フルートと歌でフランス宮廷文化の魅力に触れる

C)岡本卓也
ステージは2部構成。その第1部は、「夢の舞台、ベルサイユ」と題して。池田と、ずっと『ベルサイユのばら』を愛読してきたという山形が、華麗なるブルボン王朝の成り立ちから、そこで花開いた宮廷音楽、そして『ベルばら』の裏話まで、多彩に語り尽くす。
第2部では、山形のフルートに、チェンバロの長久真実子とチェロの高群輝夫を交えて。フランソワ・クープラン「王宮のコンセール第4番」やリュリ「パッサカイユ」、マラン・マレ「ラ・フォリア」ほか、絢爛豪華な「鏡の間」でも奏でられたであろうベルサイユ楽派の佳品を軸に披露。ソプラノ歌手として共演する、池田との“夢の顔合わせ”も要注目だ。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2019年11月号より)
2019.11/29(金)19:00 サントリーホール ブルーローズ(小)
問:コンサートイマジン03-3235-3777
http://www.concert.co.jp/