Tag Archive for ピアノ

ニコライ・ホジャイノフ(ピアノ)

深い精神世界、こだわりのピアニッシモ  パワーと華やかさで魅せようとする若手が次々出現する中で、ニコライ・ホジャイノフはひときわ異彩を放つ。深い精神世界、確固たる信念に基づく繊細な表現。こだわりぬいて鳴らすピアニッシモや静寂を聴かせることができる、貴重な才能だ。  2010年、18歳の最年少でショパン国際ピアノ・コンク…

昼の音楽さんぽ 第18回 北村朋幹 ピアノ・リサイタル

想い溢れるピアノの「アリア」  第一生命ホールでランチタイムの1時間を過ごすコンサートシリーズ「昼の音楽さんぽ」に、ピアニストの北村朋幹が登場する。14歳で東京音楽コンクールの覇者となり、現在はベルリン芸術大学で研鑽を積む北村。日本で演奏会が開かれるたびに、その研ぎ澄まされた感性と集中力、高い志、そして明快なプログラミ…

外山啓介(ピアノ)

充実した時期迎え、さらなる高みを目指す 「勝負の時期を迎えていると感じます。精神的には今、ピアニストという自分の仕事に大きな充実感を覚えていますし、前向きに落ち着いて臨んでいます。しかしここからはさらに“本物”を目指していきたいですね。“本物”とは理想です。理想は高くありたい」  今年30歳という節目を迎えた外山啓介。…

新居由佳梨(ピアノ)

色彩感豊かなピアニズムで魅了  昨年、得意曲のラヴェルで固めたソロ新譜を発表した新居由佳梨。繊細で透明度の高い解釈が大好評を博したことは記憶に新しい。そんな彼女の“生のラヴェル”を聴ける機会として昨年からスタートしたのが、自主企画リサイタル『ラヴェル・ピアノシリーズ』。その第2回が「性格的小品、詩的な調べへのオマージュ…

ニュウニュウ(ピアノ)

神童ピアニストの変貌を聴く  10代後半の若者の身体的、精神的な発展は著しい。12歳の初来日で披露した、目を見張るほどのテクニックとあどけない表情が記憶に残る方も多いだろうが、17歳になったニュウニュウは、明晰な頭脳と強い意志を持ったピアニストへと大きな変貌を遂げた。 「今はアメリカで学んでいて、9月には大学に進学しま…

工藤セシリア(ピアノ)

ドビュッシーの音楽に魅せられて…  フランスで生まれ育ったパリ在住の日本人ピアニスト・工藤セシリアが7月にCDデビューし、リサイタルを開く。父親はフルート奏者の工藤重典。母親もフルート奏者。 「一家にフルート奏者は3人も要らないのだそうです。吹いてみたことはありますが、酸素不足でフラフラになって。倒れるならまず楽器を置…

三宅麻美&アンドレイ・コロベイニコフ ピアノ・デュオ

4手連弾で聴くショスタコ・サウンド  東京芸大からベルリン芸大に学び、オーケストラとの共演や国際コンクールでの入賞など欧州での実績を重ねたピアノの三宅麻美。ベルリン芸大大学院を修了して帰国後も、精力的な活動を展開する彼女は、2006年の生誕100年を機に『ショスタコーヴィチ・シリーズ』をスタートさせた。これまでに5回を…

菅野潤(ピアノ)

モーツァルトとフランスもので聴く円熟の境地  パリを拠点としてヨーロッパと日本で活動を続けるピアニスト菅野潤が、今年で演奏活動30周年を迎えた。その記念リサイタルが7月に浜離宮朝日ホールで開かれる。このホールは「いくつも思い出深いコンサートを開き、音楽的なインスピレーションを与えてくれた場所」と菅野は語る。  30年前…

ファン・カルロス・ロドリゲス(ピアノ)

スペイン・ピアノの神髄に触れる 「スペインのピアニストとして、母国の音楽には常に深く関わってきました。とりわけ、マヌエル・デ・ファリャの作品からは、私自身が彼と同郷のカディス出身と言うこともあり、大きな影響を受けています」と、ファン・カルロス・ロドリゲスは語る。指揮者のハンス・グラーフら巨匠の薫陶を受け、数々の国際コン…

萩原麻未(ピアノ)

煌めくようなピアニズム  権威あるジュネーヴ国際コンクールのピアノ部門で8年ぶり、そして日本人初の優勝者に輝き、萩原麻未に熱い注目が寄せられてから早4年が経つ。これまでの期間、彼女はパリに拠点を置き、オーケストラとの共演や室内楽でその鮮やかな演奏を披露してきた。しかし独奏を存分に堪能させてくれる機会は、少なくとも東京で…