インタビュー

クン=ウー・パイク(ピアノ)

音符同士が愛し合う唯一無二の抒情小品集  クン=ウー・パイクは、1946年韓国生まれ。82年以降パリを拠点に活躍する、アジア出身国際派ピアニストの先駆けであり、デッカやグラモフォン等でのCD録音も数多い、現役屈指の大家だ。昨年4月トッパンホールにおけるベートーヴェン&ブラームス・プログラムで圧倒的名演を残したパイクが、…

パノハ弦楽四重奏団

“音の職人”たちの紡ぐアンサンブル  「音楽への愛、仲間への敬意です」驚くほどシンプルかつ奥の深い答えだ。今年結成45年を迎えるパノハ弦楽四重奏団に、グループを長く続けるための秘訣を尋ねた時のこと。  世にプロの弦楽四重奏団は数々あれど、全員が(例えばソロやオーケストラ活動の傍らでアンサンブルを組むのではなく)四重奏団…

イリヤ・ラシュコフスキー(ピアノ)

ポジティブなエネルギーをうけとってほしい  昨年秋の浜松国際ピアノコンクールで優勝に輝いた、イリヤ・ラシュコフスキー。今年は夏と秋に優勝者ツアーで日本全国をまわる。  本選で演奏したプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番は圧巻だった。指揮の井上道義はラシュコフスキーとの掛け合いが楽しくて仕方ないといった様子で、客席も熱狂。…

SINSKE(マリンバ)

リスナーをマリンバでさまざまな世界にお連れしたい  デビューから10年、マリンバの表現の可能性を切り開いてきたSINSKEが、《花鳥風月》と題した記念コンサートを行う。あたたかさと、クールで先鋭的な表情を持ち合わせたマリンバの音色を活かし、多彩なコラボレーションを行ってきたSINSKE。今回満を持して臨むのは、日本舞踊…

市原 愛(ソプラノ)

オスカル役が実現できて幸せです  年末に来日するトリノ王立歌劇場の《仮面舞踏会》でズボン役オスカルに抜擢された市原愛。軽やかな美しいソプラノの市原にはぴったりの役だ。実はこれがヴェルディ初挑戦。 「プレッシャーも感じていますが、初めて挑戦するヴェルディを、自分の声に合った役で歌わせていただけるのはすごくラッキーだと思っ…

市川右近●演出

作品が持つ普遍性を重視して演出したいと思います 「僕自身、この作品のどこにいちばん魅力を感じるかといえば、つうのアリアに代表される名曲性と、宇宙的なスケール感です。聴いていると、いわゆる民話劇にはあり得ない壮大さを感じますし、そうすることで團伊玖磨先生は、木下順二先生が書かれた戯曲の本質に、さらに普遍性を与えているよう…

辻井伸行●ピアノ

“指揮者のいない世界最高峰のオーケストラ”との共演に期待!  辻井伸行が世界に羽ばたく足掛かりとなった、2009年のヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール優勝。去る2月、辻井は思い出の開催地テキサスを訪れ、他界する数週間前のクライバーンと会うことができた。 「闘病中ではありましたが、お会いした時はお元気そうでした。…

トリノ王立歌劇場2013 インタビュー特集

2013年4月13日、トリノ王立歌劇場での歌劇「ドン・カルロ」公演前に音楽監督・指揮のジャナンドレア・ノセダ、ラモン・ヴァルガス、ダニエラ・バルチェローナ、そして、劇場アーカイヴ担当ピエロ・ロッバにインタビューした。 ■ジャナンドレア・ノセダ (音楽監督・指揮) ーー今年はヴェルディ・ワーグナー生誕200年ということで…

特集 トリノ王立歌劇場、いよいよ来日迫る!

躍進著しいイタリア・オペラ界の至宝「トリノ王立歌劇場」が来日する。プッチーニの《トスカ》にヴェルディの《仮面舞踏会》&「レクイエム」という魅力的なプログラムを並べた3年ぶり2度目の来日公演は、2013年のヴェルディ・イヤーを締めくくる豪華なクライマックスとなるに違いない。 イタリア北部の街「トリノ」と聞いて何を思い浮か…

雲井雅人サックス四重奏団

“夢の時間”を描く 1996年の結成以来、美しいハーモニーが多くの支持を得ている雲井雅人サックス四重奏団。サックス界のベテラン・雲井雅人と、3人の弟子たちで構成されているグループだ。10月に発売される新譜は、過去にも初演を数多く手がけるなど、長年にわたり親交の深いアメリカの人気作曲家デイヴィッド・マスランカに新作を委嘱…