ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2019(LFJ)の記者会見が2月15日、東京国際フォーラムで行われた。今回のテーマは「Carnets de voyage ─ボヤージュ 旅から生まれた音楽(ものがたり)」。
以下はLFJアーティスティック・ディレクター、ルネ・マルタンのコメント。
「今回のLFJで紹介する作曲家は、モーツァルト、ハイドン、リスト、メンデルスゾーン、ベルリオーズ、サン=サーンス、タンスマン、ラヴェル、グリンカ、チャイコフスキー、ドヴォルザークらです。いずれも旅先で得たインスピレーションを創作に活かした人物ばかりです。特にサン=サーンスは、クラシックの作曲家としては最も多く旅に出ていたと思います。彼は1857年から1921年まで、179回の旅で27ヵ国を巡り、晩年には北米と南米も訪れているのです。
今年も注目の若手奏者をご紹介します。例えば、アナスタシア・コベキナ(チェロ)、ディアナ・ティシチェンコ(ヴァイオリン)、マリー=アンジュ・グッチ(ピアノ)、エルメス弦楽四重奏団、オーケストラでは平均年齢20歳程度のウラル・フィルハーモニー・ユース管弦楽団です」
また、今年のLFJのアンバサダーには俳優の別所哲也が就任。会見には今年フランス・ナントで開催されたLFJを実際に体験してきた別所が登場し、当地の熱狂の様子を写真と共に紹介した。別所は東京のLFJの公演にもナレーターとして出演する。
LFJの開催は5月3日(金・祝)、4日(土・祝)、5日(日・祝)の3日間、会場は東京国際フォーラム、大手町・丸の内・有楽町、京橋、銀座、日本橋、日比谷の各エリア。
ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2019
https://lfj.jp/