Tag Archive for ピアノ

横山幸雄(ピアノ)

僕自身がショパンであったらどんなにいいかと常に思いますね  今年もゴールデンウィークに横山幸雄のショパン全曲演奏会が行われる。ショパン生誕200年の2010年、1日で全166曲を弾く企画が初めて発表されたときには誰もが驚いたが、以来内容を変えながら回を重ね、今年5年目を迎えた。もはや、驚きよりは、次に何を聴かせてもらえ…

エフゲニー・キーシン(ピアノ)

超自然的な魅力を宿すピアニスト  キーシンのピアノには、どこか不思議な引力がある。完璧なテクニック、内側から湧き出すような音楽の自然さ。果てしない深さときらめきを持つ彼の演奏には、超自然的な魅力が宿っているように思う。しかもそんな天才性の背景には、練習魔で努力家であるという事実がある。  1986年に初めて日本を訪れ、…

イェルク・デームス(ピアノ)

長いキャリアでこそ表現できる音楽  数々の伝説的ピアニストから薫陶を受け、ウィーン楽派の伝統を今に伝えるイェルク・デームスが、今年も日本にやってくる。85歳の現在も精力的な演奏活動を続ける巨匠。今回の京都リサイタルでは、実に充実したプログラムでその音楽の神髄を示してくれる。  前半、バッハやモーツァルトに加えて演奏され…

レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)

ベートーヴェンへのトータルな視点を伝える  アンスネスのリサイタルでいつも感心させられるのは、その響きのピュア度である。彼ぐらいの知名度になるとホールは中小というわけにはいかない。大ホールだ。ソロで大きなホールを無理に響かせようとすると、サウンドが毛羽立ったり、音楽にヘンな力みが加わってしまうのは、それなりのベテランで…

佐藤卓史 シューベルトツィクルス ピアノ曲全曲演奏会 第1回 「幻想曲 –Fantasien–」

シューベルトの新たな魅力を描き出す  ドイツ、オーストリアでの7年間にわたる留学生活を経て、昨年活動拠点を日本に戻し、新たなスタートを切ったピアニストの佐藤卓史。この春から、彼が特別な愛着を持つというシューベルトのピアノ作品(独奏曲、連弾曲、ピアノを含む室内楽曲)を網羅する演奏会シリーズを開始する。  佐藤はハノーファ…

外山啓介(ピアノ) billboard Classics 組曲「宿命」〜映画『砂の器』公開40周年記念

映画に密着した曲のイメージを音にする挑戦  日本映画の不朽の名作『砂の器』が、今年で公開40周年を迎える。映画のクライマックスで登場人物が弾き振りをするピアノ協奏曲「宿命」が、この春コンサートホールで蘇る。独奏を務めるのは外山啓介。その繊細で切れ味の鋭い音色が、映画の主人公「和賀英良」の悲劇的な運命を辿る。 「名画の重…

白石光隆(ピアノ) 春をよぶおしゃべりコンサート

音楽で春を感じる  ピアニストの白石光隆が、春本番を待つ3月初旬の東京でコンサートを行う。その名も「春をよぶおしゃべりコンサート」。好評の白石自身によるトークを交えながらの演奏会。ブラームス「間奏曲Op.117-2」やシューマン=リスト「献呈」、メンデルスゾーン「春の歌」や「ロンドカプリチオーソ」には、彼ならではの温か…

4台ピアノ☆グランドガラコンサート

迫力のピアノサウンドに浸かる  和光市民文化センターサンアゼリアが所有するフルコンサートグランドピアノ4台がずらりと並び、豪華ピアニストや作曲家が顔を揃える、スペシャルなコンサートが開催される。  まずこの日ならではの聴きものは、木村かをり、若林顕、近藤嘉宏、菊地裕介という4人の実力派が結集して奏でる、ワーグナー「ニュ…

冨永愛子(ピアノ)

“気持ちの良い満腹感”があるリサイタルを目指します  2008年に開かれた第6回東京音楽コンクールで優勝を果たし、現在はドイツでさらなる研鑽を積むピアニストの冨永愛子が、同コンクールの入賞者リサイタルへ登場する。「音にこだわり続けたい」と、音楽的にも人間的にも劇的な変貌を遂げている俊英が、自らの“いま”を投影するステー…

細川夏子(ピアノ)

スペインの粋を集めて  国立音大を経てパリのエコール・ノルマル音楽院に学び、名匠フランス・クリダの薫陶を受けたピアニストの細川夏子。在学中には歌曲伴奏法を修めて表現の幅を広げる一方、国際コンクールで入賞を重ねた。同音楽院を首席で卒業後は、声楽との共演を含め、国内外での精力的かつ独自の演奏活動を続けている。今回は、彼女が…