前橋汀子さんにインタビューしました

投稿日 2024年12月3日
著者 t-matsumoto
カテゴリー FROM編集部

　日本を代表するヴァイオリニストのひとり、前橋汀子さんにインタビューしました。お話のテーマは、来年2月、浜離宮朝日ホールで開催される「ベートーヴェン：ヴァイオリン・ソナタ名曲選」について。全10曲のベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタからセレクトした7曲を二日間にわたって披露します。

　前橋さんは、2022年に演奏活動60周年を迎え、近年は「前橋汀子カルテット」（久保田巧さんvn、川本嘉子さんva、原田禎夫さんvc）を結成し室内楽にも積極的に取り組まれています。そこで演奏したベートーヴェンの弦楽四重奏曲の経験が今回の企画につながったのだそう。「集大成として取り組みたい」と演奏会にこめる特別な想いをお話しいただきました。

　インタビューでは他にも、60年の歩みを振り返る話題に。1961年、高校2年生の夏にソ連に留学してから、アメリカ、スイスを拠点として国際的な活動を展開し、20世紀を代表するヴァイオリニストのギトリスやミルシテインの代役としてステージに立ったエピソードや、同時代を代表するドイツの作曲家シュトックハウゼンと食事をしたお話など、偉大な音楽家たちとの逸話が多数飛び出し、彼らとともに時代を牽引してきた前橋さんの存在の大きさを改めて実感しました。

　インタビューはぶらあぼ2月号（1/18発行）に掲載予定。お楽しみに！