先日、東京・横浜・川崎で、音楽監督キリル・ペトレンコのもと繊細で緻密な圧倒的な精度の音楽を届けてくれたのが記憶に新しいベルリン・フィルだが、彼らのストリーミングサービス「デジタル・コンサートホール(DCH)」による恒例の年末年始特別キャンペーンがスタートした。

ベルリンからの中継映像が、ライブや日本時間のプライムタイムに合わせた時間差で配信され、4K画質&ハイレゾ・ロスレス音声の高音質で自宅にいながらにして楽しめるのが特徴。過去のアーカイブ映像も豊富に用意されている。1月4日までに特設ページより12ヶ月チケットを購入すると、ベルリン・フィル金管アンサンブルやベルリン・バロック・ゾリステンなどの演奏が収録されたクリスマス特典CD(非売品)がプレゼントされるという。
◎特典CDのコンテンツ
ベルリン・フィル金管アンサンブル
ベルリン・フィル12人のチェリストたち
ベルリン・バロック・ゾリステンと樫本大進
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・ペトレンコ、ウラディーミル・ユロフスキ、サー・サイモン・ラトル
ベルリン・フィル金管アンサンブル: 《神の御子は今宵しも》・《キャロル・オブ・ザ・ベル》・《子どもたちよ、さあおいで》・《もみの木》・《きよしこの夜》
ベルリン・バロック・ゾリステンと樫本大進: 《四季》より《冬》(ヴィヴァルディ)
ベルリン・フィル12人のチェリストたち: 《エサイの根より》・《この子こそ、神の御子》(フランセ)・《スウィング・オン・ドヴォルザーク》(コンツ)・《讃歌》(クレンゲル)
ボーナス・トラック
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団:: コラール変奏曲《高き天より我は来たり》(バッハ/ストラヴィンスキー)・《メサイア》より〈ハレルヤ〉(ヘンデル)・《くるみ割り人形》より「パ・ドゥ・ドゥ」(チャイコフスキー)

この12月は、アンドリス・ネルソンスやラファエル・ピションらが登場する定期公演とともに、クリスマスならではのファミリー向け公演(無料)の配信も予定されているが、さらに嬉しいことに、大晦日(日本時間1/1午前1:30〜)のジルベスター・コンサートの配信が決定した。今年は、飛ぶ鳥を落とす勢いの若手テノール歌手、バンジャマン・ベルナイムがオペラアリアの名曲を歌い上げる。指揮はもちろんペトレンコ。

そして、注目なのが年明けの1月。世界各地から引っ張りだこの中堅世代の筆頭格、ペトル・ポペルカのベルリン・フィルデビュー公演(1/11)が控えているほか、ザルツブルク復活祭音楽祭のプログラムにもなっているペトレンコによるマーラー「千人の交響曲」(1/18)は実に15年ぶりだという。そして、1月25日にはラハフ・シャニ指揮のもと、第1コンサートマスター 樫本大進がショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番を演奏するので聴き逃がせない。12月、1月だけでも元が取れそうな充実ぶりだが、4月10日には、クリスティアン・ゲルハーヘルが初めてヴォータン役を務める《ラインの黄金》(指揮:キリル・ペトレンコ)の配信も予定されており、こちらも今シーズンのハイライトのひとつだ。(配信日付はいずれも日本時間)

1年間頑張った自分へのご褒美にも、クラシック好きの家族や友人へのプレゼントにも。3種類のコースがあるので、詳細は公式サイトを参照のこと。まずは見てみたいという向きには、7日間の無料お試し視聴も用意されている。
【Information】
ベルリン・フィル デジタル・コンサートホール
Berliner Philharmoniker | Digital Concert Hall
年末年始特別キャンペーン
数量限定クリスマス特典CD(非売品)付き
2026年1月4日までに12ヶ月チケットを購入した方対象

