Tag Archive for ピアノ

中村太地(ヴァイオリン)

ウィーン在住の若きヴァイオリニストがブラームスでデビュー! 「ブラームスは大好きな作曲家の一人です。このCDを聴いてくださった方が、何かのストーリーや美しい風景を思い浮かべて下されば嬉しいです。僕はソナタ『雨の歌』を弾く時、ペルチャッハの陽の光や木々の緑、湖などの景色を思い浮かべます」  2017年秋、オーストリアの南…

【CD】ピアノ・ソロ2/ファジル・サイ

 ファジル・サイ自作ソロ曲のみによる録音。約40分にわたる大曲「トロイ・ソナタ」は、トロイ遺跡の世界遺産登録20周年を記念するフェスティバルのため作曲された。特殊奏法も含む枠に捉われない音楽表現を巧みに組み合わせ、エキゾチックなメロディを浮かび上がらせつつ、力強い物語を展開する。トルコ共和国建国の父アタテュルクが、邸宅…

金子三勇士 ピアノ・リサイタル

究極のピアノ作曲家二人の魅力に迫る  1989年、日本人の父とハンガリー人の母のもとに生まれた金子三勇士は6歳で単身ハンガリーに渡り、リストやバルトークの作品を中心に幅広いピアノ作品を学んだ。2006年に帰国後は東京音楽大学で研鑽を積み、08年にバルトーク国際ピアノコンクールで優勝の栄冠に輝く。以来、国内外で幅広い活動…

高橋悠治(作曲/ピアノ)

思索で紡ぐアンソロジー  80歳を超えてなお、作曲・ピアノで瑞々しい活動を続ける高橋悠治。今年3月に浜離宮朝日ホールで行われたリサイタルのライヴによる新譜『ことばのない詩集』は、ハンガリー出身のチャポー・ジュラ(1955-)の「『優しいマリア』変奏曲」を軸にしたスリリングな選曲だ。  高橋とこの異才との出会いは10年ほ…

仲道郁代 ピアノ・フェスティヴァル

名手6人が集結する驚異のピアノ・アンサンブル  5台のピアノがステージに並ぶ壮観ぶり、そして圧巻のパフォーマンスで会場を沸かせた「仲道郁代 ピアノ・フェスティヴァル」が今年も開催される。ソロのみならず、ピアノ同士の技巧的なアンサンブルもたっぷり聴けるこのコンサートは、昨年、ピアノの持つ多彩な魅力を知ってもらいたいと願う…

ヘンリク・ナナシ(指揮) 読売日本交響楽団

 2018年3月に読響と初共演が予定されていながら、病気でキャンセルとなったヘンリク・ナナシが、ようやくこの7月に読響の指揮台に立つ。「ナナシ」というなじみの薄い姓に「どこの人だろう」と首をかしげる方も多いかもしれないが、出身はハンガリーだ。バルトーク音楽院で作曲とピアノを学び、ロイヤル・オペラでアントニオ・パッパーノ…

ケヴィン・ケナー(ピアノ) with ワルシャワ・ソロイスツ

室内楽版で露となるショパンの協奏曲のリリシズム  1990年にチャイコフスキー国際コンクール第3位、ショパン国際ピアノコンクール最高位に輝いたケヴィン・ケナーは、演奏家と教育者の両面で活発な活動を展開している。彼はショパン・コンクール以来2014年までの24年間、2曲の協奏曲の室内楽版の校訂を行ってきた。室内楽版はピア…

第486回 日経ミューズサロン チホ・ハン ピアノ・リサイタル

気鋭の俊英ピアニストが紡ぐ渾身の演奏に、音楽の未来を聴く  “世界最難関”と目されるミュンヘン国際音楽コンクールで、5年前に最高位入賞を果たし、バイエルン放送響やサンクトペテルブルク響など、世界の一流オーケストラと共演、その類い稀な才能を迸らせる名演を重ねているチホ・ハン。  韓国・ソウル出身でドイツ・ハノーファー音楽…

伊藤 恵プロデュース「ピアノ! ピアノ!! ピアノ!!!」

壮観!6人のピアニストたちの大アンサンブル大会  数々の感動的なピアノ・リサイタルを生み出してきた紀尾井ホールに、このたび新しいスタインウェイ・ピアノが加わる。これまでの2台とともに、3台で繰り広げる華やかなコンサート「ピアノ! ピアノ!! ピアノ!!!」が開催される。新スタインウェイのお披露目公演をプロデュースするの…

広上淳一(指揮) 日本フィルハーモニー交響楽団

イギリスの息吹を感じさせる独創的な選曲で  あなたがもしイギリスの文化や芸術に関心を抱き、大都市ロンドンや、湖水地方やコッツウォルズをはじめとするカントリーサイドの大自然を愛する人ならば、日本フィルの7月定期演奏会(広上淳一指揮)は幸福な時間を約束してくれることだろう。イギリスの作曲家、ロンドンの栄光を讃えた交響曲など…