日本屈指のリゾート地に豪華アーティストが集結!
軽井沢大賀ホール 2025春の音楽祭

左:小山実稚恵 ©Hideki Otsuka/小林研一郎 ©山本倫子/大谷康子 ©Yukisuke Fushimi/佐藤晴真 ©Seiichi Saito

 軽井沢に遅い春が訪れる4月末からゴールデンウィークにかけて、開館20周年を迎える軽井沢大賀ホールで「2025春の音楽祭」(全6公演)が開催される。4月27日に宮川彬良指揮シエナ・ウインド・オーケストラによる『宇宙戦艦ヤマト』コンサートで華々しく開幕し、29日は今年デビュー40周年を迎える小山実稚恵による「ベートーヴェン後期三大ソナタ演奏会」。小山は2021年にリリースした同プログラムのアルバムを軽井沢大賀ホールで録音しているだけに、特別な演奏会となるに違いない。

 5月3日には小林研一郎指揮、東京フィルハーモニー交響楽団が登場。今年デビュー50周年の大谷康子をソリストにチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲と、ベートーヴェンの交響曲第7番というパワフルな名曲プログラムだ。5月4日は毎年恒例の「軽井沢チェンバーオーケストラ」。小川響子(ヴァイオリン)、田原綾子(ヴィオラ)、上村文乃(チェロ)をはじめ国際的に活躍する若手が集結する室内オーケストラだが、今年は佐藤晴真をソリストに迎えてさらに豪華に。C.P.E.バッハのチェロ協奏曲第3番やポッパーの演奏会用ポロネーズといったチェロの名曲のほか、ヴィヴァルディの「四季」、メンデルスゾーンの弦楽のための交響曲第13番(交響的断章)、バッハのブランデンブルク協奏曲第3番というプログラムで、みずみずしく躍動感あふれるアンサンブルの愉しみを届ける。音楽とともに軽井沢滞在を楽しんでみてはいかが?
文:原 典子
(ぶらあぼ2025年4月号より)

軽井沢大賀ホール開館20周年記念 2025春の音楽祭
2025.4/27(日)~5/6(火・休) 軽井沢大賀ホール
問:軽井沢大賀ホールチケットサービス0267-31-5555 
https://www.ohgahall.or.jp
※各公演の詳細は上記ウェブサイトでご確認ください。