェーンベルクとその弟子たちによる編曲版だ。シェーンベルクは1918年に発足させた「私的演奏協会」で、大規模な管…

秋山和慶(指揮) 東京交響楽団

世代を越えて名手たちが織り成す“三重奏曲”の醍醐味  ベートーヴェンの三重協奏曲は数あるクラシック音楽の名曲の中でもとりわけ目立つ存在だ。異なる3つの楽器のソリストと指揮者が、この曲ほどがっぷり四つに組んで演奏しなければならないことはなく、それだけに花形の3人のソリストと共に誰が指揮をするかにも関心が集まる曲だ。またそ…

ラ・フォル・ジュルネ TOKYO おすすめ コンサート

リスナーを“新しい世界”へと誘う魅力的な公演の数々  今回の音楽祭は例年にも増して多彩なプログラムが並んだ。有料公演の中から、注目公演を挙げてみよう。  まずはアンドレイ・ペトレンコ指揮のエカテリンブルク・フィルハーモニー合唱団。2月に開かれたナントでのラ・フォル・ジュルネを取材して一足先に聴いたが、ラフマニノフやペル…

シュニトケ & ショスタコーヴィチ プロジェクト2―チェンバー・オーケストラ

時代に翻弄された作曲家3人の内奥を探る  独自の視点と問題意識をもって、意欲的な主催公演を企画し続けているトッパンホールによる、今シーズン屈指の挑戦的な公演が「シュニトケ & ショスタコーヴィチ プロジェクト」である。室内楽作品を集めた第1回に続き、第2回は室内オーケストラを中心とした協奏作品——シュニトケの代表作「コ…

トッパンホール17周年記念 バースデーコンサート シュニトケ&ショスタコーヴィチ プロジェクト1――室内楽

 体制がもたらす歪みと闘いながら、芸術作品を生み出す…これはいかなる結果を導くのだろうか? かくもシリアスなテーマを抉り、旧ソ連の超ディープな作品のみを聴かせる公演が、トッパンホールの「シュニトケ&ショスタコーヴィチ プロジェクト1——室内楽」。これがシーズン開幕&バースデーとは、まさに同ホールの面目躍如だ。  まずは…

北村朋幹(ピアノ)

“さすらい人たち”の曲から聞こえる“絶望的な憧れ”  北村朋幹がヤナーチェク、ショパン、クルターグ、バルトークという東欧の作曲家にシューベルトを挟み込むというこだわりのプログラムでリサイタルを行う。その意図は…。 「2016年後半はシューベルトとショパンを弾きたいと決め、精神面の準備はずいぶん前からできていました。私は…

北村朋幹(ピアノ)

俊英が成長と変化を顕す、刮目の最終章  2013年に始まった北村朋幹のトッパンホール〈エスポワール シリーズ〉が、最終回(第3回)を迎える。当シリーズは俊英がトッパンホールと共同で飛翔を期す企画であり、北村は10人目のシリーズ・アーティスト。繊細で知的なピアニストとして10代から活躍する彼は、近年他の公演も含めて当ホー…

トッパンホール エスポワール シリーズ 10 北村朋幹(ピアノ) Vol.2 —室内楽

俊才の新境地&異才の初ソロを一夜で堪能  北村朋幹は才気溢れるピアニストだ。今年23歳ながら、10代半ばから第一線に立ち、どこか余裕すらも感じさせてきた。その彼が、昨年10月のトッパンホール〈エスポワール シリーズ〉第1回「ソロ」では、自己の限界に迫らんとする渾身の演奏を聴かせた。これぞ若手に飛躍の機会(と責任)を与え…

昼の音楽さんぽ 第18回 北村朋幹 ピアノ・リサイタル

想い溢れるピアノの「アリア」  第一生命ホールでランチタイムの1時間を過ごすコンサートシリーズ「昼の音楽さんぽ」に、ピアニストの北村朋幹が登場する。14歳で東京音楽コンクールの覇者となり、現在はベルリン芸術大学で研鑽を積む北村。日本で演奏会が開かれるたびに、その研ぎ澄まされた感性と集中力、高い志、そして明快なプログラミ…

キラリふじみ・コンサートシリーズ 金子三勇士(ピアノ) vs 山根一仁(ヴァイオリン) with 北村朋幹(ピアノ)

華々しい“競演”と“共演”  トッパンホールの企画協力による《キラリふじみ・コンサートシリーズ》の第2弾。ヴァイオリニストの前橋汀子が自らの半生を追った内容の前回に続く当公演は、趣向をがらりと変えて、金子三勇士(ピアノ)、山根一仁(ヴァイオリン)、北村朋幹(ピアノ)が登場。日本を代表する俊英男性アーティスト3人が華々し…