オーケストラ・アンサンブル金沢が2020-21シーズン・プログラムを発表

 オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)は3月21日、2020-21シーズンの定期公演ラインナップを発表した。テーマは「ベートーヴェンとモーツァルト」。今年生誕250年のベートーヴェン、そして同楽団創設以来、主要なレパートリーとしてきたモーツァルトを軸にしたラインナップだ。芸術監督に就任して3シーズン目となるマルク・ミンコフスキが、自身初となるベートーヴェンの交響曲全曲演奏に取り組む。一方、OEKプリンシパル・ゲストコンダクターのユベール・スダーン、同パーマネント・ゲストコンダクターの川瀬賢太郎、そしてその他の客演指揮者陣はモーツァルトおよび関連作品をプログラムの中心に据えている。

 シーズン幕開けの9月公演はテーマの象徴とも言える演奏会だ。スダーンの指揮、ソリストに北村朋幹を迎えベートーヴェンの「皇帝」、メインはモーツァルトの交響曲第39番。スダーンは21年4月に、人気若手ピアニスト藤田真央とも共演する。ミンコフスキによる交響曲ツィクルスは4回の公演で、「4番&7番」「2番&8番&3番」「6番&5番」「1番&9番」という、いずれも魅力的な組み合わせとなっている。また室内オーケストラの特徴を生かし、巨匠ユーリ・バシュメットのほか、鈴木優人、三浦文彰ら若手が弾き振りをする公演も注目。他にも、ミンコフスキ推薦のジャン=クロード・カサドシュ、アルバン・ベルク四重奏団の創設者ギュンター・ピヒラーらベテラン指揮者も興味深いプログラムを用意している。

 また、20年11月には鈴木大拙、西田幾多郎生誕150年を記念した渡辺俊幸作曲のオペラ《禅ーZEN》の世界初演など、話題性に富んだシーズンになりそうだ。

オーケストラ・アンサンブル金沢
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