ショパン国際ピリオド楽器コンクール 第1ステージ結果発表

鎌田紗綾が第2ステージ進出

 ワルシャワで行われている第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクールは、3日間にわたる第1ステージが終了、現地時間10月8日夜に第2ステージ進出者15名が発表された。今大会最多となる10名が参加していた日本勢では、鎌田紗綾が唯一第2ステージへの進出を決めた。地元ポーランドからは、最も多い3名が進出している。

Saya Kamada ©︎ Narodowy Instytut Fryderyka Chopina

◎第2ステージ進出者
Alice Baccalini, Italy
Joanna Goranko, Poland
Eric Guo, Kanada Canada
Saya Kamada, Japan
Hyunji Kim, South Korea
Mariia Kurtynina, Russia
Nicolas Margarit, Australia/Spain
Martin Nöbauer, Austria
Piotr Pawlak, Poland
Kamila Sacharzewska, Poland
Jannik Truong, Germany
Ludovica Vincenti, Italy
Derek Wang, USA
Angie Zhang, USA
Yonghuan Zhong, China

第2ステージは、現地時間10月10日、11日の2日間にわたり行われる。第1ステージではバッハやモーツァルトの作品やポーランドの作曲家たちによるポロネーズも課題曲に含まれていたが、第2ステージからは、ショパンの作品のみとなる。

フリデリク・ショパン:
★以下の作品からマズルカをフルセットで演奏すること。
作品17, 24, 30, 33, 41, 50, 56, 59
マズルカは、作品番号順に演奏しなければならない。作品33と41の場合、以下の順序が適用される。
作品33:第1番 嬰ト短調、第2番 ハ長調、第3番 ニ長調、第4番 ロ短調
作品41:第1番 ホ短調、第2番 ロ長調、第3番 変イ長調、第4番 嬰ハ短調
★以下のワルツから1曲を演奏すること。
ワルツ 変ホ長調 作品18、ワルツ 変イ長調 作品34、ワルツ 変イ長調 作品42のいずれか1曲
★ソナタ第1番 ハ短調 作品4、またはソナタ第2番 変ロ短調 作品35、またはソナタ第3番 ロ短調 作品58
  ソナタ第3番 ロ短調の第1楽章提示部の繰り返しは省略すること。
  ソナタ第2番 変ロ短調第1楽章の繰り返しは任意。
曲順は自由(マズルカを除く)。

International Chopin Competition on Period Instruments
https://iccpi.pl/en/