Tag Archive for フォルテピアノ

アーティストメッセージ(8)〜川口成彦(ピアノ、フォルテピアノ)

 先日NHKで流れていたクラシック音楽番組を見ていて、演奏家たちの音楽に全力を注ぐ姿、そして奏でられる美しい音楽に触れて胸が熱くなりました。「美しい音楽に会いに演奏会に行きたい!生で聴きたい!」という想いが溢れました。自分にとって音楽は演奏することも聴くことも含めて当たり前の「日常」となっていましたが、そんな「日常」の…

仲道郁代(フォルテピアノ/ピアノ)

ベートーヴェンとピアノの深い関係を探る  生誕250年を迎えるベートーヴェンの作品を全5回にわたって紹介する東京芸術劇場の「ミーツ・ベートーヴェン・シリーズ」。その第1回には日本を代表するピアニストの一人、仲道郁代が登場する。作曲家がその作品を書いた時代にどんな楽器が使われていたかに深く関心を持ち、自分でもオリジナル楽…

武久源造(チェンバロ/フォルテピアノ)

鬼才の「適正律クラヴィーア曲集」全曲録音、ここに完結  バッハの「平均律クラヴィーア曲集」は鍵盤音楽の最高峰。日本を代表するピリオド鍵盤楽器奏者の一人、武久源造は、だからこそ唯一無二の録音にしたかったと言う。  まず、原題のドイツ語本来の意味からタイトルを「適正律クラヴィーア曲集」と訳した。そして、例えば第1集には第1…

【CD】シューベルト:フォルテピアノによる4手連弾作品全集 第1巻 エキゾティシズムと対位法/山名敏之・山名朋子

 連弾作品はシューベルトの作品の中でも重要な位置を占めるものであるにも関わらず、作品の音楽的な特徴、込められた意味といったものを筆者は見過ごしていた。特にこれだけ緻密に対位法が駆使されていたということには非常に驚かされた。また、フォルテピアノだからこそできる表現というものも、山名夫妻の演奏を聴くことで納得である。動機の…

ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)

共鳴し合う、ウィーン古典派2人の名ソナタ  底鳴りする低音を味方につけたかと思えば、次の瞬間には、戯れる子どものような軽やかさを伴って。まさに変幻自在の音楽創りに、一瞬たりとも“耳”が離せない。  モダンとピリオド、両方の楽器の個性をきっちりと弾き分けつつ、自身のしなやかな感性を反映した瑞々しい響きを紡ぎ出すオランダの…

Music Program TOKYO プラチナ・シリーズ5  有田正広(フルート) & 上原彩子(ピアノ)

国際的奏者2人の“フェイバリット”プログラム  “奇跡の音響”と絶賛される東京文化会館の小ホールで、一流演奏家の名演を愉しむ「プラチナ・シリーズ」。今回は、各時代のフルートを吹き分け、“笛の魅力”を追究する有田正広と、第12回チャイコフスキー国際コンクールを制し、国際的に活躍するピアノの上原彩子が登場、「2人で好きな曲…

【CD】ベートーヴェン・アルバム/高田泰治

 関西とドイツで活動する高田泰治による、スイスの名工J.G.グレーバー製作のフォルテピアノ(1807年頃製)を使用した録音。「膝で操作するペダルを持つ最後期のモデル」で、貴重なオリジナル楽器だという。1800年前後に書かれたベートーヴェンの二つのソナタ「悲愴」「月光」とバガテルを収録。絶妙な演奏技術により、楽器の音の伸…

【CD】J.C.バッハとW.A.モーツァルトのクラヴィーア協奏曲/小倉貴久子

ピリオド楽器アンサンブルの活気、みずみずしさ、そして愛らしさ。それらがぎっしり詰まったこのアルバムは、フォルテピアノの小倉貴久子が続けるコンサートシリーズ「モーツァルトのクラヴィーアのある部屋」第30回を記念するライヴ録音。共演には桐山建志ほか、現代のピリオド楽器のスペシャリストたちが集結。モーツァルトの第15、27番…

小倉貴久子(フォルテピアノ)

作曲家と同時代の楽器でビゼーのピアノ作品集を録音  フォルテピアノ奏者の小倉貴久子がジョルジュ・ビゼーのピアノ作品集『アルルの女』をリリースする。ピアノのレパートリーとしては、ややレアな作曲家。なぜビゼーを? 「実は私も、FM番組のテーマ曲で流れていた『ラインの歌』の一部を知っていたぐらい。でもその『ラインの歌』を全曲…

佐藤俊介(ヴァイオリン)

オリジナル楽器で蘇るブラームスの新鮮な世界  古楽とモダン、両方のフィールドで国際的に活躍する俊英ヴァイオリニスト、佐藤俊介。そんな彼が、妻であり鍵盤楽器の若き名手でもあるスーアン・チャイ、バロック・チェロの先駆者で指揮者としても活躍する鈴木秀美と共演し、オリジナル楽器でブラームスの室内楽に対峙する。オリジナル楽器によ…