Tag Archive for 飯森範親

【SACD】ハイドン:交響曲集Vol.7/飯森範親&日本センチュリー響

 飯森範親と日本センチュリー響のハイドン全集第7弾。モダン楽器を使いながら、歴史的情報を取り入れ、チェンバロも通奏低音で使う。斬新で現代的なハイドン。アンサンブルは上質で、透明な響きが美しい。交響曲第37番は最初期の作品だが、転調や対比の構築に後年の作品を予感させる。第78番は中期のハ短調作品で、管楽器の扱いが巧みで、…

東京交響楽団 第4回 八王子定期演奏会

豊かなオーケストラ・サウンドを存分に楽しめるステージ  東京交響楽団が2016年から毎年1回、オリンパスホール八王子を舞台に開催している、「八王子定期演奏会」が4年目に。今回の指揮には、アグレッシヴでありながら、理知性も兼ね備えた音楽創りが人気の飯森範親が登場。特に管楽器の多彩な音色が魅力的な、3つの名曲を披露する。 …

【SACD】ハイドン:交響曲集 Vol.6/飯森範親&日本センチュリー響

 モダン楽器を使いながら、歴史的情報に基づき(HIP)、ノンヴィブラート主体の響きで精緻に造形されて、とても好感が持てる。基本的に反復記号は全て敷衍し、反復の度に少しずつ装飾などを加える。飯森は練習前にそれらを全て楽譜に細かく書き込んで団員に渡しておくという。第39番は疾風怒濤期の短調シンフォニーで、冒頭から爽やかな疾…

【CD】ラヴェル:ピアノ協奏曲/酒井有彩

 幼少期より数々のコンクールで華やかな成績を残し、パリおよびベルリンで長年研鑽を積んだ実力派のピアニスト、酒井有彩のファーストCD。推進力に溢れるラヴェルのピアノ協奏曲(飯森範親指揮、日本センチュリー交響楽団)をアルバム冒頭に据え、独奏曲としてショパン、ラヴェル、クライスラー(ラフマニノフ編)、サン=サーンス(ゴドフス…

飯森範親(ナビゲーター)& 金子三勇士(ピアノ)

ウィーンを彩った名曲と楽しいトークで贈る好企画  2019年は日本オーストリア国交樹立150周年。人気指揮者・飯森範親が、ナビゲーターとして独自の切り口でクラシック音楽の世界を案内する「飯森範親と辿る芸術」の第2弾は、題して「19世紀のウィーンを支えた音楽家たち」。ピアニスト金子三勇士とともに、この時代のウィーンを彩っ…

【SACD】ハイドン:交響曲集 Vol.5/飯森範親&日本センチュリー響

 飯森&センチュリー響のハイドン・シリーズ第5弾。第50番は、引き締まった力感が横溢する中に、こまやかなニュアンスや優美さが漂う。第70番も同様で、各声部のバランスがよく、「ジュピター」交響曲の先取りをなす第4楽章の精緻なフーガは特に聴きものだ。第2番、第9番も丁寧な造作で、レアな曲の特質が明示される。第88番は、オー…

大阪4オケの2019年度シーズン 共同記者発表会

 11月13日、在阪4オーケストラが、次年度シーズンプログラムの発表を、大阪で初の“共同記者会見”という形により行った。大阪交響楽団からは来期より正指揮者を務める太田弦、大阪フィルハーモニー交響楽団音楽監督 尾高忠明、関西フィルハーモニー管弦楽団音楽監督 オーギュスタン・デュメイ、日本センチュリー交響楽団首席指揮者 飯…

【CD】華麗なる舞曲 /飯森範親&東京佼成ウインドオーケストラ

 2012年の『火の鳥』以来となる飯森&佼成ウインドの2作目のCD。前作で濃密な名演を聴かせた飯森は、今回も同楽団との相性の良さを示す快演を展開している。まずは「華麗なる舞曲」が圧巻。冒頭から驚異的スピードと圧倒的妙技に度肝を抜かれ、めくるめく展開に耳を奪われる。クレストンのサクソフォン協奏曲では、田中靖人の明瞭かつ豊…

阪 哲朗が山響常任指揮者に就任

 山形交響楽団は、2019年4月より阪哲朗が常任指揮者に就任すると発表した。  阪は、京都市出身。京都市立芸術大学、ウィーン国立音楽大学に学び、1995年ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。ヨーロッパに拠点を置き、ベルリン・コーミッシェ・オーパー専属指揮者、アイゼナハ歌劇場音楽総監督、レーゲンスブルク歌劇場音楽総監督…

CD『西村朗 四神/インデアミューレ+いずみシンフォニエッタ大阪』

 「四神」は音域の違う4種のオーボエ属楽器を楽章ごとに吹き分けるという、奇想天外のアイディアが聴かれる。四季と結びついた禍々しい神獣を、ヴェテランのオーボエ奏者トーマス・インデアミューレがグリッサンドや微分音程も駆使して描き分ける。「沈黙の秋」では、どこか物悲しい表情を湛えたオーボエがピアノ(岡田博美)と対峙しながら、…