Tag Archive for NHK交響楽団

【CD】月光 ベートーヴェン・アンソロジー

 生誕250年という一大アニヴァーサリーを味わうには、こういう穏やかなアルバムもいい。マイスター・ミュージックによる名演奏家たちのベートーヴェン録音から、作品番号のない愛らしい初期作品から中期の傑作、後期の名品まで、工夫された選曲でアンソロジーが編まれた。2月に亡くなったサンティ指揮の交響曲の一部が聴けるのはうれしいし…

第68回「尾高賞」に細川俊夫

 第68回「尾高賞」の受賞作品が、細川俊夫の「オーケストラのための『渦』」(2019)に決定した。  「尾高賞」は、NHK交響楽団専任指揮者であった故・尾高尚忠が生前に遺した功績を讃え、1952年に同楽団によって制定された作曲賞。邦人作曲家による優れたオーケストラ作品に授与される。受賞作は、オーケストラが響きの渦を形成…

【SACD】武満徹:管弦楽曲集/諏訪内晶子&P.ヤルヴィ&N響

 パーヴォの”武満観“とも言うべきものが伝わってくるアルバムだ。最初に収められた「弦楽のためのレクイエム」は、透明な音の塊が突如として空間に出現したという印象だ。一瞬にして聴き手の懐へと滑りこみ、確かな存在感を放つ。そのシュールな音の佇まいにおののいていると、「ノスタルジア」ではヴァイオリン(諏訪内晶子)の慟哭の中で音…

N響が2020-21シーズン定期公演プログラム発表

 NHK交響楽団が2020-21シーズン(2020年9月〜21年6月)定期公演のプログラムを発表した。シーズン開幕は、首席指揮者のパーヴォ・ヤルヴィによるマーラーの交響曲第3番(2020.9/12,9/13)。ヤルヴィはその他、オール・バルトーク・プロ(9/18,9/19)、ブルックナーの交響曲第0番&ヒンデミット「画…

N響がパーヴォ・ヤルヴィの首席指揮者任期延長を発表

 NHK交響楽団は、2021年までだった首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィとの契約を22年8月まで1年延長すると発表した。15年9月の就任から現在5シーズン目を迎え、20年2月から3月にかけては、母国エストニアのタリンを皮切りに、ロンドン、パリ、ウィーン、アムステルダム、ベルリンなどを巡るN響とのヨーロッパ・ツアーが予定され…

東京芸術劇場が贈る読売日本交響楽団とNHK交響楽団のコンサート

オケ・ファン必聴、ホール主催の注目2公演が12月に実現  来年で30周年を迎える東京芸術劇場は2012年のリニューアルオープン以来、コンサートホールの音響がより良くなったと評判で、大編成の管弦楽を豊かな残響と混濁することのないクリアさを両立したホールとして聴衆に愛されている。そんな芸劇が主催する、“冬に熱くなれる”コン…

東京・春・音楽祭2020の聴きどころ

《マクベス》《トリスタン》にベートーヴェン生誕250年記念公演と豪華ラインナップ  春の上野に欠かせない風物詩となった「東京・春・音楽祭」。2020年も趣向を凝らしたプログラムが組まれた。200公演以上のなかから、音楽祭のハイライトとなる公演をいくつかご紹介しよう。  まずは前回に続いて開催されるリッカルド・ムーティ「…

東京・春・音楽祭2020 概要発表

 10月28日、東京文化会館にて、「東京・春・音楽祭2020」の概要発表記者会見が開かれた。16回目の開催となる今回は3月13日から4月18日までの5週間強にわたって、オペラ、オーケストラ、室内楽など、200を超える公演が開催される。 (2019.10/28 東京文化会館 Photo:J.Otsuka/Tokyo MD…

NHK音楽祭2019 〜名曲と出会う場所〜

“オーケストラ・シティ”=東京を象徴する3日間  東京はあらゆる情報がリアルタイムで入り、未来のイメージが発信されていく都市。秋のシーズンともなれば世界中の名門楽団が連日連夜ゴージャスな舞台を繰り広げる。一方、国内勢もレベルを上げている。  この世界都市のクラシック音楽動向を効率よく俯瞰したければ、NHK音楽祭がお勧め…

ソニー音楽財団「10代のためのプレミアム・コンサート」

子どもたちにクラシックの名曲&名演奏を体験してほしい  公益財団法人ソニー音楽財団は、「0才まえのコンサート®」、「Concert for KIDS〜0才からのクラシック®〜」、「同〜3才からのクラシック®〜」など様々な子どもたちのためのコンサートを主催しているが、小学生以上を対象とした「10代のためのプレミアム・コン…