第447回 日経ミューズサロン ヴァハン・マルディロシアン(ピアノ)

数々の巨匠たちを魅了してきたピアニズム

©Jean Marie Juan
©Jean Marie Juan
 ヴァハン・マルディロシアンは、その卓越した音楽センスと技巧で、聴衆のみならず、ロストロポーヴィチら共演した巨匠たちをも魅了してきた名ピアニスト。昨年はNHK交響楽団を振るなど、指揮者としての注目度も急上昇中だ。そんな多才な名匠がピアニストとして、日経ミューズサロンへ登場。数々の名旋律を、繊細なタッチで織り上げる。
 アルメニア出身、パリ音楽院でジャック・ルヴィエに師事し、早くからピアノと指揮の両方で頭角を現し、ピアノではソロはもちろん、室内楽でも名演を重ねている。特に「最高のパートナー」と公言し、絶大な信頼を寄せているのが、ヴァイオリン界の重鎮イヴリー・ギトリス。今回のステージには何と、その93歳の巨匠が“友情出演”し、クライスラー「愛の悲しみ」などで共演。もちろん、4つの即興曲(op.90)やソナタ第14番とシューベルト、さらに、3つのノクターン(op.9)やポロネーズ第3番「軍隊」とショパンの作品を通じ、ソロ・ピアニストとしての魅力も存分に発揮する。
文:笹田和人
(ぶらあぼ + Danza inside 2016年3月号から)

4/27(水)18:30 日経ホール
問:日経ミューズサロン事務局03-3943-7066
http://www.nikkei-hall.com