Tag Archive for 飯森範親

飯森範親(指揮) 東京交響楽団

ラヴェルとファジル・サイの新作に読む異文化への憧憬  音楽監督ジョナサン・ノット率いる東京交響楽団の絶好調ぶりはすでに広く知られた通り。ノット、秋山和慶と並んで、今の東響に欠かせぬ存在が正指揮者を務める飯森範親である。ノット以上に攻めた選曲で刺激的、かつ新たな世界に出会う歓びを感じさせてくれているのだ。  今回のプログ…

【CD】ラヴェル:ボレロ 他〜フランス管弦楽の色彩/飯森範親&日本センチュリー響

 飯森範親&日本センチュリー響の5年のコンビネーションの成果を明示したアルバム。全体に飯森のテンポ感の良さが際立ち、統一されたフレージングやアーティキュレーションが室内楽的ともいえる精妙な仕上がりをもたらしている。「ボレロ」は精度の高い妙技が展開され、「アルルの女」は〈メヌエット〉の美しさが特筆もの。「フランスの山人の…

【SACD】モーツァルト:交響曲全集 プラス/飯森範親&山響

 2017年に好評を博した全集に続いて14枚目となる、飯森範親&山響のモーツァルト交響曲のCD。「ポストホルン」セレナードの第1、5、7曲による一作、クラリネットを加えた第40番の改訂版、偽作説が有力な「オーデンセ」交響曲という内容は、まさしく“番外編”に相応しい。演奏自体も生き生きとして密度が濃く、中でも溌剌たる「ポ…

飯森範親(指揮)

オケと吹奏楽に区別はありません  数多のオーケストラで活躍中の飯森範親が、2020年1月から東京佼成ウインドオーケストラの首席客演指揮者に就任する。実は彼、吹奏楽との関わりも浅くない。 「中学校の吹奏楽部で3年間クラリネットを吹き、コンクールにも出ましたし、高校では部員でないのに定期演奏会を指揮しました。プロとしては1…

角田祐子(ソプラノ)

ビューヒナーとリームが作り出す深淵な世界を歌う  「現代オペラを歌うとき、歌い手は曲を頭で構築するのではなく、現代音楽だからこそ自らが自由になり、テキストを感情とともに表現して初めて聴衆の皆さんの心に語りかけることができると思います」と語るドイツ在住のソプラノ、角田祐子が、1月の東京交響楽団の定期演奏会に再登場する。長…

田部京子(ピアノ)

ベートーヴェン・イヤーに贈る「皇帝」と6番目の?ピアノ協奏曲  「生誕250年という記念の年に、ようやくこの曲が弾けるのかと思うと本当にうれしいです!」と語るのは、ピアニストの田部京子。「この曲」とはピアノ協奏曲ニ長調 op.61aのことであり、ベートーヴェンがムツィオ・クレメンティの依頼を受け、ヴァイオリン協奏曲をピ…

2019年12月発売のおすすめチケット情報

■12/1(日)発売 第58回大阪国際フェスティバル2020 ◎4オケの4大シンフォニー2020 ベートーヴェン生誕250年 2020.4/18(土)14:00 フェスティバルホール 尾高忠明(指揮)大阪フィルハーモニー交響楽団  ベートーヴェン:交響曲 第3番「英雄」 オーギュスタン・デュメイ(指揮)関西フィルハーモ…

やまぎん県民ホール(山形県総合文化芸術館) オープニング・ラインナップ 見どころ聴きどころ

多様なカルチャーとの出会い〜オープンハウスで全貌に触れる  客席数2001の大ホールを中心に、山形の新しい文化発信地となるべく12月1日にいよいよプレ・オープンを果たす、やまぎん県民ホール(山形県総合文化芸術館)。すでに2021年初頭まで、オーケストラ・コンサートを中心としたバラエティ豊かなクラシック音楽の公演はもちろ…

【CD】カプースチン:ピアノ協奏曲 第5番、六重奏曲 他/川上昌裕

 日本を代表するカプースチンのスペシャリスト、川上昌裕によるピアノ作品全曲録音の第3弾である。今回はピアノ協奏曲と室内楽(全曲世界初録音)というプログラムであり、非常に歴史的価値の高い内容だ。もちろん、重要なのは曲目だけではない。川上はカプースチンの音楽に求められる躍動感あふれるリズム、次々に変化する楽想に対応し、多様…

めぐろパーシモンホール フレッシュ名曲コンサート

若手の才能が煌めく2つの協奏曲と大編成の管弦楽を堪能  期待の若手をソリストに迎える、めぐろパーシモンホールの「フレッシュ名曲コンサート」。11月の公演は、近年の日本音楽コンクール(以下「日本音コン」)を制したヴァイオリンとピアノの俊才が並び、ひときわ注目を集めている。  ヴァイオリンは、2017年東京音楽コンクール、…