Tag Archive for ユベール・スダーン

【CD】さんごじゅの花 池辺晋一郎 室内楽作品集Ⅲ

 本年喜寿を迎えた池辺晋一郎はなおも盛んな創作活動を展開しているが、本アルバムは1980年代から2010年代に書かれた室内楽曲(ソロ曲もあり)を集成、かつ冒頭と末尾にはその編成に収まらない曲を縁取るように配置してシンメトリカルに構成。全8曲中殊に印象深いのは高度な技巧と池辺独特の歌謡性が結び付いた「ストラータⅡ」(フル…

動き出す日本のオーケストラたち(2)〜フルサイズの定期も遂に再開、東響が一番のり。都響、N響も独自色で臨む

 オーケストラの定期演奏会。4ヵ月前までは普通に聴いていた序曲→協奏曲→休憩→交響曲で構成された、オーケストラファンとしては嬉しい「定番セット」がついに戻ってきた。  この3月下旬以降、活動休止を経て無観客ライヴの動画配信を続けてきた東京交響楽団(東響)は6月26日、サントリーホールの第681回定期演奏会でフルサイズの…

ユベール・スダーン(指揮) 東京交響楽団

進化したオーケストラと前音楽監督とが起こすケミストリー  6月、東京交響楽団に桂冠指揮者ユベール・スダーンが帰ってくる。プログラムはベートーヴェンの「プロメテウスの創造物」序曲、イノン・バルナタンを独奏に迎えたピアノ協奏曲第3番、そしてメンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」。同楽団音楽監督時代にスダーンはクラ…

オーケストラ・アンサンブル金沢が2020-21シーズン・プログラムを発表

 オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)は3月21日、2020-21シーズンの定期公演ラインナップを発表した。テーマは「ベートーヴェンとモーツァルト」。今年生誕250年のベートーヴェン、そして同楽団創設以来、主要なレパートリーとしてきたモーツァルトを軸にしたラインナップだ。芸術監督に就任して3シーズン目となるマルク・…

アジア オーケストラ ウィーク2019

 クラシックは世界の共通言語──そんな言葉が、アジアで近年ますます重みを増している。西洋型舞台芸術になじみのなかった街に、新しいホールや劇場がどんどん竣工し、新団体が設立されている。教育機関などの整備も進み、レヴェルの向上も著しい。よき友人として、またよきライバルとして、今、世界で最もホットなアジアの隣人たちに耳を傾け…

オーケストラ・アンサンブル金沢が2019-20定期公演ラインナップ発表

 オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)が、2019-20定期公演ラインナップ(19年4月〜20年7月)を発表した。マルク・ミンコフスキ芸術監督の2シーズン目は、フィルハーモニー(8公演)、マイスター(5公演)の両シリーズにそれぞれ意欲的なプログラムが組まれ、多彩な指揮者およびソリストが登場する。会場は石川県立音楽堂…

ユベール・スダーン(指揮) 東京交響楽団

キーワードは“マンフレッド”    音楽監督ジョナサン・ノットとともに快進撃を続ける東京交響楽団だが、その礎を築いたのは、なんといっても10年間にわたって音楽監督を務めた前任者ユベール・スダーンだ。その功労者スダーンが、6月に東響の指揮台に帰ってくる。名コンビの健在ぶりを示してくれることだろう。  シューマン…

いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭2019

北陸で北欧とロシアの音楽を満喫! ゴールデンウィークの古都が、今年も、たおやかな調べで満ち溢れる。「いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭2019」は、「北欧とロシアの音楽」がテーマ。世界的な名手たちが、北の国からの爽やかな風を思わせる佳品の数々を紡ぐ。  一昨年にスタートし、今年は4月28日から5月5日の8日間にわたっ…

京響が2019年度ラインナップを発表

 京都市交響楽団が2019年度のラインナップを発表した。定期演奏会は京都コンサートホールにて11演目17公演が予定されている。常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザーの広上淳一は、五嶋龍(ヴァイオリン)との共演によるコルンゴルトの協奏曲とラフマニノフの交響的舞曲(2019.6/21)や、森谷真理(ソプラノ)とのマーラー…

第18回 東京国際音楽コンクール〈指揮〉結果発表と記者会見

優勝は沖澤のどか、女性で初めての第1位そして36年ぶりに日本人が上位独占  10月8日から14日まで東京オペラシティで「第18回 東京国際音楽コンクール〈指揮〉」が行われた。今回のコンクール、応募は42の国・地域より238名あり、9ヵ国18名が事前審査にパスし参加、第一次予選で8名に絞られ、第二次予選を通過した4名が本…