ライブ・ストリーミング配信サイトもオープン
桜咲く上野を舞台とする国内最大級のクラシック音楽の祭典「東京・春・音楽祭」。今年は3月13日から4月19日まで、約40日間にわたり開催される。開幕まで1ヵ月を切った中、未就学児から高校生までを対象とした人気企画「東京春祭 for Kids」の詳細が明らかになった。
「for Kids」の中核となるプロジェクトが、バイロイト音楽祭との提携公演「子どものためのワーグナー」。今年は、作曲家にとって最初のターニングポイントとなった傑作、《さまよえるオランダ人》を上演する。バイロイト音楽祭総監督カタリーナ・ワーグナーの監修・再演 演出のもと、作品のエッセンスを約70分に凝縮。台詞は日本語、歌唱はドイツ語というスタイルをとり、子どもたちがストーリーをダイレクトに楽しめるよう工夫が凝らされている。石坂宏がタクトをとる東京春祭オーケストラの演奏とともに、青山貴(オランダ人)、田崎尚美(ゼンタ)ら実力派キャストが、客席からわずか数メートルの位置にある舞台で歌声を披露する。

0歳から楽しめる無料公演「子どものための絵本と音楽の会」も、毎年高い人気を誇る企画だ。今回は絵本界の巨匠レオ=レオニの『おんがくねずみジェラルディン』(訳:谷川俊太郎)をピックアップ。堀井美香の朗読と、北川森央(フルート)、高野麗音(ハープ)が紡ぐきらびやかな音色が、国立国会図書館 国際子ども図書館の情緒あふれる空間で物語を鮮やかに描き出す。

また、中高生を対象とした「公開リハーサル」では、音楽祭の目玉となる2つのオペラ公演《さまよえるオランダ人》と《マノン・レスコー》の最終リハーサルの一部を見学できる。わかりやすいプレトークとあわせて、国内外から集った一流の指揮者や歌手、オーケストラが音楽を練り上げていく生の現場を体感できる、貴重な機会となりそうだ。


また、2月18日に配信サイト「東京・春・音楽祭 LIVE Streaming 2026」がオープンした。映像を自由に拡大縮小できる機能や、一部のオペラ・歌曲公演での字幕表示など、デジタルならではの機能が充実している同音楽祭のライブ・ストリーミング配信。今年は66公演(2/19時点)の有料配信を予定している。お手頃な「ネット席」料金で、会場さながらのサウンドを自宅で楽しむことができる。
今年の都内の桜は、開幕直後の3月20日頃に開花すると予想されている。上野の春の訪れを五感で感じながら、「東京・春・音楽祭」を満喫したい。
東京・春・音楽祭2026
「東京春祭 for Kids」
♪子どものためのワーグナー《さまよえるオランダ人》(バイロイト音楽祭提携公演)
2026.3/21(土)14:00、3/22(日)14:00、3/26(木)19:00、3/28(土)14:00、3/29(日)14:00[各回約70分]
三井住友銀行 東館 ライジング・スクエア1階 アース・ガーデン
●主な対象
小学生以上
●料金(税込)
全席自由(ファミリーチケット) 子ども ¥3,000 保護者 ¥4,000
※大人のみでご来場希望の方には、残席がある場合に限り3/11(水)10:00より東京・春・音楽祭チケットサービスにて受付(1名7,000円)。
♪子どものための絵本と音楽の会『おんがくねずみジェラルディン』
2026.3/22(日)13:30 15:00[各回約30分]
国立国会図書館 国際子ども図書館 レンガ棟 ホール(3階)
●主な対象
0歳〜中学生
※原則として子ども1名につき保護者1名付添い可
●料金
無料(事前応募制、応募期間:~2/28(土))
♪子どものための公開リハーサル
《さまよえるオランダ人》
2026.4/3(金)14:30 東京文化会館
《マノン・レスコー》
2026.4/14(火)16:30 東京文化会館
●主な対象
中学生~高校生
※子ども1名につき保護者1名まで付添い可
※小学生以上の入場も可能(推奨は中学生以上)
●料金
無料(事前応募制、応募期間:~3/6(金))


